ソードアートオンライン《仮面の行商人》   作:Gissele

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こんばんは、Gisseleです。
たまに自分で読み返したりするのですが、誤字ヤバすぎですね。本当にすみません。自分でも出来るだけ修正しますが、ご指摘頂けるとありがたいです。
そんなわけで6話です。どうぞ。


6 ピナは俺の嫁だ。異論は認める

「…………あんた、今日おかしくない?」

 

「んあ?」

 

 

リズベットが作業をしながら、汚物を見るかのような言ってきた。……………俺何かしたっけ?

ちなみに何をしてるのかというと、リズベット武具店で武器のメンテナンスをしていたのだ。普段の格好がアレなので、他の武具店では依頼の拒否が結構多い。つまり武器のメンテナンスをするにはここくらいしか無いのだ。なのにその店主はいきなりなんてこと言うんだ。そんなんだから男がよらないんだよばーか。

 

 

「いきなり『あんた今日おかしくない?』って酷くねえか?接客態度悪すぎだろ」

 

「別に、あんた以外にこんな接客しないわよ」

 

 

これが違う意味ならよかったのになぁ…………とは思わない。この性悪女にそんなの求めてません間に合ってます。

 

 

「てか、どこがおかしいんだよ」

 

「スキップしたり、何か口ずさんでたり、妙にそわそわしたりするし、なんか余計キモいわよ」

 

 

あれ、俺そんなことしてたっけ?リズベットが嘘をつく意味が無いのは分かってるので、まあそういうことなのだろう。

 

 

「何があったかは知らないけど、外でそんなことしないでよ?変人の通う店みたいに思われるじゃない」

 

「それはもう手遅れだし問題ないな。てかお前は俺の母親か」

 

「んなわけないでしょ。ほら、武器のメンテナンスも終わってるから早く行きなさいよ」

 

「はいはい分かってるよ。いつもありがとなーリズ」

 

「そこはお互い様でしょ?今度何か安く売りなさいよね」

 

まあ何だかんだでお互いいい商売相手であり何かと話をする知人だし、結構感謝してるんだよな。俺に対する対応の悪さを除けばだけど。

メンテも終わったし、そろそろ時間だ。いつもより少し早い足取りで、俺は目的地へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

48層のフィールドに転移した俺は、待ち合わせの場所へ向かう。すると人影が見えた。どうやら遅刻のようだ。

 

 

「おまたせー、待った?」

 

「いえ、そんなに待ってないから大丈夫ですよ?」

 

「そりゃよかった。それじゃ、早速始めようか」

 

「はいっ、よろしくお願いします!」

 

「きゅるっ!!」

 

 

 

俺が待ち合わせしていたのはシリカとピナだったのだ。目的はシリカのレベリングだ。キリトがあげた装備もあるが、一応安全を考慮して48層のフィールドをレベリングの場所にしたのだ。

どうしてこんなことをしてるかというと、思い出の丘でフレンド登録した時にシリカに言われた言葉がきっかけだ。

 

 

「私を前線に連れて行ってください!!」

 

 

キリトが攻略組と知った時、シリカがこう頼んだのだ。でもキリトは攻略組だし、1人のプレイヤーのために割ける時間は限られている。なので代わりに俺がたまに手伝いをすることになった。

 

 

「それじゃ、張り切っていきますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

シリカのレベリングを終え、48層に戻ってきた俺達は、適当な喫茶店に入る。シリカもピナも頑張ったので、ささやかなご褒美というわけだ。というからには奢らないとね!

 

 

「というわけでピナを嫁にください」

 

「えぇ!?」

 

 

俺が唐突にこんなこと言ったせいか、食べていたチーズケーキをのどに詰まらせたシリカ。飲み物を一気に飲むと、何とか落ち着いたようだ。

 

 

「では改めてピナを嫁にください」

 

「どうしてそうなるんですか!?」

 

「大事にするから!絶対幸せにするから!!」

 

「ダメです!お嫁には出しません!!」

 

 

流石に無理か。いやでもマジでピナかわいいよピナ。モフモフしてモフモフしてモフモフしたい。そんなことしたら噛まれるって?大丈夫、ご褒美ですから。

 

 

「えー、じゃあシリカはお嫁に来てくれるか?」

 

「はいぃ!?」

 

 

唐突な質問にシリカが吹き出す。キリトもなかなかだけど、シリカも結構からかいやすいんだよね。チョロいぜ。

 

 

「驚きすぎだよシリカ、冗談に決まってるだろ」

 

「酷いです!そうやって女心を弄んで…………」

 

 

ヤバい、流石にやりすぎた。シリカが軽蔑するように俺を見る。絶交されてもおかしくないよなこれ。そう考えながらブルブル震えながらシリカを見ると、必死に笑いを堪えていた。

 

 

「ホロウさん、面白すぎ…………ふふっ」

 

「わー、シリカに心を弄ばれたー」

 

「ホロウさんがいけないんですよ?あたしまだ怒ってますから」

 

「マジですみませんでした」 

 

 

俺とシリカを横目に、ピナとシーナがじゃれあっている。シーナがピナを嫁にもらう日も遠くないかもしれない、なんてことを考えたりしていた。

 

 

 

 

 

 

 

そうしている内に時間は過ぎていき、日も暮れてきた。あまり遅くなっては駄目だろうし、今日はこの辺で。

 

 

「今日は色々とありがとうございました!」

 

「じゃーなシリカ、また時間出来たら手伝うよ」

 

「はい、よろしくお願いしますね!」

 

「きゅる!」

 

 

いやー楽しかったなー。ここまで喋ったのって久しぶりな気がする。シリカもよくしてくれてるし、久しぶりに充実した時間だった。リズに見られたらロリコンって言われそうだけど。……………そういやここって

 

「あんたにああいう趣味があったなんて、意外ね~」

 

 

そういやここ48層だった。後ろを見ると、予想通りの人が。悪い予感の的中率の高さに驚く。

今度は浮かれすぎないように気をつけよう。ニヤついている奴の顔を見ながら、強く決意するホロウであった。

 




読んでいただきありがとうごさいました。
最近はシリアス気味だったので、なんだか実家に帰ったような気持ちです。
次回はどっちか分かりませんが、どうぞよろしくお願いします。
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