アナキンはパルパティーン議長に戦闘が始まった事を告げると、戦争のことはあまり言わず、アナキン自身に対する評議会への不満を言っていた。
議長は、フォースをより知ればパドメを助けることが出来ると話し、暗黒面について話し出した。
これには、アナキンも驚いた。パルパティーン議長はフォースに精通していることに疑問を持っていたが、ダークサイドのフォースを知っていると話し出すのだから。
シスの暗黒卿、ダースシディアスであると分かると、彼は直ぐ様、マスターに報告した。
流石のメイス・ウインドウもまさか探っていた相手がシスの暗黒卿であるという事に、アナキンに二度も聞いていた。
アナキンは、逮捕に自分も同行させてほしいと願ったが、心の迷いがあることを言われ、待機するように言い渡された。
この話をドアの前で聞いていたセクストゥムは自分のシニアクローンコマンダー、ブレイブに言い、30人ばかり兵を集めていた。
またブレイブはショックトルーパーを率いるコルサントガードのクローンコマンダーフォックスに一応連絡し、部隊をパルパティーン議長のオフィスを包囲するように通達した。
それと同時に強襲偵察コマンドー4名にウータパウから逃亡した分離主義勢力の幹部達がどこに着いたかの報告を受けていた。
幹部達はムスタファ―に着いていたという報告を受けると、評議会の承認無しにセクストゥムは部隊を動かす準備を着々と進めていた。
会議室で待機を命じられたアナキンは一人、パドメがいる方角に向いて涙を流していた。
パルパティーンが言う通りならパドメを助けることが出来るかもしれないという考えが強く占めていた。
もの静かな会議室でアナキンが何かを決意して立ち上がると、その会議室にセクストゥムが入って来た。
「アナキン、パルパティーン議長のところにマスター達が入ったよ。」
「僕も行く」
「どうしたんだ?いつものアナキンじゃない。」
「パドメの命に関わる!!」
「それで、パドメが大事だからと言って僕も殺すのかい?」
「何を言って?」
「アナキン、議長のところに行こう。そこで話すよ」
「・・・・・・分かった。」
会議室を出て、待たせていたLAATガンシップに乗り込んで、パルパティーン議長のオフィスに向かった。
アナキンとセクストゥムが乗るラーティ(LAAT)以外に2機、トルーパーと共に随伴していた。
「ブレイブ、抜かりはない?」
「問題ありませんよ、将軍」
オフィスに着き、パルパティーン議長のいる部屋に着くと、既に3人のジェダイマスターが絶命しており、マスターウインドウがパルパティーンを、いやダースシディアスを追い詰めていた。アナキンが先に走り出したのでセクストゥムが後を追うような形になり、コマンダーブレイブ等30人のトルーパー達も後に続いた。
「やはりか。」
「アナキン、言っただろう。ジェダイが銀河を支配する」
「シスの復活など有り得ぬ、お前の負けだ。」
「ジェダイが銀河を支配することは非ず。マスター、少しよろしいですか」
「なんだ?」
「シスの暗黒卿、オーダー66を知っているな」
「何故それを!?」
「なんだ?オーダー66とは」
「カミーノでクローントルーパーについて調べている時にたまたまさ。
オーダー66は、ほぼすべてのクローントルーパーの脳内に植え付けられた暗号のようなものさ。
そして、この命令はジェダイ抹殺を行うための命令だ。」
「にわかに信じ難いな。」
「アナキン、ファイブスというクローントルーパーを覚えてる?」
「ファイブス・・・あのトルーパーか。」
「ええ。彼は死ぬ前にオーダー66がどんなものであるかを知った。
外部に漏れるのを恐れたシスの暗黒卿とドゥーク伯爵は、タップを拉致をしたが、取り返され失敗。ファイブスに謂れの無い罪を着せて殺させたのよ。」
「なんだと!?あれはウイルスの仕業ではなかったのか。」
「はい。後に分かった事ですが、その事に関わった真相を知ったトルーパーは既に殺されているため、見つけ出すのに時間が掛かりました。」
「ならば、ますます生かしておけん。」
メイス・ウインドウがライトセーバーを振り上げると
「彼を殺せば、法に触れます。裁判所まで連行しなくては」
「裁判所までこいつの息がかかっているのだ。ここで殺さねば危険だ。」
ウインドウがそういう中、シディアスは命乞いをしていたが、不意をついてフォースサンダーをウインドウに食らわせようとするが
「やはり、生かすのに手は不要だな」
セクストゥムはシディアスがウインドウに突き出していた両手をライトセーバーで切断した。
「フォックス!こいつを連れて行け。後、口を塞げ!」
「了解です。将軍」
コマンダーフォックスはコルサントの警備、パトロールを行うクローンショックトルーパーのマーシャルコマンダーで、彼にシディアスを突き出すと、彼はシディアスを連れて行った。
部屋には、アナキンとセクストゥム、メイスに加え一緒に連れてきたコマンダーブレイブを含めたトルーパーが居た。
「取り敢えずは何とかなったが、セクストゥム、アナキン何で来た?」
「貴方が怒る理由は一つも無いですよマスター」
「何ぃ?」
「評議会がアナキンに背信行為を強要させたことは、ジェダイ法に背いた行為。
おかげで、危うくアナキンはダークサイドに堕ち掛けたのですよ。」
「確かに、評議会でそう決定した。奴を探るのには丁度いいからな。だが、それとこれは違うぞ」
「違う?どこが?そしてマスターは我々が見ている中、奴を殺そうとした行為は法に反する行為、それはいくらジェダイマスターだからといって許される行為ではないと考えますが・・・それに、今このような問答をしている場合ではないので、失礼します。」
「どこに行く気だ。」
「ムスタファーに逃走した分離主義の幹部達を捕まえに」
アナキンとセクストゥムはスタークルーザー3隻でハイパースペースを使ってムスタファ―に到着した。
3隻のスタークルーザーから501大隊のLAAT10機と第8スカイコープスのLAAT10機が飛び立ち、ムスタファ―のクレガー社採鉱施設に強行着陸した
辺りに居たバトルドロイドはクローントルーパー達が銃撃し、分離主義評議会作戦司令部に入り、トルーパーにブラスタ―ライフルのスタンモードでドロイドと抵抗する幹部に無力化させることを命じ、残りのヌート・ガンレイやワット・タイバー等幹部を捕まえた。
彼等はシスの暗黒卿に操られていたらしいが、そのシディアスが既に囚われの身であることを伝えると全員降伏した。
22BBYにジオノーシスで始まったクローン大戦にようやく終止符が打たれた瞬間だった。