戦闘描写がありますが批評はやめて頂きたいです、作者が死にます。
では、第4話どうぞ〜
「えー、これより戦闘訓練を行う。といっても先の事件で人数が減ったため、この時間は新しくなった小隊メンバーとの打ち合わせや小隊ごとの訓練に使って構わない。」
対魔導学園の広い校庭に教師の声が生徒に行き渡る。
本来この時間は戦闘訓練の時間として、小隊と小隊との模擬戦や戦闘指導を行う時間だった。
しかし、一週間まえに起きた英雄テロにより。
死者40名、行方不明者5名、負傷者75名、自主退学者27名、と多くの者がこの学園から去った。そのため、小隊の再編成が行われた。
が、たった一週間で班員との連携やコミュニケーションがとれるはずもない。よってこの時間でそれらを深めろとのことだった。
教師の指示のあと生徒は各々散り、35試験小隊は校庭の隅に集まっていた。
「じゃあ俺らはどうすっか・・・」
タケルはとりあえずといった様子でそう切り出す。
「適当にしてればいいんじゃない?」
「そんなわけにはいきませんわ!ポイントを取るために我々の連携を深めるべきですわ!」
最初に提案した斑鳩に噛みつくようにうさぎが提案する。
「そんなこと言ったって、見てみなさいうさぎ。」
そういうと、斑鳩は小隊のメンバーを指さした。
うさぎは吊られてその指先を追い、目に映ったのは。
「いや、ははっ」
斑鳩に指をさされ、苦笑いする剣術しかできない隊長。
「お兄ちゃんどうしたのですか?」
その隊長の腕を組んでいる、ロリ魔導遺産。
「・・・・・・・」
所在なさげにいる突撃系エリート。
「ん?手当ならしてやるぞ?」
丸腰の薬師志望。
「そしてこの私と。」
そう自分のことを指さす、ピーキーすぎる装備しか作らない変人。
そして変人は最後の一人を指さす。
その先にはプレッシャーに弱く、味方に誤射することもあるヘタレスナイパー。
「絶望しましたわ・・・!」
orzのような姿勢でうさぎは嘆いた。
「というかなんで、鳳はそんなにそわそわしてるんですの!それと草薙!デレデレしないで下さいまし!」
「で、デレデレしてねぇよ!」
そう叫ぶ草薙の横でなお、所在なさげにもじもじとしている桜花は。
「う、うむ。その、どう如月と接していいか分からなくてな。」
桜花は若干コミュ障だった。この英雄テロまでは周囲を寄せ付けないようにしていたが、英雄テロを機にタケルに心を開き。それからは他人とコミュニケーションを取ろうと積極的だった。しかしうさぎ、斑鳩とは話せるものの、奏とは初対面ゆえ。どうしても戸惑いを消せなかった。
「・・・・俺?」
自分のことを指さす、奏は。んー、と悩むように腕を組むと。
「そうだな、まずは俺のことを知ってもらうか。おい、タケルー」
「?なんだ、奏?」
「久しぶりに手合わせすっか。鳳に俺のことを知ってもらうにはちょうどいい。」
「そういうことなら、かまわねぇけど。大丈夫か?学園から離れて衰えたんじゃないか?」
「舐めるなよ?あっちに行ってた先で化け物みてぇな人に組み手付き合わされてたんだ。衰えるどころか技に磨きがかかったぞ。」
「まじか、つうか。それなら鳳とやればいいじゃねぇか。」
桜花を見ると、どんどんと進む話について行けずオロオロとしていた。
「俺は鳳のことを知ってるつうか、聞かされてたからな。それにあんなに動揺してたんじゃまともに手合わせできないだろ。」
「あぁ〜そういうことか。ん?聞かされた?誰に?」
「いいから始めるぞ。」
そういうと奏は無手のまま、体をタケルに向けて半身に傾ける。
「まぁいいか、おーい鳳〜。そこで俺と奏の手合わせ見といてくれー」
草薙の言葉に桜花はハッとすると。
「って、草薙!まさか真剣でやるのか!?如月は素手だ!何を考えている!」
桜花は英雄襲撃の際に、草薙が生身で英雄と斬り合ったことを思い出していた。そんな、生身で英雄と切り結ぶ実力者相手に素手で挑むなど到底容認できなかった。
その言葉に草薙は苦笑すると、腰にかけていた日本刀を引き抜き上段に刀を構える。
ラピスはいつの間にかタケルから離れていた。
「まぁ、見といてくれ。そうすれば奏の実力も分かるよ。」
その言葉にうさぎと斑鳩もウンウンと頷いた。
「まぁ、普通正気とは思わないわよね〜」
「わたくしも最初は頭がおかしいと思いましたわ・・・」
タケルと奏は互いに対峙したまま、口を開く。
「草薙諸刃流皆伝、草薙哮。これより我が身は矛となる__いくぞ奏!」
「如月流、如月奏。参る!」
そして、刀と拳が交わされた。
さきに仕掛けたのは、タケルだった。上段のまま斬撃を繰り出した。
それを半身のまま奏はするりと避けるとタケルの顎めがけて掌底を繰り出す。
「ぐぉっ!」
それをバックステップで避けたタケルはお返しとばかりに。
「草薙諸刃流、牛鬼!」
奏に向けて突撃しながら、竜が天に昇るような一撃が、下方から上方に向けて放とうとした。
その一撃は例え、剣で受けたとしても剣ごと叩き斬られるような威力を秘めていた、まして素手で受けたのなら容易く体は二分割されるだろう。
しかし、そんな攻撃でもあたらなければ無意味。
「遅い!」
奏は下段から今まさに切り上げられる刀に向かって飛び込むと勢いの乗せた蹴りを刀の鍔にたたき込んだ。
それにより、込めていた力が霧散。タケルの技が不発に終わった。
そして蹴りによって弾かれた刀の代わりとでも言うように、奏はタケルの懐に飛び込み両手を脇に引き絞るかのように畳み。
「如月流、白雨!」
タケルの胴体に叩き込んだ。
「っ!掃魔刀!」
次の瞬間、タケルは奏の掌打により、吹き飛ばされた。
「俺相手にそんな溜めの大きい技使うとは、お前こそ衰えたか?」
「クソっ、お前。前より技の威力上がってねぇか!?」
タケルは吹き飛ばされたものの空中で体を捻り、地に膝を着ける。
「よく言うぜ、掃魔刀で咄嗟に自分から後ろに飛んで威力殺したくせに。精々痣にぐらいだろ。」
その通りタケルは奏の攻撃が当たる瞬間、掃魔刀を発動させて自分から跳び威力を弱めた。あのまま食らっていたとしたらタケルの肋骨の半分は砕けていただろう。
そしてこの一連の攻防を見ていた桜花は目を見開いて、ありえないものをみるような顔で奏を見ていた。
「信じられん・・・草薙を押している?しかも素手で・・」
実際、桜花は近接戦闘ならタケルは相当な実力を持っていると認めている。たとえ自分でも近距離での攻防ならタケルに勝つ自信は無い。
そんなタケルと、まともに素手で打ち合えていることに桜花は驚愕とともにどこか尊敬した。
無手で刀に飛ぶ込むなど、自分には無理だ。それをためらいもなく行う姿、勇敢さに桜花は最初のオロオロとした様子を消し、食い入るように戦闘を見ていた。
そして再び刀と拳が激突せんと、二人が足に力を込めた。その時だった。
突然校庭に響くような音量でスピーカから音が流れた。
『一学年、第35試験小隊の生徒、理事長室まで来てください。繰り返します・・・・』
放送で呼び出されたのは、35試験小隊だった。
奏とタケルは不満を顔に出しながら、互いに構えを解いた。
うさぎたん弄りがいありますよね〜
うさぎたんかわいい(゚ω゚)
みなさん誰が一番好きですか?みんな可愛くて魅力的ですよね〜(。・ω・。)
では作者のどうでもいい話はさておいて、次回もおそらく1週間後です。書く時間がなかなか取れないんですよね〜
読んでいただきありがとうございました!m(_ _)m