ラブライブ 女神たちの奇跡、傭兵の軌跡(凍結)   作:杉並3世

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こんばんは!


ほぼ予定通り9話目を投稿しました

楽しんで行ってください


始まりの歌

『総員~起床』

ベッドで寝ていたが突然目覚まし時計のベルが鳴り響き、俺の意識は少しずつはっきりし始めた。大きく背筋を伸ばし時計を見てみると5時。

「・・・・・・・・もう朝か?」

起き上がって着替えていると少しだけど身体に違和感を感じる

 

「やっぱ負担が出始めたかな?」

仕事をやりつつあいつらのトレーニングメニュー案にスクールアイドルの情報集め。

今でこそ頻繁に顔をだせれるけど今後の世界情勢次第では再び最前線に出ないといけない

今のうちにやれることはやっていくうちに疲れが溜まっていたようだ。

 

「何かニュースやっていないかな?」

洗面所で顔を洗終えると、ウィンナーを焼いてインスタントの味噌汁で朝食を食べ終り、お茶を飲みながらテレビのニュースチャンネルに切り替えると堅苦しいキャスターの声が聞こえてきた。

『某政府は5月中旬に人工衛星をいう名目で弾道ミサイル発射実験を目論んでおります』

「・・・・・・・本当に始めるのか」

前大戦終了後、アメリアを中心とした西側陣営と旧ドイツに滅びかけていたが不死鳥の如く蘇った旧ソ連の東側陣営そして日本とアルテールス、アジア諸国を中心した第三勢力。

 

この3つが均衡していたおかげで核戦争を防ぎ、代理戦争みたいなものには発展しなかったが、それでも国境付近での小競り合いはあった。

冷戦終了後は旧ソ連で再び革命が起き旧ソ連の共産党は崩壊しユニオンが建国された。

ユニオンは領土人口、総兵力数では世界最大規模だがここ数十年でようやく近代化が進んでいるが頼みの綱は旧ソ連軍から流れ出た核兵器を搭載した戦略弾道ミサイルだけど公式的には否定されている。主力は通常弾頭を搭載した弾道ミサイルが多数配備されている。

日本は核兵器の使用所持は断固認めない方針で、多弾頭を搭載した通常弾頭搭載の潜水艦発射弾道ミサイルを搭載した戦略原子力潜水艦を6隻配備しているが、通常の指揮系統から外れており基地も表ざたになっていない。

 

 

ピンポーン

うん?

こんな朝早く誰だ?

モニターで確認するとジャージ姿の穂乃果がたっていた

「おはよう悠にい!!」

「どうしたまだ穂乃果?練習時間に余裕があるけど」

「あのね!これなんだ!!」

穂乃果の家のポスターにμ`s宛てに1枚のCD届けられていた

「これって!?」

「うん!悠にいの予想通りだと思うよ」

確かに届くとは予想していたけど昨日の今日だよ!!

幾らなんでも早すぎる!

 

「この中身は聞いた?」

「まだだよ。みんなで聞こうと思って」

「ちょっと待ってろ」

直ぐに支度をして鞄の中にいつも使っているタブレット以外にタブレット専用の外付けドライブも一緒に鞄中に入れて、穂乃果と一緒に家を出た。

残りの2人にも走りながら連絡して神田明神に集合した

「・・・・・行くぞ」

俺が持ってきたタブレットにドライブを繋げCDを入れて再生し、イントロが流れた

 

ピアノの音と・・・そして海未が作った作詞を西木野さんが歌い出した

 

「・・・・・・すごい!!」

 

俺も呆気を取られた

たった一日・・・いや、下手したらたった数時間でここまでの物が仕上がるなんて!

初めて西木野さんの演奏を聞いたけど穂乃果が気に入るのは無理もない

 

理由?

 

そんなのねえよ!!

 

これは理屈云々じゃなく、俺たちの心に西木野さんが奏でるピアノや歌声にほれ込んでしまった。

 

それだけ魅力のある!

 

海未のひたすら走り続ける始まりのフレーズに西木野さんのメロディーが加わり始まりを告げる歌になった!

 

「票が入った!?」

ついさっきまでランク外だったのが1票入ってランクが999になった。

まだまだ先への道のりは長いがこれが始まりの一歩だ!!

「さあ!!練習を始めよう!!」

 

 

これですべてのカードがそろった。

この日からμ`sの曲『START:DASH!!』を使った練習に切り替えた

この数日間で3人の基礎体力も体作りも出来上がりモチベーションを見折る限り、ここから本格的にパフォーマンスの練習に切り替える方がいい

歌はともかく慣れないダンスに最初は戸惑ったがいい感じになってきた。

 

「ことり!ワンテンポ遅れている。海未体が縮こまっている!穂乃果は前に出過ぎ」

俺の役割はタイミングを調整して個別に指示を飛ばしたりする。

みんなの表情は先週とは全然違う

前までは頑張っいるもの本当に出来るのか?って心の奥底で誰しも思っていた。

あの穂乃果でも表には出さないだけで時折仕草とかに出ていた

 

でも、今は違う

 

3人ともが目を輝きながら

 

活気のある力強くていい表情だ

 

「お疲れさん」

「ふう~」

「随分できるようになりましたね」

「うん♪」

 

スクールアイドルを初めて大分立つけど最初に比べると、よく短い期間でダンス未経験者である3人が体力もダンスのキレも上がっている。

なんだか感無量なところもある。

「でも、穂乃果がここまで朝練に大幅に遅れてきていないのが感心する」

「うん。その分授業中にぐっすり寝ている―――いた~い!!」

ア穂乃果のこめかみに思いっきりグリグリした

毎度のことながら俺の感動を返せこのヤロウ!!

 

「海未も穂乃果が授業中に居眠りしていたら叩き起こしてくれ」

「ええ、もちろんですわ」

「そんな!悠にい海未ちゃんの鬼教官」

「ほお・・・穂乃果、俺が訓練教官時のあだ名知っているか?」

「う、ううん」

俺の顔に怖気ついたのか少し後退りした

「・・・・・・教育部隊の閻魔大王」

「「「・・・・・・・・・えっ!?」」」

短い期間だけど一時的に空挺レンジャーの教官に付いていたことがある

どこの国も空挺レンジャーはエリート中のエリートで一般部隊に比べても訓練内容はキツくて、日本陸軍内でも第一空挺団の事を第一狂っている団と言わしめている。

だけど俺の訓練は現役の空挺隊員ですらトチ狂っているだの人間を辞めているだのを通り越して地獄絵図の内容にみんなは口を揃えてこう言った

現世にいる閻魔大王

 

「「「・・・・・・・・・・・」」」

俺の昔話にビビったのか3人の表情が硬い

 

「流石に3人にはやらないよ」

「「「・・・・ほっ」」」

いくら俺でもそこまで鬼じゃないよ

 

 

・・・・・・・・こいつらに手を出す不当な輩には生き地獄を味合わせてやるけどな

 

ふふふっっ・・・・・・・

 

「悠にい・・・顔が怖いですよ」

 

何か微妙な空気になってしまった時、階段から顔を出している西木野さんの姿が見えた

に見られたのを気付いたのか慌てて瞬間階段から降りようとし・・・・・・・・ちょっと待ってよ!

逃げることはないじゃない!!

 

「あっ!西木野さ~ん!真姫ちゃ――ん!!」

「ヴェエエ!!」

穂乃果も西木野さんに気が付いて大声で呼ぶと顔を真っ赤にしながらこっちに来た。

 

「大声で呼ばないでよ!」

「何で?」

「何でって・・・恥ずかしいからよ///」

呼び止めてくれたことには感謝するけど、穂乃果よ。こんな朝早くに大声出したら近所迷惑だよ

 

「でも、毎日見に来てくれてありがとうな」

「ヴェエエ・・・・ナ、ナンノコト」

「え?何時も階段の隙間とかで見ていたのは君だろう?」

とぼけたようにいっているけど、本当のことを言うと対不審者探知のためこの周辺に意識を張り巡らせていて近づく人間の気配を読み取っている。

既に西木野さんの気配は覚えているからたとえ隠れていても気配でバレバレなのだよ

 

「そうだ!この曲3人で歌ってみたから聴いて」

西木野さんからもらったCDを持ち帰り先技の人にDTMに詳しい人がいたのでその人から機材一式を借りてきた。

基本ベースとなる曲さえあれば後はそれをイメージしつつ打ち込めばいい。

仕事の合間の作業だったので多少時間はかかったがライブに使う音源は完成し2日前に初めて録音した。

 

「・・・・・・なんで私が?」

「だってこの曲作ったの真姫ちゃんでしょう?」

「わ、私じゃないわよ!!もう何度言ったらわかるのですか!!」

何度も?

「どういうこと?」

「実は穂乃果ちゃん西木野さんに会う度、曲のお礼言っているのだけど」

「作ったのは私じゃないって何時も言っているのです」

見た目どおりこのツンデレお嬢様は本当に素直じゃないんだから

 

そんなことも言ってこのピアノのセンスと声で一目瞭然だよ

 

えっ!?ツンデレお嬢様って何かって

 

そりゃ―彼女の雰囲気はどこかお嬢様っぽいところあるし、それでツンデレだろう!

だからツンデレお嬢様だよ

 

そんなことを考えているうちに穂乃果がうなりだした・・・・っておーい穂乃果ちゃん・・・

そのケモノのように西木野さんに飛びつくのもお止めなさい

やるとしても人気のないところでやれ

「ぐふふふふっ」

 

あとそのうす気味悪い笑みはやめなさい

正直アイドルにはあるまじきなカオだぞ

「えい♪」

「・・・・・・ゔぇえ?」

虚を突かれたのか西木野さんの耳にイヤホンを付けた

「うまく歌えたと思うよ」

納得いかない表情していてもイヤホンを外す気配はない

なんだかんだ言って気になっていたのだな

「「「「μ`sミュージック・スタート」」」」

 

 

 

場面変わって国防省の敷地内にある先進技術センター第7技術研究課

「課長、すみませんがこの書類に検印をお願いできますか?」

「おう、ちょっとまってな」

朝の練習が終わって何時も通り仕事についているけどここ最近は本当に調子がいい

「そういえば風の噂で聞いたことがあったのだけど、朝霧の従妹が通っている音ノ木坂学園で廃校回避のために新しいスクールアイドルが出来たって聞いた事ある?」

「ええ、噂程度ですが」

いやいや、それ俺がマネージャー(仮)をやっているスクールアイドルですよ!

 

「いやね。うちの娘がね今年が高校受験なんだよ」

「そうなのですか!?」

今年受験ということは雪穂と同い年か

「それでどこの高校を受験の予定なのですか?」

「俺も奥さんも子供も最初は音ノ木坂学園を希望していたのだけど、廃校の可能性があるじゃない」

あの周辺の高校は音ノ木坂学園かUTX学院しか残っていないためそれ以外には電車とか使わないといけなくなる

 

「でも近場には音ノ木坂学園とUTX学院しかないけどあそこはあんまり乗る気じゃないのだよ」

「どうしてですか?」

「・・・・・あまり表ざたになっていないのだけど」

急に小声で話してきた

「UTXは秋葉原駅の直ぐ近くにあるじゃない」

「はい」

「それで入学料とか授業料とか高くてね大抵の子は富裕層なのだけど」

私立の高校ならありえる話だけどそれだけならほかのところも一緒のはずだから問題ないはず

 

「無論成績優秀者用の授業料免除もあるのだけど・・・あそこ・・・学生同士の生徒同士のいがみ合いや、先生の派閥争が激しくてね」

「そうなのですか!?」

この間見た感じはそんなことはなかったと思うが・・・・

 

「まあ、普通科はそこまでではないけど専門科になればそれが躊躇でね。中には派閥争いの為に生徒を利用するという噂もある」

「そこまで出回っているのでしたら何故騒動に発展しないのですか?」

「理由はいつくかある。まずは私立高校で中々行政の介入を受け辛い。もうひとつは学校生活という閉鎖的な環境で中々正確な情報があがってこない所謂噂レベルってことだ・・・っとすまないねちょっと愚痴って」

「いいえ。大丈夫です」

 

おかげでUTXの内部事情を知ることもできたし

今後はUTXの情報収集にも力を入れないと

絶対にパンドラの箱が眠っているはず。

「それで書類の方は?」

「おおっと、すまない。これで大丈夫だ」

「ありがとうございます」

これの処理が終わった頃には上がりだ。

今日は久しぶりに『Secret Liqueur』で一杯飲むか

 

「最近本当にいい笑顔になっているな」

「そうですか?」

「ああ、最初に来たときとは思えないほど自然に笑えているよ」

「ええ、最近は未来が楽しくてしょうがないので」

 

あいつらの練習を見るたび本当に旨くなっているのが分かる。

ダンス未経験の3人がたった一ヶ月で踊れるようになるなんて

子供たちの成長は時に大人を驚かすようなスピードで成長していく

これが楽しみだよ

本当に!!

 

今日の分の仕事が終わり、書類を机の引き出しにしまって鍵をかけた。

時間を見ると19時を回っていた。

練習は終わっており携帯を見ると海未から終了報告のメールが来ていた。

で何かあったときには対処のために俺が不在時の時には開始と終了のメールを送るように頼んでいる。

内容も今日の練習は無事に終わったことが書かれていた

 

 

もはや手馴れた手つきで店のドアを開けた。

馴染みになりつつある店の光景でカウンターに立っていたのは・・・・

「いらっしゃいませ朝霧さん」

「こんばんは絢瀬さん」

カウンターに立っていたのはバーテンダーの制服に身を包んでいた金髪碧眼の超絶美少女の絢瀬さんが立っていた。

「なんだか久しぶりに見る気がするのだけど」

「最近は練習のほうに言っていたから」

 

ここ数日間は、仕事が終われば基本穂乃果たちの練習を見に行ったり、家に帰ってスクールアイドルの研究をやったりと行く暇がなかった

「どんな感じ」

「論より証拠・・・俺の口から語るより実際に聞いたほうが早いよ」

タブレット内にある音楽再生アプリを開いた

「今、音を出しても大丈夫かな?」

「ええ、今お客さんも少ないから」

「それでは聴いてくださいμ`sミュージック・スタート」

絢瀬さんの許可をもらい再生ボタンを押した

 

 

「どうだった」

俺らを除いたらおそらく外部の人に聞かせたのは絢瀬さんが初めてで緊張している

仕事の合間で時間がなかったなとはいえ編集も出来る限りの事はやった。

西木野さんの反応も悪くはなかった。

「・・・・・・・・ハ・・・・」

「え!?」

「ハラショー!!とってもすばらしい曲だよ!!」

「ありがとう」

この返事を聞いて俺はほっとしたと同時に自分の中に気持ちの高揚を感じる

自分が出ている訳ではないけど、俺たちの作品が誉められるのはやっぱり嬉しいと思ったよ

 

「最近は本番に向けて詰の段階に入っている」

「なら私も生徒会長として広報に協力するわ!新入生歓迎会の時、最後に生徒会長の挨拶があってその時にライブの告知をするわ」

「・・・それ大丈夫なのか?」

正直有難いのだけどそういう挨拶文とか一度チェックとか入るのじゃない?

「ええ、もちろん!だってアドリブで入れるから先生たちは何も知らないもの♪」

「・・・・流石」

ドヤ顔で言っているけど何か・・・こう・・・言っている割にはあまり賢くないよな

「おや、いらっしゃい朝霧さん」

「こんばんわマスター」

 

時計の針は9時を回っていた。

ラスティ・ネイルをはじめとするかれこれ5杯ぐらい飲んでいたけどそろそろ限界かな。

これ以上酔い潰れる前に帰りますか

「絢瀬さん今日はもう上がっても大丈夫です」

「え?でもまだ少し時間が」

「この時間帯でしたら私だけで対応できますし。あまり遅くなり過ぎもいけませんし」

「分かりました」

最後の洗い物を終えて、バックヤードまで引っ込んだ

 

 

「では朝霧さん後は頼みますよ」

「・・・・え?」

「だってあなた絢瀬さんとまだ話し足りていないのでしょ?」

「・・・・まあ」

正直言ったらまだまだ足りない感はあったけどこの店のバーテンダー達って全員読心術でも使っているのかと問いたい位に人の心が読めるから時々怖いと感じるよ

「だったら帰りのエスコートお願いね」

「了解しました」

マスターにお金を払って絢瀬さんが出てくるのを待つ

 

 

 

 

「ごめんなさい、なんだか待ってもらって」

「いいって気にするな」

やベ―――――!!

全然覚悟していなかったから何話していいか分からね!

「そういえばこうして一緒に歩くのってあの時以来だな」

「そうですね。結構あっという間ですね」

μ´s結成時だから数日間は経っているけど、本当にあっという間に過ぎたなぁ

むしろ出会ってからまだ一月も経っていないのに昔ながら既知に感じる

「どう?生徒会長のほうは?」

 

「もう、大変だよ。常に書類の山と格闘だよ」

「ハハハッ、俺もよく、始末書や請求書の山に覆われていたよ」

「朝霧さんも大変だったのですね」

「お互いにな」

大なり小なりこういう組織の長についたものなら書類とは切っても切れない縁で結ばれている

それぞれいい加減な話して盛り上がっていた時、こんな質問をしてきた。

 

 

「そういえばこの間は聞きそびれたけど高坂さんたち朝霧さんのこと悠にいって読んでいたけど兄妹なの?」

確かに業界疑問に思うのも無理はない

第三者が聞いたら絶対にクエスチョンマークを浮かべるだろう

「悠にいは昔から呼ばれているあだ名だけど血縁関係で言ったら俺と穂乃果は従兄妹にあたる」

俺の母さんの妹が穂乃果の母親で父さんが海軍士官で常に全国の基地・艦艇に勤務していたから、中学卒業すまでは穂乃果の家に住んでいた

 

「それじゃ、高坂さんとは兄妹みたいなもの」

「無論穂乃果だけじゃない海未もことりも俺の大切な兄妹さ」

この気持ちに嘘偽りばないい

6年ぶりに再会した妹たちの成長には驚かされたよ

3人の前では絶対に言わないが体つきも随分女の子らしいと思ったよ

 

こんな事考えていたと海未に知られると・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・考えるのを止めよう

 

精神衛生的に余りよろしいくない

 

 

「私も妹がいるの」

「妹?」

これまた衝撃の事実

絢瀬さんの妹もきっと金髪の可愛らしい事であろう

・・・・・・・・・勝手な想像だけど

「今はロシアにお父さんとお母さんと一緒に住んでいるわ」

「へえ~」

ロシアか・・・・・・・・・

あまりロシアにはいい思いではなかったな

主に師匠のせいで最低5、6回は死にかけたよ

「お父さんとお母さんは大学の教授で専門は世界史教えているの。その傍らにロマノフ朝家の研究もしていて今はロシアに滞在していて滅多に帰ってこなの」

「・・・・寂しくない?」

年頃の女の子だけだと頼れる人もいないから不安になるだろうし

何より俺が親の立場ならとっても心配になる

「不安がないといえば嘘になるけど、今は大丈夫よ!」

 

 

「本当に?」

 

 

「だって朝霧さんがいるからよ♪」

 

「・・・・・・・・え!?」

あまりにも突然の発言にキョトンとしてしまった

 

「困っていたら相談に乗ってくれるのでしょ?」

 

とっても綺麗な目で頼りにしていますみたいな期待の眼差しに目を奪われてしまった

「もちろんだよ!お兄さんに任せなさい!!」

 

平常に装っても俺の心臓はドキドキしっぱなし

まさか年下の女の子ししてやられるとは

 

「それに、もうじき妹が日本に戻ってくるから寂しくないわ」

「戻って来るの!?」

「来年高校生なのだけど私と同じ高校に通いたいって言っていて」

・・・・・・えっ!?

「俺も上司の娘さんも入学したいって言っていたよ!」

入学者激減していると言われているけど俺たちの周りには音ノ木坂学園に通いたいって言っている人たちもいる

やっぱり、時代が変わっても昔ながら想いは変わらずにいるのだな。

 

「その人たちのためにお互いがんばらないとな」

「ええ!」

まだ音ノ木坂学園は死んでいるわけではない。

俺たちの周りには通いたい人たちがいることに希望を抱いた。




本当は1話で纏めていたのですが色々弄っている内に凄まじい文字数になりましたので2話に分割しました

今月末にはファーストライブ編を投稿できます

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