それでは、どうぞ!
僕輪世優は生まれた時からずっと幸せな日々を過ごしてきた。 優しい両親に尊敬する姉に可愛い妹こんな幸せがあっていいのだろうかと思うほど裕福で温かく幸せだった。
両親は二人とも教師をしていて、父が高校の国語の教師。
母が小学校教師だった。姉は高校二年生で妹が中学三年生
そして僕が高校一年生となかなか親とは会えない日が多かったけれど、姉と妹がいたから寂しさなんて感じなかった。
だけど、そんな幸せは僕が高校二年生になった時に崩壊した。
最初に父が過労で亡くなった。授業中に突然倒れ、その時運悪く頭を打ってしまい当たりどころが悪くそのまま病院へ運ばれたが助からなかった。
家族皆泣き叫んだ。辛かった。家族のために働いてくれていたのはわかっていた。だけど、残された僕達にとっては苦痛だった。
続けて母さんが交通事故で亡くなった。最悪だった。父さんの葬式を終えて、これから父さんの分も強く生きて行こうと皆で約束した次の日だった。僕ら兄弟は泣いた父の時に枯れ果ててていたはずの涙がまた湧き上がった。三日間僕らは泣き叫んだ。
その後叔父や叔母達が僕らを引き取ろうとしたが、三人一緒が良いと言い家に止まった。僕がこれからは守らなくちゃいけないんだと決心したのもこの時だった。
次は妹だった。いつもよりも帰りが遅いと思い僕と姉が捜していると公園の方が騒がしかったので行ってみたら、妹が複数の男共に犯されていた。僕と姉はすぐに警察に電話したが警察が駆けつけた時には妹は連れさらわれ男共は消えていた。僕らは怖くて見ていることしかできなかった。
その後車のナンバーを見ていたので、2日後には男共は捕まったが、妹は身体を侵され尽くした後、切り刻まれ川に捨てられていた。僕と姉は自分の無力さに泣いたあんなに可愛いがっていた妹を、守ってみせるとお互い約束していたのに、僕らはあの時無力だった。ただ傍観していただけの
臆病者だった。
その次は姉だった。
姉は有名な大学に進学することが決まっていたのだが、容姿が良かったせいか。いじめを受けるようになっていた。
最初は、ただの悪戯だと思っていたらしいが、日に日にエスカレートしていき、僕は教師達にこの事を喋ったが、いじめをしていた者達に言い渡されたのは、たった一ヶ月の自宅謹慎だけだった。
僕は教師達に軽すぎると言ったが、教師達は決まったことだから仕方がないだろうの一点張りだった。
一ヶ月が経ち奴らが戻ってくるといじめは激しさを増し、姉はとうとう家に引きこもるようになってしまった。
僕は教師達にこの事を伝えるとすぐに奴らを退学にした。
退学が決まった日に姉に伝えるために部屋へ行くと
そこには、首を吊っている姉と遺書が残っていた。
遺言には、
『優へ 貴方を一人にしてしまう私をどうか許して下さい。もう、パパやママそれに桜がいなくなるように貴方がいなくなるのを見たくないの!だから先に行きます。ごめんなさい。私の我儘を許して下さい。そしてここで言います。一人の男性として優のことが好きでした。 ごめんなさい。でもこれは本心なので言っておきたかったの、ごめんね優。私、輪世春奈は本当に優を愛してます。 春奈より』
僕は姉さんを下ろし、布団に寝かせた。
あぁ………どうしてだよ。なんでこう言うことを口で言ってくれないの!僕も姉さんが好きだった。一人の女性として尊敬していた。憧れていた。好きだった。なのに、なのに、こんなのはあんまりじゃないか。と僕は嘆いていた時さらなる不幸が僕を襲う。
「おい!金目な物を寄越せ!」
と中年男性が僕にナイフを突きつけてきた。
「…………」
僕は無気力だったため返事ができなかった。
「おい!聞いてんのか?!」
それでも僕は答えない。いや、答えることも、考えることも何もかもができないほど心が壊れてしまった。
「クソが!死ね!」
男は怒りに身を任せ僕を刺した。
不思議と僕は何も感じなかったがその後すぐに布団に崩れ落ちた。
「や、やばい。ど、ど、どうしよう?!」
男は少しの間慌てていたが、突然止まり、僕の方を見て不適な笑みをした。そして男が唐突に液体を撒き散らして火をつけた。
そしてそのまま何処かへ消えていった。
あぁ…僕はこのままいけるんだ。
皆のところに行けるんだ。
ごめんなさい父さん母さん育ててくれたのすぐに死んじゃうことになって、
ごめんね桜。僕があの時すぐ助ければ、死なずに済んだのに、三人で暮らせたのに
ごめんね春奈。あんなにスキンシップが多かったのに全然好意に気づいてあげられなくて、僕も姉さんのことが好きだったのに
こんな理不尽な世界に生まれたくなかった。
こんな残酷な世界に生まれたくなかった。
こんな奪う事しかない世界なんか消えろ。
こんな壊すことしかない世界なんか消えろ。
こんな世界滅びろ。
こんな僕のたった一つの願いを奪い、壊し、滅ぼした世界なんかにこれ以上好き勝手にさせてたまるか!!!
こんな感じになりましたが、書いてる自分でも感情がグチャグチャになっちゃいました。泣いちゃいました。
変だったらごめんなさい。