深い深い闇の中一筋の光が降り立った。光と共に少年も降りてきた。
「地下にこんなところがあるなんて」
少年輪世優は回りを見渡す。
ここは、ロシアのペテルブルクから100km離れた何もない大地と山があるだけ、
「ここに、誰かいると思ったんだけどなー。」
あれから、僕は転移魔法を使い色々な場所を旅している。そして魔法も今となっては、第8位階の魔法は余裕だ。
ロシアに来たのは先月のことだ奇妙な生命反応を感知して来たのだが、
「そこで止まれ。侵入者」
男の声がした。その瞬間に優の回りに白い服を着た男女が包囲した。
マズイことになっちゃったなー
「なぜ、人間ごとき下等生物が我々の土地に入った。答えろ!」
ちゃんと僕の話聴いてくれるかな?
「ただここら一帯に複数の生命反応を感知したからだよ。」
「人間がそんなことできるわけないじゃない!」
やっぱりかー
「ここで死ね!人間!」
彼らが飛び掛かろうとした瞬間
「やめろ。」
少女の声がした。僕が声がした方を見ると赤い眼にピンク色の髪を持った少女がいた。その隣には同じ赤い眼を持った。金髪の女性と黒髪の少女がいた。
「ク、クルル様!なぜですか?!」
「そいつ相手ではたとえ数で押してもすぐ終わるのは眼に見えている。我々が相手をする。貴様たちは退がれ。」
「はっ!」
三人が前に出て来た。
「君らは、吸血鬼なのかな?」
「そうだ。我々は吸血鬼。ここ、ペンドラゴンが我々の国」
「そして、このお方が我々の王クルル・ツェペシ様でございます。」
「侵入者君の名前を聞いてもいいかな?」
「僕は、輪世優。ただの一般人さ。」
「はははは、よく自分のことを一般人と言える、なっ!!」
クルルが僕に斬りかかる。
僕はその斬撃を躱し。
力の20パーセント程度でいいかな
「『全てを縛り、巻きつき、鎖せ、【死鎖】!』」
魔法を詠唱し完成させる。
僕の回りから紫色の魔法陣が出現し、そこから複数の鎖が飛び出てくる。
『!!!』
三人はすぐに回避行動をとるが、
「なっ?!追尾型だと!」
そう、この鎖からは逃れられない。いくら吸血鬼の身体能力を駆使してもこの鎖からは逃れられない。
「ならば!剣よ、我が血を吸え!」
クルルがそう言うと剣から棘が出て来てクルルの手に絡みつく。すると剣が紅蓮に輝く。
「はぁっ!」
クルルが剣を振るい鎖を斬った。
鎖は粉々に砕け散り消える。
この鎖は物理的攻撃には弱い。
ある一定以上の攻撃が加えられると消滅するのだ。
だが、
「十分時間は稼げたから、行くよ。」
僕の狙いはこの魔法の完成だ。
「始まりの闇よ!飲み込め、壊せ、滅せ、「後ろがお留守ですよ。」ッ?!」
いつの間にか、金髪の女性が僕の背後にいて、僕を殴り飛ばす。
油断した。だけど!
壁に激突する瞬間に僕は大勢を立て直し壁に蹴りを入れる。
壁が粉々になる。
だが、
「はいっ!おしまい」
黒髪の少女が後ろから剣を僕の首に当てる。
「参ったな。格闘戦は僕苦手なのに」
「そんなこと言いながら普通に戦っていたじゃない。」
とクルルが言う。
「そうだけど、」
「それじゃ〜。血をもらうねっ!」
黒髪の少女が首に噛み付く。
だが、
「んっ、んっ、んんんん!!!」
次の瞬間には、黒髪の少女は顔を赤くして僕に体を預けてくる。
「どうした!チェス!」
二人は慌ててチェスを僕から引き剥がす。
すると
「おい・・しい」
『えっ?』
「優〜もっと血を飲ませて〜!」
と言って僕に抱きついてくる。
「ちょっと!チェス!ホーンも何か言いなさい!止めなさい!」
「そうですか。なら私も」
ホーンも僕の首に噛み付く。
「んっく、っっっっっっ!」
ホーンは僕の首から口を離し、
「チェス、私に譲りなさい。」
「ヤダーーー!ホーンに優はあげないもん。」
と喧嘩を始めてしまった。
そして
「私を無視するなーーーーー!!!」
クルルの叫び声が響き渡った。
遅れました。やっと送れました。