【港町】
クエストを受注して数時間後、依頼人がいる港町まで私達は来ていた。
「海が近いから魚が安いね。」
「完全に発想が主婦ですよ。雨咲さん。」
「まぁ別に良いでしょ。」
4人と2匹が歩いていると見覚えがある魚が売られていた。
(・・・コイキングが売られてる。)
違うところは身がしっかり詰まっているようだ。
さすがに食べたくはなかったのでホッケを数匹購入し、依頼人のもとに向かった。
【港】
木造の大型船が数隻停まっており、そこに依頼人が立っていた。
「君が腕の立つ冒険者達ですか。よろしくお願いしますね。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
「搭乗員は君らを合わせて30人だ。また海賊が最近出没するから万が一の時は頼むよ。」
「わかりました!!」
船に乗り込む時にNPCの3人の水夫が私達と依頼人を見てにやけていたのを私は見逃さなかった。
(怪しいのみーつけた。)
腰に下げたサーベルを掴み、しっかり抜くことができるか確認するのだった。
【夜】
どたばたと怪しい足音が廊下でおこる。
私達は完全に戦闘体制に入っていた。
窓を開けロープで甲板に移動した。
「やる夫、できる夫と犬2匹は甲板待機。私は正面の扉から、やらない夫は後方の扉から内部に侵入。先程海賊と思われる小型船を発見および接続しているから侵入済みである。」
「了解だろ・・・。」
「NPC海賊には申し訳ないね。・・・乗ってたのがラスボスで。」
扉を開けて中に戻り、廊下を進むと他の船員の寝室の扉が開いていた。
「おとなしくしてろ!!ぶっ殺されてーのか!!」
船員達をピストルで脅す海賊の姿があった。
とりあえず背後からサーベルで首をはね飛ばし、水夫達を救った。
次に海賊がいたのが地下の貨物室だ。
複数人いたため接近して気づかれないように殺すのはできないと判断し、私はナイフを投げてた。
勢いよく飛んでいったナイフは彼らの体の左胸、首、こめかみに突き刺さった。
光のエフェクトを出しているので即死だろう。
ドロップ品を回収し、私は依頼人のいる船長室に移動した。
【船長室】
別方向から来たやらない夫と合流し、2人で船長室に入ると
「う、動くな!!こいつがどうなってもい・・・。」
ドサ
「やらない夫gj。」
「余裕だろ。」
「お、おお!!ありがとうございます!!」
「中にいた海賊は全て処分した。・・・島まではどれぐらい?」
「残り半日です。」
「私達が見張っておくから。」
「わかりました。今回の襲撃の撃退分の報酬を上乗せしますね。」
「ありがとうございます。」