黒谷雨咲の転生物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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じいさん

【部屋】

市場で購入したテレビにアンテナをさして、できる夫に雷魔法で電気を流してもらうとテレビが勝手についた。

 

『世界流通情報をお伝えしま・・・。』

別のチャンネルに変えると

 

『天空闘技場200階の試合を中継し・・・。』

 

ピ

『各国の首脳陣は警戒仕合ながらの会談となりました。』

 

ピ

『今回紹介するのはこちら!!』

 

「できる夫これは・・・。」

 

「テレビ・・・テレビが使えるようになるとシステムが中世ではなく近代の映像流れるようになったのでは?」

 

《時代 中世》

 

「変わってないからテレビだけのようだね。」

 

「雨咲さん、ちょっと気になったのでチャンネルを変えますよ。」

 

ピ

『首脳陣の会談には笑顔がなく、全員が相手を出し抜こうとしているのがよくわかります。・・・また、冒険者についても国が管理できるように国籍の準備をしているようです。』

 

「・・・まずいことになりました。」

私もわかったがあえて口に出さないで、気にしないふりをした。

 

(できる夫が思っていることもわかるけど・・・。)

口に出さないでおいた方が良いかもしれないと思った結果だった。

 

【天空闘技場周辺】〔翌日〕

できる夫と朝から本に書いてあった師を探した。

私は直感で強い人を探していたのだが、不思議な力を感じた。

 

(NPCキャラでこれほどの力を得られるのか?・・・律

みたいなアンドロイドの可能性もいるな。)

そう思いながら力を感じる方向に進んだ。

 

【酒場】

賑わっているその酒場の中に何かがいる。

雨咲の直感がそう告げる。

できる夫もニュータイプらしくなにかを感じ取ったらしい。

 

「雨咲さん・・・。」

 

「たぶんビンゴだよ。」

扉を開けて中に入りテーブルでお酒を注文して謎のプレッシャーを放つ人物を探した。

 

(・・・いた。)

白髪をまとめて、ふり付きの服を着た老人だった。

店に置いていた日本酒をその老人に贈るように酒場のおやじに言った。

 

〔数分後〕

老人が私達を手招きしていたので相席させてもらった。

 

「お主ら気づいておるな。」

 

「やはりあなたがプレッシャーを放ってましたか。」

 

「なーにゲームマスターからの指示じゃよ。・・・ワシはネテロ。自立行動ユニットじゃ。まぁ本当のことを言うと知らない人物の脳をコピーしてそれを育成させた存在じゃよ。」

 

「僕らみたいなプレイヤーに教えていいのですか?」

 

「本当はダメじゃが・・・お主らはNPC扱いじゃろ?ちゅるやの神さんが言っておったよ。」

 

「あの人か・・・。」

 

「今回のゲームが終わったら本当の人間に君がしてくれるらしいからのー雨咲殿。」

 

「ちゅるやさん・・・またか。」

 

「その神さんから連絡じゃ。前の発表はさすがに不利益過ぎたからこれで許してだそうじゃ。」

 

「はー。」

 

「まぁなんじゃ。ワシが特殊スキルの念を教えてやるわい。ここだけの話、一番念を修得させるのが早いからおとくじゃよ。」

 

「・・・わかりました。私も約束は守るのでよろしくお願いします。」

 

「僕もお願いします。」

 

「もちろんじゃ。・・・住み込みでいいか?」

 

「はい。ベットが余ってるんで。」

 

「いやー、助かる。中世の食事はどこも不味くてな。」

 

「お疲れ様です。」

こうして師のキャラクターのネテロに念を教えてもらうことにした。

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