「始め!!」
私は腕を切り落とした。
血が吹き出たが腕の形を変えることで瞬時に出血を止めた。
ゴンは驚いて初動が遅れてしまい、踏み込んで距離を詰めてきた時には
「10秒!!」
翼で攻撃を受け止めた。
「逃がさない。」
私はゴンの体を引き寄せると思いっきり頭突きをし、そのままみぞおちに膝蹴りをした。
纏で強化された攻撃を2発もくらい、ゴンはダウンした。
「雨咲4ポイント。」
審判の声が響く。
(まだ立ち上がってくるな。なら!!)
私は天罰第二式をおこなう準備を始めた。
(遠距離から潰す。)
私の予想通りゴンは立ち上がった。
「お姉さんに1撃を入れるまで倒れないよ!!」
「・・・天罰第二式!!」
ゴンの言葉を私は無視し、ボールを思いっきり投げた。
ゴンはボールをサイドステップで避けたが、私は右人差し指を折り曲げた。
するとボールはゴンの背後に襲いかかる。
ゴンは気がついたのか避けようとしたが私は
「後ろを向いたら私が見えないよね。」
と一気に距離を詰めて懐に潜り込んだ。
ゴンは体勢が崩れて動けなくなり、私はゴンの顎に掌底と頭にボールが直撃した。
ゴンの白目をむいて倒れた。
「ゴン気絶により勝者雨咲!!」
私はそのまま会場から出ると係員が
「雨咲様、初勝利おめでとうございます。ゴン選手が持っていた部屋の1つをお選びください。」
「なら、これを。」
「かしこまりました。」
私はローマの公衆浴場を選んだ。
これなら時代が進んでも実用性があるからだ。
また私はあることを思い出した。
「係員さん、武器の強化ができると聞いたのですが。」
「それならこちらになります。」
私は係員についていった。
【210階】
どうやら特殊な鍛冶屋のようで、地上にある鍛冶屋よりも色々な道具が置いてあった。
「天空闘技場の鍛冶屋にようこそ。」
優男がいた。
「・・・職人?」
「はい、そうですよ。」
(いかついおじさんにしようよそこは!!なんでホストにいそうな細いお兄さんにするかなー!!)
叫びたい気持ちを抑え、私は尋ねた
「武器の強化ができると聞いたのですが?」
「ええ、できますよ。」
「なら、この普通のサーベルをリーガルマンモスの牙、白色の魔晶石で強化できますか?」
「ええ、大丈夫ですよ。・・・ただ、1勝するごとに1回となるので注意してください。」
「あ、もしやる夫、やらない夫、できる夫の誰かが来たら赤、青、緑の魔晶石と色々な素材を置いておくのでよろしくお願いします。」
「わかりました。預かっておきます。」
私は自室に戻るのだった。