【甲板】〔数日後〕
「ふ、ふ、ふ。」
私は甲板で普通のサーベルを使って素振りをしていた。
やる夫達も何かしらのトレーニングをしていた。
「お!!やってるね。」
声をかけてきたのは見習いのシャンクスという青年だった。
「朝からお疲れ様。掃除?」
「いや、おれも鍛練だ。・・・ちょっと試合しないか?」
「んー、いいよ。」
私はサーベルを鞘に戻した。
「いくぞ。」
シャンクスがサーベルを抜く体勢に入った。
私は一瞬体が真っ二つになる錯覚を感じ、とっさにサーベルを抜いて体を守った。
ガン
重い一撃が私のサーベルに直撃した。
(く!?重すぎでしょ。)
弾き返そうとしたが、私のサーベルにシャンクスのサーベルの刃が食い込んで離れない。
私はサーベルから手を離し、首を掴んだ。
「・・・私の負け。」
剣での試合は私は負けてしまった。
(体が生存本能に従って動いてしまったなー。)
「シャンクス申し訳ない。」
「いや、おれも剣に集中しすぎて試合というのを一瞬忘れてしまった。・・・しかしすごいな。おれの一撃を初手で見破って対処するなんて。」
「まぁ経験則だね。」
「・・・なぁ、将来おれの海賊団に入ってくれないか?」
するとどこからか現れたシャンクスと同じく見習いの赤鼻のバギーという青年だった。
「いぃーや、雨咲を取るのは俺様だー。」
「なんだと!!」
「やるか!!」
「・・・私は海で生きるのはきついな。どちらもお断りさせてもらうね。」
後にキーマンとなる2人との出会いだった。
【キッチン】〔数日後〕
「違う違う!!この魚はこう捌くんだ。」
私は料理長から罵声を浴びながら料理の仕方を習っていた。
(料理スキル3あるからなんとかなると思ったけど・・・。)
私は料理長のスキルレベルを見て愕然とした。
《料理スキル79》
スキルの限界が10じゃないことに驚いていた。
今の生活リズムは早朝仕込み、朝鍛練、朝食後覇気の練習、昼飯の仕込み、昼鍛練、夕方仕込み、夜 見張りという感じになっていた。
少し辛いが、私の料理スキルレベルも10に上がり一般の食材を調理できるようになっていた。
そんなある日、私はあるものを料理長に渡した。
・・・宝石肉だ。
「・・・こりゃー料理スキルが60以上じゃねーと美味しくねーぞ。・・・どれ、待ってろ。」
そう言って料理長は宝石肉をミンチにしてハンバーグを作ってくれた。
「1個で船員全員分作れたな。・・・どれ、今夜の主食だ。」
その後食べたハンバーグはこの世の物とは思えない美味しさだったと伝えておく。
《・海賊王のクルー(何かがおこる)
・グルメ細胞(未覚醒)》