〔数日後〕
私は甲板で覇王色の覇気を練習していた。
(お姉ちゃんが使っていたあの威圧感はこれに似ているなー。)
私は国家元首としての姉であり、義母の姿を思い出していた。
経験と圧倒的なカリスマによる命令は、どれも英断と思えるような感覚だった。
(・・・私も使えるらしいけど、お姉ちゃんのあれは異常だもんなー。)
私が見た彼女の覇気は完全に軍神だった。
時代は1914年の11月21日の時だった。
実は私とお姉ちゃんは最前線で突破の指示をしていたが、地雷をお姉ちゃんが踏んでしまったのだが、お姉ちゃんが地雷を通りすぎてから爆発したり、弾丸が全くあたらなかったりと逸話だらけだった。
そんな天をも味方する覇気は私にはないと感じた。
(大天使でも私は神ではない。・・・所詮半神。)
そう思いながら練習を続けるのだった。
〔数日後〕
私はある海賊の船で宴会にロジャー海賊団の仲間として参加させてもらっていた。
その海賊団は白ひげ海賊団・・・エドワード・ニューゲートが率いる最強の海賊だった。
なぜ私がそれをしているかというと、ロジャー船長が
「あいつは俺よりも強い・・・海賊の規模、支配地域の広さも俺は敵わない。勝ってるところは豪運なところと覇気くらいだ。」
と言っていたのだ。
その後私はロジャー船長より紹介された。
「なー、エドワード。こいつは強いぞ。名前は雨咲って言うが、人間じゃねぇ。」
「グラグラグラ、ロジャー良いもん拾ったな。」
「・・・あれ?私途中で降りますよ?」
「なに、俺らと一緒に酒を飲み、食事をすれば仲間だろ。」
「グラグラグラ、ロジャーはこういう男だ。」
その後も楽しく過ごすのだった。
《エドワード・ニューゲート 白ひげ海賊団船長 最強の海賊団》
【和の国 南】〔数週間後〕
なんとか武装色と覇王色の覇気を習得(やる夫とやらない夫は武装色のみ、できる夫は未習得)した私は船から降りた。
「短い間でしたが、ありがとうございました。」
「また来いよ。」
「はい。」
「餞別だ、これを持ってけ。」
ロジャーは私に果物を投げつけてきた。
「悪魔の実だ。陸なら役に立つだろう。」
「ありがとうございます。」
私達はこうしてロジャー海賊団と別れるのだった。
(さて、これからどうするかな?)
私はそう考えていると
「・・・南蛮人の者か。」
馬に乗った青年がそこに立っていた。
「気に入った。我に使えぬか?」
「・・・行く場所もないのでお世話になります。やる夫達も良いよね?」
「「「別にいいお」だろ」ですよ。」
「よかろう、我の名は吉法師だ。」
「私は雨咲、左からやる夫、やらない夫、できる夫。」
「では我に着いてこい。」
吉法師についていく雨咲だった。