黒谷雨咲の転生物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

42 / 114
最強の海賊

〔数日後〕

私は甲板で覇王色の覇気を練習していた。

 

(お姉ちゃんが使っていたあの威圧感はこれに似ているなー。)

私は国家元首としての姉であり、義母の姿を思い出していた。

経験と圧倒的なカリスマによる命令は、どれも英断と思えるような感覚だった。

 

(・・・私も使えるらしいけど、お姉ちゃんのあれは異常だもんなー。)

私が見た彼女の覇気は完全に軍神だった。

時代は1914年の11月21日の時だった。

実は私とお姉ちゃんは最前線で突破の指示をしていたが、地雷をお姉ちゃんが踏んでしまったのだが、お姉ちゃんが地雷を通りすぎてから爆発したり、弾丸が全くあたらなかったりと逸話だらけだった。

そんな天をも味方する覇気は私にはないと感じた。

 

(大天使でも私は神ではない。・・・所詮半神。)

そう思いながら練習を続けるのだった。

 

〔数日後〕

私はある海賊の船で宴会にロジャー海賊団の仲間として参加させてもらっていた。

その海賊団は白ひげ海賊団・・・エドワード・ニューゲートが率いる最強の海賊だった。

なぜ私がそれをしているかというと、ロジャー船長が

 

「あいつは俺よりも強い・・・海賊の規模、支配地域の広さも俺は敵わない。勝ってるところは豪運なところと覇気くらいだ。」

と言っていたのだ。

その後私はロジャー船長より紹介された。

 

「なー、エドワード。こいつは強いぞ。名前は雨咲って言うが、人間じゃねぇ。」

 

「グラグラグラ、ロジャー良いもん拾ったな。」

 

「・・・あれ?私途中で降りますよ?」

 

「なに、俺らと一緒に酒を飲み、食事をすれば仲間だろ。」

 

「グラグラグラ、ロジャーはこういう男だ。」

その後も楽しく過ごすのだった。

 

《エドワード・ニューゲート 白ひげ海賊団船長 最強の海賊団》

 

【和の国 南】〔数週間後〕

なんとか武装色と覇王色の覇気を習得(やる夫とやらない夫は武装色のみ、できる夫は未習得)した私は船から降りた。

 

「短い間でしたが、ありがとうございました。」

 

「また来いよ。」

 

「はい。」

 

「餞別だ、これを持ってけ。」

ロジャーは私に果物を投げつけてきた。

 

「悪魔の実だ。陸なら役に立つだろう。」

 

「ありがとうございます。」

私達はこうしてロジャー海賊団と別れるのだった。

 

(さて、これからどうするかな?)

私はそう考えていると

 

「・・・南蛮人の者か。」

馬に乗った青年がそこに立っていた。

 

「気に入った。我に使えぬか?」

 

「・・・行く場所もないのでお世話になります。やる夫達も良いよね?」

 

「「「別にいいお」だろ」ですよ。」

 

「よかろう、我の名は吉法師だ。」

 

「私は雨咲、左からやる夫、やらない夫、できる夫。」

 

「では我に着いてこい。」

吉法師についていく雨咲だった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。