黒谷雨咲の転生物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

43 / 114
吉法師

【和の国最南端の町】

私は吉法師についていくと、とある屋敷で彼が止まった。

すると中から老人が出てきた。

 

「吉法師様!!」

そう叫んだ老人に吉法師は

 

「うるさいぞ。」

と一喝してしまう。

 

「雨咲、やる夫、やらない夫、できる夫中に入れ。その犬は庭で待たせろ。」

そう言ったので私達は屋敷の中に入った。

 

【屋敷】

中は畳で敷き詰められてとても居心地が良かったが、元ロシア人のやる夫達は違和感があるような顔をしていた。

 

「・・・貴様らを我が誘ったのは手を貸してほしいからだ。見ての通り我には家臣が爺以外にそこにいる犬(前田利家)と森一家(6名)しかいない。忍びも持たない辺境の領主よ。・・・だが今後海の時代が来ると見た。我は自国の防衛ができるようにしたいのだ。どうだ、地位と金はある程度出す。」

 

『吉法師からの依頼を受けますか?』

 

「やる夫達はどうする?」

 

「これは吉法師さんに協力すればNPCの兵隊がもらえるかもしれませんね。あと、領内を自由に動けますし・・・。」

 

「協力した方が良いだろ。船の行き来を活発化させれば中央に行きやすくなるだろ。こっちは金儲けもできるだろ。」

 

「すごい勇気を感じる・・・この風はなんだお、中途半端ではなく最後までやりきればなにかおこると感じるお!!」

 

「じゃあ依頼を受けるね。」

 

『依頼が承認されました。』

 

「貴様らにはこれよりこの領内を発展させることなら自由にやっていいぞ。1ヵ月の成果で我が判断し、冒険者のランクを上げようぞ。」

 

「わかりました。」

私達は吉法師から部屋を割り当てられたがドアを開けると私達の住んでいる部屋と繋がった。

 

「結局こうなるのね。」

私はできる夫に犬達を呼んでくるようにお願いすると、ボードでプレイヤー達の現状を確認した。

 

《・19万9515人/20万人

・攻略 0.6%

・夏 1年目

・掲示板

ギルド情報39件(レッド1)

30チャンネル

犯罪者リスト

商品情報 

個人掲示板》

となっていた。

 

(レッド?)

気になったので調べてみると戦争に参加しているギルドがレッドになるらしい。

レッドの他に気になったのは死者数で前回見たときから10人しか減ってないところだ。

今後のアップデートで一気に死ぬ可能性もあると思えてきた。

最後に個人掲示板でヒソカに連絡すると

 

《プレイヤーが溢れて凄いよ。ここに来ると変な騒動に巻き込まれるかもよ。》

と忠告してくれた。

私は返信でお礼を言って、やる夫達と今後の活動を話し合った結果

 

「この町にいるソロプレイヤーと接触しよう。」

ということになるのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。