【和の国最南端の町】
吉法師に人員をお願いした私はまた町をぶらぶらしていた。
すると
「買った買った。異国の娘だよ!!」
と人身売買がおこなわれていた。
吉法師の統治下では人身売買は違法・・・切り捨てても良いとなっていたので
「商人さん、その娘を買いたいのだけど。」
チャリン
「へいへい。・・・お嬢さん?六文じゃー困るよ。」
「人身売買により切り捨てる。」
「へ?・・・」
私はNPCの商人を切り捨てると、売られていた少女に近づいた。
「大丈夫?」
私はそこで少女のステータスを確認すると
《・巴マミ
種族 首なし(死人)》
(首なし!?)
私は肩に手を置いてみると首が取れた。
頭が落ちそうになったので慌ててキャッチすると
Zzz
微笑みながら寝ていた。
とりあえず私は彼女を縛っている縄をほどいて部屋に運んだ。
【部屋】〔数十分後〕
体をベットで寝かせて、顔はテーブルに置いて起きるまで放置した。
その間私は発酵したパンを焼いていると匂いにつられたのか少女が起きた。
「・・・んん。・・・え?」
「起きた?」
「え?床?体が動かない!!」
錯乱していたので落ち着かせ、焼き上がったパンと紅茶を食べさせてあげた。
「あ、ありがとうございます。」
NPC表記もないのでプレイヤーかとも思ったが、そしたら死人はおかしいと思い身元を聞いてみることにした。
「え~と・・・高校1年生で中学の後輩たちと遊び感覚でこのゲームを始めたのですが・・・社会主義国との戦争で友達を守ったら討ち取られてしまって・・・。」
「そう・・・。」
「目を覚ましたら現実の病院だったのですが、頭に電流が流れて醜い悲鳴をあげたところで意識を手放しました。そしたら・・・。」
「そしたら?」
「信じてもらえないと思いますが、神と名乗る2人の少女に『お疲れなのですよー。ただ友達を守る姿勢は素晴らしかったのですよー。』『あぅあぅ。』『私たちが新しく生き返らせ・・・ちゅるやさんが新しい神の用意をするから準備しろと言ったような。』『そうですよー。』『じゃあ、天使(仮)として頑張ってもらおうか。』『首なしで今は良いと思うよ。』『まぁ仮だしね。・・・頑張るのですよー。』と言って起きたらここに・・・。」
「何となくわかったよ。・・・あなたはどうしたい?」
「首が・・・というか体も無いのでお世話になります。」
「あ、体はあるよ。」
私は寝室から彼女の体を引っ張り出し、顔を頭に置いてみると
「まぁ!?」
首が浮いた状態だが体が動かせる状態になったようだ。
「・・・これからもここにいていいですか?」
「別に良いよ。」
新しい仲間が加わった。