【町の料亭 個室】〔数日後〕
私は織田家の後方で活躍する家臣団の皆さんと食事をすることになっていたので、料亭に来ていた。
「こちらにどうぞ。」
女将さんに連れられて入室すると明智、竹中、平手の他に3人の男性が座っていた。
「右から石田三成殿、大谷吉継殿、黒田官兵衛殿でござる。」
「石田です。雨咲様の噂はかねがね。」
「大谷です。よろしくお願いいたします。」
「黒田だドンよろしくドン。」
(黒田官兵衛のイメージが・・・。)
「さて議題に入ります。・・・今後の織田についてです。」
「・・・私は信長様から内情を詳しく話されておりません。どのくらい不味いのですか?」
「現在大殿は大友家からの進行阻止で精一杯・・・いつまでも勝てるとは限らん。」
「・・・そうですか。」
「雨咲殿・・・これを。」
渡されたのはガレー船の設計図だった。
「海上に生存圏を作るのですか?」
「そうだドン。ボクの予想だとあと1年持たないドン。もう遊べないドン。」
「・・・まさか!?」
「あなたにはガレオン船を造ってもらいたい。」
「明智さん・・・いくらなんでも無茶です!!造船所の規模、技術、人全て足りません。」
「人は私が何とかします。技術はガレオン船までの設計図はあるので先に渡します。・・・造船所の規模は既に手をうちました。あなたが監視下におきながら大友にバレないようにしてください。」
「・・・わかりました。」
「では忙しくなりますよ!!」
(頭痛いなー。ステータスのところに滅亡のカウントダウンクロックていうのがが始まってるし・・・。)
ため息を吐きながら私は自分の仕事を始めるのだった。
【パーティの部屋】〔夜〕
「なんでだお!!」
やる夫は私の話を聞いてそう叫んだ。
「仕方ないじゃない。・・・私達も命がけなんだから。」
「でも・・・助けられないのかお?」
「・・・情でもうつったか?やる夫。」
やる夫は気がついた、雨咲が完全に仕事モードに入っていることに
「そんなに助けたいのなら船をたくさん造れ。そうすればNPC達も乗れるだろうね。・・・やる夫、ゴーレムをたくさん連れてこい。時間の短縮を図るからね。・・・できる夫は魔法使いを貸して。やらない夫、マミ、左衛門佐は村から水夫を集めて。・・・論者は酒造設備の小型化、軽量化に着手して。解散!!」
彼らは私から僅かに漏れる殺気を感じとりすぐに動くのだった。
(1年・・・普通に頑張ればキャラック船を3隻造るのが限界・・・どうなることやら。)
私は固まりかけた古い頭を必死に使うのだった。