【造船所】〔数週間後〕
「もたもたできないよ!!急いでガレー船を完成させるよ!!」
ここ数週間船を造れば解体を繰り返し、造船技術を向上させていた。
「代官様!!ゴーレムのエネルギーが切れかかってます!!」
「私ではなくて魔法使いを呼んでよ!!」
人が足りないため私自身も金づちとノコギリを持ち、木材の加工をしていた。
(新人の育成・・・技術の向上・・・ああもう!!時間が足りない!!)
「代官様!!明智様から資財が届きました。」
「そこに積んでおいて。」
そんなこんなでガレー船の中世型を造ろうとしたとき、やらない夫が造船所に飛び込んできた。
「た、大変だろ!!」
「どうしたの?」
「ロジャー船長の処刑が3日後に決まっただろ!!」
「・・・わかった。協定に従って彼らを一時引き取ろう。」
「俺は何をすればいいだろ?」
「ロジャー海賊団は船員75名・・・全員分の宿を手配して。・・・あとは自由だね。海賊だから。」
「確かにあの人達は何かに拘束されることが嫌いだろ。」
「処刑後1週間後くらいと見てるから信長様に言っておいて。」
「わかっただろ。」
私は再び仕事に戻るのだった。
【酒場】〔3日後〕
私とやる夫、やらない夫、できる夫の4人は何とか時間をつくり、造船所の近くにある酒場でロジャー船長の処刑映像を観ることにした。
「・・・俺の財宝か?ほしけりゃくれてやるぜ・・・探してみろ。この世の全てをそこに置いてきた!!」
その言葉を最後に処刑された。
「凄いお!!感動したお!!」
「ロジャー船長・・・。」
「さて、私達はこれからこうなるかもしれないと頭に入れておいてね。」
「処刑・・・だろ。」
「私はそれだけじゃ済まないからね。・・・さぁ仕事に戻ろう。」
ロジャー船長の言葉により数日後から大海賊時代に移項イベントが発生した。
私達には関係なかったが、他国では強制徴兵が世界海軍で開始され、それを断った中堅ギルドが国から国外追放処分される事例も発生した。
ただ、プレイヤーで海賊になったものは100人も満たなかったようだ。
(まぁ船がないもんねー。値段が高いし、元を取れるかわからないギャンブルだもんねー。・・・あれ?私達は海賊になった後どうしよう。・・・海賊王?興味ないし・・・生活は、補給は、金は・・・ヤバイな。)
私は逃げた後どのように生活するか考えるのだった。
〔数日後〕
ロジャー海賊団の船員約50名が織田領内に到着した。
約50名なのは、残りの数人は独立に動いたからだった。