【旧王国 港町】〔3日後〕
赤赤赤・・・見渡すとどこも赤が中心の町だった。
ゲームのシステムで関税はないことが原則で、物を運ぶだけなら税金は発生しない。
ただ、物を売買すると話は変わってくる。
自国民だと税金は現在基本5%~7%の間になっており、属国であるここは社会主義国に国籍が有るもの以外は10%となっていた。
戦争終結直後は50%とかだったが・・・。
そんな港町で私達の仲間は船から降りていった。
「・・・さて、全員はここに5日間停泊するうちに帆の張り方等を覚えてもらう・・・きついと思うが頑張ってくれ。」
私は旧織田の兵士に言うと、私は食料品の買い出しに出掛けた。
【ソビエト・マールシ支部】
私はこの港町の支配者と接触した。
「中央連合商人の雨咲です。」
私は一応中央連合の国籍を持っているためそう語った。
前に商業ギルドの会員のため嘘はついていない。
「マールシ支部書記長です。本日の用件は?」
目の前にウィンドウが現れた。
《・貿易の許可
・何かを頼む
・補給の許可
・何かに誘う
・賄賂》
私は支部書記長を見る。
(・・・賄賂を送った瞬間に捕縛命令が出るか・・・なら普通に接するのが一番良いタイプだね。)
第三の目で確認した私は支部書記長に船団の規模を説明し補給の許可をお願いした。
「良いですよ。食料と水、生活物資ですね。・・・では200000Gお支払ください。」
(高い・・・が問題をおこして出港が遅れるよりはいいか・・・。)
「ではこれを。」
「確かにいただきました。」
(情報も聞いておくか。)
「・・・すみません周辺に海賊が出るとの情報ですが本当ですか?」
私はかまをかけてみた。
「・・・北にある小島を基地にしている海賊がいるのですが・・・連合の領海なので討伐できません。」
「なるほど・・・なら船に何か武装をした方が良いですかね?」
「でしたらこちらを購入しますか?」
渡されたのは矢の後ろに小さな筒がついていた。
「これは?」
「公安グループが開発された兵器なのですが、威力と射程が短いため使いにくいものの、海上ではある程度使える火矢です。」
(これは火箭・・・ふふふ、ロケットの元祖か。・・・簡単な改良をする必要があるけど・・・良いね。買おう。)
「あるだけ買っても良いですか?少々面白いことを思い付いたので。」
「どんなことでしょうか?」
「矢じりを外せば手で持てる花火になりませんか?需要はあると思いますよ?」
「良いですね。ではこちらを1万本ありますので10万Gでどうでしょう。」
(これは安いね。たぶん在庫処分だね。・・・ただまだ在庫がありそうだね。)
「わかりました。ありがとうごさいました。」
私は金を払うと物資は明後日までに届けると言われた。
私は見本の火箭を持って船に戻った。
【甲板】
私は箱の位置を前にし、竹筒を発射台として発射させた。
パシュー
独特な音を出しながら約1.5キロメートル進んで爆発した。
「推進する部分と破裂させる部分を分け、破裂させる部分に鉄の破片を入れれば拡散弾になるもんね。・・・長距離は大砲、中距離は・・・焙烙火矢と言っておこうか。焙烙火矢で、至近距離は銃・・・海賊にしては火力が強力だね。」
後に敵が蜂の巣にされる雨咲特製の焙烙火矢はこうして雨咲の手に渡った。
所持金 153,039,000G
織田家財産を引き継いだため