【旧海軍支部の島】〔翌日〕
「さて・・・まずは島の名前を決めますか。」
私の周りにはやる夫、できる夫、やらない夫の3人しかいない。
他の人達は武器工場の視察や酒造施設の転移の準備で忙しかったからだ。
「・・・ちなみにですが、セイバー陛下がいた島の名前はなんですか?」
「あそこはそもそも決まってない。だから連合国の南部の島とか長ったらしい地名で呼んでるじゃん。」
「・・・ネオベルリンでいい気がするお。ラーイシュタットだと規模が小さくて違和感があるお。」
「・・・まぁ、拠点としては良いかもね。ならこの島周辺にある4つの島々を合わせてネオベルリン諸島と呼ぶね。・・・良い?」
「あのベルリンくらい栄えるように頑張るだろ。」
「とりあえず海軍から引き継いだ資料を確認するよ。」
膨大な量の書類を一気に確認していった。
すると旧海軍将官達が
「・・・これが本来の司令官の姿だ・・・海賊なのがもったいない。」
と呟いていた。
〔数週間後〕
短期間で混乱から立ち直り、私達はまだ世界には海賊とバレていない。
理由は旧海軍将官達が本部や周辺の支部に定期的に連絡をとっていたからだ。
本部も北方海域の白ひげ海賊団本体の対処で武器の補給が忙しいのに支部の1つが連絡をしっかりしているため陥落したことに気がつかなかった。
「時間が稼げた・・・黄金よりも大切な・・・。」
この間に住民と協力し、周辺の島々の村を拡張及び開拓し、兵士達の住む家を提供することに成功し、海賊狩りで解放した捕虜や奴隷の男女共々島々に移住させた。
初めは混乱もあったが、島々の住民の協力もあり信頼関係を築くことに成功し、島々の人口は1000から15000まで拡大した。(残りは連合国南部の島)
「食料問題は時間でなんとかできる。最初は貿易で手に入れるしかないけど・・・とにかく時間を稼いでくれ!!」
私達はありとあらゆる手を使って時間を稼いだ。
白ひげ海賊団本体に武器弾薬の補充、偽の海賊出現情報、小型船を使った撹乱工作・・・時間を稼いでいるはずが死の商人となり、金を稼いでいることに気がつき少し萎える雨咲だった。
〔数週間後〕
「バンザーイ!!バンザーイ!!」
ネオベルリン諸島と連合国南部の島で造船所が開始された。
これにより小型船なら補充ができるようになった。
「乗馬開始!!」
連れてくることができた馬も物資の運搬で活躍し、順調に島々の経済サイクルができつつあった。
(最後は軍か・・・。)
私は市民の水兵化を急がせた。
そのために沖合漁業を推奨し、中型船の貸し出しもおこなわれた。