第一話
西暦2015年
「まだ、サーバーの、整備は完全に整っていない。この状態ではまだ起動出来ない!」
一人の男が声をあげる。
「もう時間が無いんだ。一番分かっているのは、お前じゃないのか?」
「そんなのは、分かっている。だが、この状態で起動すれば、
言いかけた途端、あることをを思い出してしまった。
「もう、時間が無いんだ。サーバーを発表した発売日までには立ち上げる。全力を尽くせば、その日までには間に合うさ。」
発売日の発表は突然だった。
西暦2015年の10月頃、ゲーム本体が完成し、その次の月には発売だ。
サーバーも調整段階には入っていたが、常に人間から送られる脳波の量に耐えるには異常な容量のサーバーが必要になり、計算の結果、10YB(後書きを参照)という恐ろしい容量のサーバーになっており、毎日徹夜でやっても調整には2ヶ月以上かかる。
このサーバーを設置するのに掛かった費用は、5億円近くかかってしまったが、海外からも期待されており、支援金が送られ、費用については間に合っていた。
そして、発売日。
奇跡的に、サーバーの調整は間に合い、発売へと進むことができた。
そして、説明書の最後のページには…
────ようこそ死への世界へ────
この文字が明確に刻まれていた。
第一章
「じゃあ、早速起動っと…」
起動用パスワードを入力し、首元に読み込みセンサーをつける。
目の前がが真っ黒になり、すぐに、ログイン画面が出て来る。
「
───────認証中
───────認証に成功しました
───────これより、設定にジャンプします
再び目の前が真っ黒になり、すぐに設定状態になる。
───────ハンドルネームを設定して下さい
「あ…」
つい、名前を考えるのを忘れていた。
どうしようかと思ったが、いつも通りにすることにした。
「じゃあ、ギリシャ語で
───────このハンドルネームで設定中です。しばらくお待ちください。
だが、いつもは、ZEUSと、英語で表示させているが、今回は、ギリシャ語、カタカナと、表示させる事にした。
何故かと言うと、俺、ZEUSは、ネット上で少し中二病で、有名人になってしまっているからだ。
別に、中二病だという訳でも無いのだが、少し自分で開設してみたサイトを盛り上げる為に、中二病を演じてみたのだが、この効果は意外とすごかった。
だが、中二病だと思われるという、なかなかの代償もあったのだが…
まぁ、そのため、今回は、英語以外の表示にしてみた。
そして、チュートリアルに移され、まずは、ステータス確認から始まった。
まずは、ちょっとした文で表記されるらしく、俺は
───────攻撃は最大の防御
なんだか、いきなりすごい文字が出てきているような気がしたが、後から表示される、ランクによるステータスを見てから、考える事にした。
重要な説明をまとめてみると、
武器は、主に
さらにここから派生して、双剣、片手剣、太刀、槍などに変えていくことができるらしい。
AIに遠距離武器は無いのか、聞いてみると、一から自分で作ればないこともないらしいが、スキルによっては、そのようなものもあるらしい。
それを職業にしてお金を稼ぐことも可能らしい。
次に敵には、人型と獣型があり、やり方によっては、支配下に加えることも可能らしい。
最後に、お金と、食事の話だったのだが、お金の単位は、
そして、食事は、ゲーム内で食べたものの栄養価分、リアルの体にも蓄積されるらしい。
───────チュートリアルを終了します
まず、最初に目に入ってきたのは、椅子と机がある場所だった。
近くにいたCPUに聞くと、どうやらここは、民宿のようだ。
一泊いくらか聞いてみると、100アースと、言われたのだが、まだ、この世界にきたばかりの俺には、金銭感覚など分かるはずもなかった。
早速、何をしようかと、腰に手を当てると一つの短剣が刺さっていた。
抜いてみると、包丁の1.5倍あるかないかぐらいの短剣だった。
その時、ふとステータスについて思い出した。
手を降り、メニュー画面を表示し、ステータスを見てみた。
攻撃、防御、回避、体力、回復力、速度の項目があり、初期は
すると、攻撃S防御C回避A体力B回復力A速度Sと、いきなり異質なステータスを見てしまった。
「超攻撃特化…」
いつまでも、室内に篭っているのは勿体無いと思ったので、外に出てみることにした。
1YB=1000000000000000000GB
です。(間違えてるかも)
久しぶりの投稿
少しペースあげて行きます!