迷宮図書館の館長さん【休載中】   作:零崎妖識

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零崎妖識(ぜろざきあやしき)と申します。それではどうぞ。


プロローグ

平行世界。ほとんどこの世界と変わらないが少し違う、一種の異世界。ほんの少し違う行動をした世界として分岐した世界。詰まりそれは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、そう、捉える事が出来る、と言う事となる。その中の一つ、我々が東方Projectと呼ぶ世界の近く、世界と世界の間に、その建物は存在した。

 

 

【迷宮図書館】

 

 

辿り着くには、少なくとも一回目は迷い込むしか無い、不思議な図書館である。少し中を覗いてみよう。

 

入り口を入ると大広間。円形の大部屋で、天井が見えない程高い。壁の代わりに本棚があり、一つ一つが人一人分よりも高い。本棚と本棚の間には通路があり、何処までも続いている。また、一部の本棚には上階への階段が付いている。もちろん、地下への階段も。

 

部屋の奥にはカウンター。乱雑に本が置かれている。注意書きも有る。利用者へのようだ。

 

【迷宮図書館へようこそ。利用者の方は以下の規則を守って貰います。

一、大声を出さない

二、喧嘩をしない

三、本の貸し出し期限は絶対遵守。ただし、本によって期限は違います

四、図書館内は迷宮となっているのでお気をつけください。妖怪、魔物、モンスターの類いは、利用者の方、もしくはそのお連れ様以外現れませんのでご安心を

五、図書館内で迷っても責任は負いませんのでご了承ください。

六、地下深くには本物のダンジョンが存在します。が、死にはしないのでご安心を

八、本を読む際は、何があっても自己責任で。どうしようもない場合以外、館長は関与しません。介抱はしますが

九、もし図書館内で喧嘩をするのであればゲームで解決を。ただし、《十の盟約(改)》に従ってゲームを行って貰います。

【一つ】この図書館内(地下ダンジョンを除く)におけるあらゆる殺傷、戦争、略奪を禁ずる

【二つ】争いは全てゲームによる勝敗で解決するものとする

【三つ】ゲームには、相互が対等と判断したものを賭けて行われる

【四つ】"三"に反しない限り、ゲーム内容、賭けるものは一切を問わないが、生命だけは賭ける事を禁ずる

【五つ】ゲーム内容は、挑まれたほうが決定権を有するが、弾幕ごっこなど、少なからず周りに被害を与える可能性があるものは禁ずる

【六つ】"盟約に誓って"行われた賭けは、絶対遵守される

【七つ】集団における争いは、全権代理者をたてるものとする

【八つ】ゲーム中の不正発覚は、敗北とみなす

【九つ】以上をもって館長の名のもと絶対不変のルールとする

【十】みんななかよくプレイしましょう

 

以上のルールを守れない場合、館長が制裁を加えるのでご注意を】

 

「うーん」

 

カウンターの背後の椅子、そこには一人の少女が居た。彼女がこの図書館の館長のようだ。

 

蒼色の髪に同色の瞳、濃紺のローブを着て、サンダルを素足履きしている。年齢は、見た目十五歳ほど。スレンダーな体型であるが、胸に関しての描写は少女の尊厳の為止めておく。

 

服には名札が付いていた。

 

【迷宮図書館館長:水華(みずはな)夏流(なつる)

 

……以外にも、日本人のようだった。




魔法少女みそぎ☆マギカと言う小説も書いております。よろしければそちらもどうぞ。
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