ふぅ(賢者モード)。本編どーぞ。
響に詳しい説明をした後、二人に名前を付ける事にした。響の名前を【
☆
さて、もう三日程この鎮守府に居る。そろそろ図書館に帰らないと。メアリーが心配だし。
「さて、二人とも。心の準備は?」
「俺はヘーキだよ」
「私も平気さ。早く行こう」
「ん。〈憑依《八雲紫》〉」
スキマを開く。二人は若干驚いている。
「さ、行くよ」
「おう!」
「ああ!」
そんなに気張らなくても良いんだけどね〜。
☆
「とうちゃ〜く……て、あれ?」
「ん?どうしたんだいって、何だいこれ?」
「おー、すげー」
図書館に到着したと思ったら、其処はジャングルでした。なぁにこれぇ。
確かに図書館内には遺跡とかジャングルとかになっている部分もあるし、【夜の女王】と言う本を咲かせるサボテンなどが植えてあったりする温室とかも有る。けど、私が外部から図書館内に転移する時は必ず広間に転移する。間違えることは無い。
周りを見渡す。うん。ちゃんと広間だ。考えろ。どうしてこうなってる?……あれ?この植物、何処かで見た気が……
「って、あれか!」
「わっ、急にどうしたの?」
「ちょっと寒くなるかもだけど我慢しててね?」
この植物はとある幻書の効果で出て来たモノ。【開拓者の書】。植物の様な装丁の本。満月の夜に暴走し、その直前にしか再封印出来ない本。曰く、異世界の住人が侵略する目的で書いた本である。幾つもの古代文明が、この本の暴走でジャングルに沈んだ。
しかし、異世界のモノであろうと、前提として植物なので火には弱い。が、燃やしたら、周りの本と【開拓者の書】が焼滅してしまう。だから、凍らせる。
【ヘルの賛歌】。古代エッダの神話詩。描かれた情景は氷の地獄、ニブルヘイム。そして、其処を統べる女王、ヘル。彼女の力を借りる幻書。さあ、
「凍り付けぇぇぇ!!」
パキキキ、パキンッ
植物が凍り付く。さて、大元ーー【開拓者の書】が開かれた場所を探そう。そして、原因となった人物を懲らしめよう。あの本は、封印が弱まってたとしても、誰かが開かない限りこうはならないからね。
☆
大部屋の一つ。其処に原因が居た。既に本は封印してある。
「で、何か申し開きは?」
「「レミリア(魔理沙)が悪い」」
「パチェ」
「二人共よ」
「よし二人共。新しい技の実験台になりなさい」
「「ごめんなさい」」
「許さない」
居たのは、《普通の魔法使い》【霧雨魔理沙】、《永遠に赤き幼い月》【レミリア・スカーレット】、《七曜の魔法使い》【パチュリー・ノーレッジ】の三人。だが、パチェが本を開けたとは考えられ無い。パチェは本の虫だが、休館中の時は安全だと確信出来る本以外開けないのだ。詰まり開けた犯人は、悪戯好きの二人、レミィと魔理沙だと解る。今度、燕返しでも食らわせよう。
「ごめん、パチェ。よろしく」
「ええ。責任を持って、連れて帰るわ」
二人はパチェに持って帰られた。
☆
「メアリー、居るー?」
「あ、おかえりなさい。あの植物は?」
「封印したわ。そうそう、新しい家族が増えたわよ」
「ほんと!?何処にいるの?」
「広間。さ、早く行きましょう」
☆
「初めまして!メアリー・ゲルテナよ。よろしく!」
「おう!俺は灰谷秋那だよ。よろしく!」
「プリヴィエート。冬鳥響華だよ。よろしくね」
「みんな仲良くね。あ、図書館内の地図渡しとく。住む場所は自分で決めてね。何処も安全な筈だから。一様、決めたら私に報告する事。良い?」
「「「うんっ(おー)(ダー)」」」
こうして、図書館は少し(?)賑やかになった。
【夜の女王】
本を咲かせるサボテン。肉食。十三年に一度だけ花を咲かせる。その花の花弁が書物になっている。その書物で獲物を誘き寄せて、充分な栄養を摂ると花を散らす。本の内容は、食べられた者の記憶と言う話があったり。出典は【ダンタリアンの書架】。
【開拓者の書】
植物の様な装丁の本。異世界の者が侵略の為に書いて送り出したらしい。解放されると、この世界には存在しない植物となり、テラフォーミングを行いながら、少なくとも町一つを呑み込む。過去に解放した文明は例外無く滅びた。しかし、植物なので燃やしたり凍らせたりすれば簡単に攻略出来る。燃やすと本も燃えてしまうが。出典は【ダンタリアンの書架】。
【ヘルの賛歌】
古代エッダの神話詩。氷の国ニブルヘイムの女王、ヘルの力を借りる事が出来、周囲を凍り付かせることが可能。出典は【ダンタリアンの書架】。原作では、これを使って【開拓者の書】を攻略した。
キャラクターのオリ名を付ける際は、何かしらのテーマを持って付けています。次のオリ名には春が入り、その後は色か方位ですかね。