書いたデータが一度吹っ飛んでまた一から書き直しだよチクショー。
よう。俺は灰谷秋那。夏流の家族だ。え?今話せてる理由?さっき来たパチュリーって奴に教えてもらった、俺の能力の一つだな。
【ありとあらゆるものを狂わせられる程度の能力】。
これで、俺の精神をほんの少し狂わせて、メタい事を言えている。でも、今俺って誰に説明してんだろ。……ま、いっか。
☆
残りの家族ーーーメアリー、響華、小楢を広間に呼ぶ。さて、どう説明しよう。っと、来た来た。
「よし、全員来たな」
「ねぇ、アキナ。ナツルは如何したの?」
メアリーが聞いてきた。俺はみんなに説明する。夏流が聖杯戦争に参加した事、後の事をパチュリーに任せた事、もしかしたら俺達が夏流に呼ばれるかもしれない事。
「秋那、夏流なら心配しないで平気だよ。リアルチートなんだし」
「……うん……。空腹のティガを、抑えられる人は、ほとんどいない……。夏流は……凄い……」
……うん、心配無いな!そう結論付けた俺達は、いつ呼ばれても良いように準備を始めた。する事あんま無いけど。
☆
〜小楢視点〜
……話合いが終わった。ボクも、ティガ達に話して来ないと……。そう言えば、響華がモノローグ?には三点リーダー?を付けない方が良いって言ってたけど……何のこと?
☆
「……だから、ボクと、来てくれる?」
「いや、オレは元からそのつもりだぜ」
「僕もだよ」
上から、ボク、ティガ、ジョーの順番。……今、ジョー達はちっちゃくなってる。大型犬、ぐらい……?
「小楢、オレ達はお前のパーカーのポケットの中に居るから、必要になったら呼んでくれ」
「ティガ、出るのも入るのも僕等だけじゃ無理だから」
「ティガ……おっちょこちょい……」
「な、何言うんだ二人とも!」
こうして、ボクの準備は、終わった。……メアリーは、画材の用意を、響華と秋那は、ダンやの用意を、しているらしい。でも、すぐに終わるはず……。
いつ、呼んでくれても良いからね?夏流。
☆
ーーーばかみたい、ばっかみたい。とある少女は笑う。
彼女の近くには、白衣の青年が立っている。従者のようであり、医師のようであり、研究者のような青年。
彼らが見つめるのはとある水盆。既に失われた文明の文字が書かれた盆には、水が張られている。其処には、とある屋敷が映っていた。
屋敷の中には、二つの人影。一人は青年。フロックコートを着た、軍人のような身のこなしの、まだ幼さの残る男。
もう一人は少女。透き通るような白い肌に、漆黒の衣装をまとう小柄な少女。彼女の黒衣はレースとフリルでゆったりと膨らんではいるが、その輪郭を包むのは、金属の手甲や無骨な腰鎧。彼女の胸元には、リボンの代わりに古びた金属の箱が結ばれていた。銀の鎖で縛られた、巨大な錠前が。
景色は移る。屋敷から、荒野へと。
映るのは軍用のサイドカー。バイクに乗るのは、
座席に埋もれるのは小柄な少女。目隠しのような大きなゴーグルで顔の半分を覆っている。雪のような白い肌と、長い銀髪。精緻な工芸品を思わせる、人形のような少女。彼女の服には革製のベルトがあちこちに縫い付けられ、彼女の動きを制限するようにきつく縛り上げている。少女が動かせるのは首から上と、両腕の手首から先だけ。その拘束衣の至る所で、古い錠前が鈍く輝いていた。数は九つ。非人道的な服である。
再び、水盆に屋敷が映り、二つの景色が同時に見れるようになった。
青年は一冊の本を取り出す。異世界を旅した男が書いたとされる、古い本。
本が開かれた時、水面は波打ち、景色は見えなくなった。波紋が収まり、景色が映った時には、二組の男女は消えていた。
ばかみたい、ばっかみたい。
少女は笑う。誰かを笑うように、虚空を見上げて。
「ねぇ、見てるのでしょう?あなたの好きにはさせないわ。引っ掻き回して上げるから、楽しみに待ってなさい、
最後の三組の男女は、とある小説のキャラです。
……第一案とは、全く違う道筋になってしまった。