言峰教会。冬木市の魔術師なら、必ず知っている教会。冬木の聖杯戦争を監視するこの教会に、何時もは見られない人影があった。
「ふむ、何の用だね?」
「いやぁ、そろそろ聖杯戦争が本格的に始まるんじゃないかな〜って、思ってねぇ。遊びに来ちゃった♪」
「勘がいいな。先程、最後のサーヴァントが召喚された様だ」
「わぁお、タイミングバッチシィ?」
「ああ。君の願いも叶えられるのではないかと思える面子だよ」
「ヘェ〜。じゃ、頑張って聖杯の器を奪わないとねぇ。だから綺礼ィ、飴ちょうだーい」
「ほら」
ガサゴソ、ポイッ
「ありがとぉ。あむっ。……!?かりゃい〜!水ー!」
「ククッ。ほら、水だ」
「ゴクゴクッ、プハァッ。…何するのさ、綺礼」
「愉悦の為だが?」
「愉悦は人間に対してやりなよぉ。僕は綺礼側なんだからさぁ?」
「そうだな。さて、そろそろ始めようか、第四次聖杯戦争の生き残りである
「何かしこまってんのぉ?ま、良いけど。あははっ、待っててねぇ?
ーーーアレンもねぇ?
☆
ーーーアインツベルン城
「あら、新たなサーヴァントが召喚されたようですね。最後のサーヴァントが」
「如何するつもりなの?
「どんな奴なのか確認しに行くだけでございます。それでは」
「待ちなさい。今行くのは得策ではないわ」
「……最初に、私は私が認めたマスターにしか従わないと言いましたよ?私が認めたマスターはあの御二方のみ。従って、あなたの指示を聴く気は一切ございません♪」
「……はぁ。どうせ令呪使っても無効化されるし良いや。いってらっしゃい、バーサーカー。殺さないようにね」
「分かってますよ?私も、
聖杯戦争史上、最凶の
☆
ーーー柳洞寺
「ふふふ、神に等しい力を持つランサーに、剣を使うアーチャー。私でも敵わない程強いバーサーカーに、謎の乱入者。あと、本物のセイバー。面白い事になってきたけれど、正直面倒ね。……それにしても、何故、貴女が参加しているのかしら?夏流……」
「■■■様、お茶でございます」
「あら、悪いわね。あと、名前じゃなくて、キャスターって呼んで頂戴、アサシン」
「幻想郷での癖が抜けないもので。と言うか、無理矢理私を呼んだのはマスターですよね?」
「ええ。彼女にはちゃんと言ってあるから気にしなくても大丈夫よ?」
「食料は……」
「届けさせるわよ。さぁ、美しき我等の郷の為に、勝ち抜きましょう?」
「畏まりました。……話は変わりますが」
「何かしら?」
「彼処にいきなり出て来た彼女は誰ですか?」
「私も聞きたいわね、それ」
☆
ーーー所変わらず柳洞寺
一人の人間が、一台のモトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す)に乗って呆然としていた。
「ねぇ、キノ」
「なんだい?エルメス」
エルメスと呼ばれたモトラドは聞く。
「ここ、どこ?」
キノと呼ばれた人間は答える。
「ボクが聞きたいよ」
「とりあえず、あそこに居る人達に聞いてみれば?」
「片方は、周りを白い球体が漂ってて気になるけど、仕方がないか」
☆
ーーー紅い館
「ふふふっ。揃ったようね、
「ええ。けれど、如何するつもりなの?レミィ」
「決まってるじゃないか。あのスキマだけに良いとこを持って行かせるか!私達も乗り込むぞ!咲夜、用意をしろ。パチェ、地下室の封印は?」
「残念ながら、フランは参加する気満々みたいだけれど?」
「ちっ、仕方がない。美鈴、フランのお守りをしろ。パチェ、向こうに行く準備は?」
「あとは、魔法陣を起動させるだけ。夏流がいる場所に転移するわ。あと、私は迷宮図書館の番をしてなくちゃならないから参加出来ないわ」
「わかっているさ。もしもと言う時は参加してもらうがな」
「ええ。そのもしもが来ない事を願うわ」
「お嬢様、準備が整いました」
「こっちも平気ですよ〜」
「早く行こうよ、お姉様!」
「ああ、行くぞ!」
ーーー冬木市へ!
もはや、作者の手を離れて活動しているような気がする。キャラが勝手に動くってこういう事か。