俺はMUGENの可能性 作:轟く雷鳴のギース
ほな行きまっせ〜
「なるほど…そういうことだったんですね」
職場体験が始まって数日が経つ
そこで俺は様々なことをシンリンカムイさんから教えてもらった
彼の得意技であるウルシ鎖牢の事についてや対
だがそこはやはり…なのだろうか
塩崎さんと違って俺の個性でそれを今すぐ上手く活かせるかと言われると答えはNOだ
それには明確な理由があり、俺は元々牽制技よりもゲージ技や一撃技を好んでデータを入れていた事に起因する
シンリンカムイさんは小技を絡めて本命を当てるタイプのヒーローだ
言わばオールマイトと対極に位置する戦法を取る
だから今度そういう小技系統のキャラのデータを入れてみて試してみようと思う
うーん、例えば…置きロバとかかな?
なんか違う気もするがとりあえず入れてみるか
「体育祭の戦い方を見る限り君は爆豪君と同じで戦闘という点で筋が良い。今は出来なくともすぐに出来るようになるさ」
シンリンカムイさんは優しく俺の肩に手を置いてくれた
「さて、それでは今日だけどパトロールに行きたいと思う。場所はそうだな…保須市にしようか。最近ヒーロー殺しが現れたりで市民は気が滅入っているようでもあるし」
我々がいるという事で少しでも安心感を与えることが出来れば御の字だ
と説明しながらシンリンカムイさんはパトロールへの準備を始めた
それをみた俺と塩崎さんはそれに倣って急いで準備を開始する
特にこれといって必要なものはないのですぐに準備は終わり保須市へとパトロールに向かって行った
そこに向けられている悪意という存在に気付くことなく
☆☆☆
「うむ、いつも通りといった感じかな。我の考え過ぎだったかもしれない」
パトロールを開始して1時間と少しが経過したが街はまさに平和の一言だった
誰かが喰い逃げをするしたなどというちっちゃな事件にすら遭遇しない
「寧ろこうやってヒーロー達が定期的にパトロールをしているからこんなにも平和で居られるんだと思いますよ」
「そうですわ。どんな悪事を働いたとしてもいずれは裁かれる運命。それをヒーローという抑止力によって無駄な裁きを受ける人を減らせるのであればそれ以上に良いに越したことはありませんもの」
うん、ここ何日間塩崎さんと喋ることがあったけど見た目通りこの人お嬢様だ
しかもかなり宗教に盲信してるという身内にしたくないランキング上位に入るタイプのやつ
別に俺は神様とか信じてない訳ではないけどこの人並に盲信しちゃうと逆に周りが見えなくなってしまうからな〜
恋は盲目みたいな格言があるけどそれと同じようなもんだと思う
「そうあることを願うよ。我々ヒーローは
などとシンリンカムイさんが話しているが本当にそうだと思う
だが市民達がヒーローを求めるのは本来存在しないはずの
確かにオールマイトやエンデヴァーのような圧倒的な存在のおかげでこの辺りの犯罪件数は軒並み減少している
オールマイトがエンデヴァーがいるから犯罪行為をするのはやめよう
そういう考えが市民の中の一部の人に芽生えている時点で人はヒーローという存在をなくすことは出来ないのだ
「そして市民が我々を求める限り我々は全力を尽くさねばならない。ヒーローとはそういう存在なのだ」
シンリンカムイさんは俺たちにその思いを語っていると突如として悲鳴があがり爆発音と共に煙が登り始めたのだ
「ちっ。君達は市民を安全な場所に誘導してくれたまえ。我は元凶を叩きに行く」
即座にシンリンカムイさんは俺たち2人に指示を出すと行動を開始する
「もしも市民に危害を及ぼすような因子が現れた場合のみ個性の使用を許可する。それ以外は決して個性の使用は禁ずる」
と、限定的な状況下でのみ個性使用の許可を得た俺と塩崎さんは突然のテロ行為によってパニックになった市民達を安全な場所へと誘導を行い始めた
置きロバ
設置型の技に全攻撃力を注ぎ込んだと言って過言ではないキャラ
とりあえず敵に当たる位置に技を置けばなんとかなる
置けなかった、敵に当たる位置に置けなかった場合は負ける
同ランク帯ならほぼワンチャンある
私のお気に入りのキャラの1人である