俺はMUGENの可能性   作:轟く雷鳴のギース

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死をくれてやる








レーススタート





35話

レーススタートの合図が放たれる

その瞬間5人の生徒は一斉に飛び出す

皆が皆自分の個性を活かすことができる方法で目標地点まで走る当然俺もそうだ

 

 

突撃(とつげぇぇぇぇき)っ!!」

 

俺は腕の中に縫いぐるみのようなものを抱きかかえながら背中に突如として生やした純白の翼で宙を舞っていた

 

『緑谷の次は!』 『お前が飛ぶのかよ!』

 

ギャラリーがそう喚いている

お前ら言っとくが始めはさっきの緑谷みたいな動きする予定だったんだからな!?

そこんとこ理解してくれよ

 

俺はそう愚痴りながらオールマイトがいるであろう場所に飛ぶ

その時視界の端にある影が写り込んだ

 

「てめぇだけじゃねぇんだよ!」

 

爆発音と共に俺と並びだったのは当然爆豪だ

俺が空を飛ぶのが予想できていたらしい

 

「体育祭、USJ、体力測定。その全てでてめぇはわけわからん事してきてんだ。これくらい想定内だダァホ!」

 

やっぱこいつ頭いいよな

その性格さえ治せばいいのに

まぁそんな爆豪は爆豪じゃないから嫌だけどさ

 

「けどお前もそんなに爆発させまくっていいのか?手の汗腺から爆発の素みてぇなん出してんだろ?」

 

「はっ!てめぇに心配されるほどヤワじゃねぇ!」

 

俺の心配も逆に煽りになったのか

爆豪は並走する俺を置いて先に飛んでいく

ほんとあれすげぇよな

俺技をあんな使い方するなんて今まで思いつかなかったもん

けどさ、既に直線上にオールマイト捉えてんだわ

この勝負爆豪には悪いけど俺の勝ちだ

 

俺は少し高めに飛ぶと再現していたエレシュキガルを解除する

すると当然自然の摂理にしたがって俺の体は自由落下を開始する

だがそれを俺はゆるさない

俺はすぐさま再現させるキャラをベガに変更する

そしてそのままベガの代名詞の技を発動させる

 

 

 

「サイコクラッシャー!!」

 

 

独特の渋みのある声が辺りに響き渡る

俺の体はサイコパワーを纏ったままオールマイトに向かって一直線に地面と平行に飛ぶ

それはまるでロケットのようで前に飛んでいた爆豪をあっさりと追い抜かす

 

「ちっ!!」

 

とてもわかりやすい舌打ちサンキューだぜ爆豪!

だが残念だな、俺も負けるわけにはいかんのだよ

エレシュキガル再現させてる時点で結構キツイんだよ

いくらeasyが着いてカラー落としてるからといってなんだかんだあいつも神クラスだし発動封印されてるだけで凄まじいデータ量なんだからな?

攻撃面抑えられてるから周りに被害はそこまで出ないだろうけどさ

しかも無理矢理つばさまで再現させちまってるから負担が半端でない

 

「このままおれが一位だ!」

 

と、俺が視界にオールマイトを捉える

しかしここで俺は思わず「あ…」と呟いた

 

「やっべ…。高度足りねぇ」

 

そう、それはこのまま突撃すれば高度が足りないためオールマイトの足元の建物に激突してしまうのだ

それを察知した俺はサイコクラッシャーを解こうとするが発動してしまったゲージ技の都合上キャンセルができない

俺は諦めてそのまま建物へと文字通り「突撃」した

 

 

☆☆☆

 

「結果としては爆豪少年が一位だね」

 

レースが終わってオールマイトの内容の評価に入った

あ、先に言っとくと俺は4位でした

突撃した勢いで崩した瓦礫を退かすのに時間がかかってしまったため遅れてしまった

 

「他のみんなも上手く個性を扱えていたようだしわたしは嬉しいよ。まぁ一部制御不能になって暴走した子もいるみたいだけどね」

 

うむ、俺だね

あんだけ大きな声で「俺が一位だ!」とか叫んでおきながらのこのオチは最悪すぎる

直前の緑谷と全く同じオチだから余計に笑えない

オチがかぶるとかやっちゃいけないことだってのに…

 

「今回のレースで戦闘面以外での自分の課題も見えたと思う。君達は金の卵だ、磨けば磨くほど輝いていく。わたしは君達が立派なヒーローになることを心から祈っているよ」

 

各生徒に評価を語ってからオールマイトは最後にそう締めくくる

因みに俺への評価は「勝負を焦りすぎ」ということと「もっと自分の個性の真の意味を考えるべきだ」ということだった

勝負を焦りすぎだということはすんなりと理解できた

俺自身反省点としてそこをあげていたからな

だが俺の個性の「真の意味」とはなんだ?

恐らく、いや確実にオールマイトは俺の個性がどんなものなのかを知っているようだ

そうじゃなかったらあんなアドバイスなんかできないだろう

 

「それでは君達は休憩してて貰えばいいよ。わたしは次のレースの準備に入るよ」

 

それでは!とオールマイトは手を振りながらこの場から退散する

今回のレースは内容やオールマイトの評価的にとても腑に落ちない結果になった

オールマイトの言葉の真意はなんだったのか

これがわかるには俺はまだまだらしい…

 

 

 

 




エレシュキガル
アルカナ2のラスボス
のちにプレイアブル化したアンジェリア・アヴァロンの神カラー
今回はその低カラーであるERESHKIGAL-Easyである
裸ワイシャツの金髪の可愛らしい(見た目)幼女
神カラーのエレシュキガルの場合なんか色々とやばいことをやりまくっているので注意が必要
みなさんも幼気な幼女を虐めてはいけません


ベガ
ストリートファイターに登場
シャドルーの総帥
サイコパワーと呼ばれる悪のオーラをまとって戦う
因みにこのサイコパワーは年を取るたびに衰えていっているらしい
まるでニュータイプ能力が衰えているとかいって最前線で戦うどこかの白い悪魔のような設定が組み込まれている

サイコクラッシャー
ベガの必殺技
全身にサイコパワーを纏って相手に突っ込んでいく技
今回はただの推進力として使用
尚、失敗に終わる




嶽少年の個性「MUGEN」の真の意味とは…

因みにこれをちゃんと理解して使い始めると無双モードに入ります
まぁ、MUGENだからできることです
冷静に考えればこれができないわけないんですよね、はい
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