俺はMUGENの可能性 作:轟く雷鳴のギース
フッ……私を殺すのか…
「はぁー。わっかんねぇなー」
とりあえずMUGENを起動して色々弄ってみたがなーんもわからん
俺にはキャラ改変やキャラ制作の知識はないからそこから切り込むこともできないんだよなー
俺にあったキャラを作って俺に入れるのがもしかしたら最善の策なのかもしれないけどそれは無理
となると…うーん、やっぱ遠回りでも体を鍛えるべきなんだろうか
ラグドールは答えの1つではあるって言ってたし間違いではないはずだからな
「よし。んじゃ体を鍛えるか」
けど思い至ったんだけどさ
体を鍛えるってどうするん?
筋トレするのも鍛えてるわけだし実践経験を積むのも鍛えてるわけじゃん?
なにすればいいんだろ…
「はい、君!暇ならこっち来る!」
その時女とは思えない別のスーパーでサイヤな人っぽい戦闘民族のような人から呼び出しをくらう
その人は虎と呼ばれるプッシーキャッツの一員で主に武力担当の人だった
「君も体を鍛えなきゃならないんだってね。だったら来な」
大凡女性が出せる覇気ではない何かを纏いながら虎は言う
流石の俺もあの覇気で凄まれると怖すぎて大人しくいう事を聞いたんだけどさ
「もっと腕を上げて!!もっと腰を捻る!」
うん、死ぬかと思ったよ
なんなん!あれ!キツすぎるよ!
あのメニューを楽々とは言わないが何食わぬ顔でこなす緑谷なにもんなん!?
俺10分保ったのいい方だと思うんだけど!!
「嶽君って戦う時あんなに凄いのに意外と体力は無いんだね」
なんて緑谷に言われる始末
イジメか!!
「あれについていけるお前がバケモンだよ…」
俺はそう皮肉を込めて言ったが緑谷は笑って流しやがった
あぁぁぁ!!腹立つ!
緑谷の事だから馬鹿にして言ったわけじゃないってわかるんだけどなんか腹立つ
なによりもそんなことを言われる俺自身に腹が立つ
「絶対合宿終わるまでに見返してやるかんな…」
体を鍛えることから緑谷を見返すということに目的が変わった瞬間だった
☆☆☆
「今日からは君たちが自分でご飯を用意してね!」
「自分が食べるものは自分で作る、それが合宿の醍醐味さ!!」
なんて言われてみんなぶつくさ言いながら調理に取り掛かる
「嶽はさ、料理出来んの?」
同じ班に割り振られた切島がそう聞いてきた
「ん?まぁ人並みには。だから今なに作るか考えてる」
「まじで?お前料理スキルまで持ってんのかよ」
「いや、料理できないと飯ないもん」
なにを当たり前のことをこいつは聞いてるんだ?
「あれ、お前って一人暮らしだっけ」
「おん。まぁヘトヘトな日なんかはコンビニとか外で済ませたりはするけど基本は自炊してるよ」
ぱーっと見渡した感じ野菜に関しては文句ないレベルで揃ってる
冷蔵庫には豚、牛、鳥と充分な位肉類や旬な魚類も揃ってた
調味料もそんなマイナーなものまで…と言えるようなものまで揃っていた
「お前らはなに作るん?」
「俺らは肉じゃがかカレーでも作ろうか〜って話だけど」
と、他の人たち
麗日、八百万、峰田に切島を合わせた4人が頷いている
「んじゃお前らはお前らで何か一品作れよ。腹減ってるだろ、あとのおかずに関してはなんか適当に作るわ」
そう言って俺は必要な食材の調達に出て手を洗ってから調理に取り掛かっていった
☆☆☆
「おい、お前…」
俺が作った料理を前にしてみんなが言葉を落とす
「お料理が出来るとは聞いてましたが…」
「すっごい!ほんとすっごい!!」
「ねぇ、切島。こいつぶっ飛ばしていい?なんでこいつこんなスキルまで持ち合わせてんの?」
見栄はるためにかなり本気出したけど、そこまで言うほどじゃないだろ
ただちょっと中華料理をぴゃーっと作っただけじゃん
あ、因みに自信作はそこの麻婆豆腐な
どこぞの神父に文句言わせない仕上がりになっております
「うわぁ、すっげぇなおい」
「やっべぇ!うまそー!」
「誰が作ったの!?」
と、騒ぎを聞いて見にきた他のみんなが集まってきた
「ん、食べたいならやるぞ。ちょっと量多く作りすぎたかもって思ってたし」
そう言った瞬間「うおおお!!」だの「やったぁぁぁ!!」などという歓喜の声があちこちから上がった
「けどあくまでも俺らが食べる分は残せよ。もう一度作るのは面倒だから」
という俺の声は虚しく歓喜の声に消え、争奪戦の末俺達が食えるだけの分は残っていなかった
「はぁ…」
無残にも残された空っぽの器を見て俺は思わずため息をつく
「ちょっと待ってろ。簡単なもんならすぐ作るから」
そう言って俺は再びキッチンに向かったのだった
☆☆☆
「何か手伝えることはありませんか?」
俺が野菜を切ってると八百万達がそう問いかけてきた
「ん〜。別にないけどそうだな。そこの野菜を切って欲しいかな。その間に肉の下処理するわ」
指差した先にあったのは玉ねぎやネギ、ジャガイモなどの野菜類
「麗日も暇ならそこのりんごを擦って欲しいかも。切島と峰田はあいつらが食い散らかした皿を洗って机拭いといて」
なんか直感的に男子陣に包丁を持たせてはいけないと感じたためそう指示を出す
「米もなかったな…。土鍋あるしこれで炊くか」
と肉の下処理を始める前に米を研いで水を吸わせる
その間に肉の下処理を済ませ米を炊き始める
「ねぇねぇ、因みに今は何作ってるの?」
慣れた手つきで作業をする俺に声をかけてきたのはりんごを擦り終わった麗日だった
手や顔に擦ったりんごが付いているがそんなの気にせずに首を傾げている
「カレーだよ。ルーはあるけどそれじゃ他のみんなと同じような味になるからスパイス作ってるんだよ。殆ど勘で組み合わせてるから失敗するとやばいことになるけど、まぁりんごとヨーグルト入れるしマシにはなると思う」
「へー、嶽君ってなんでもできるんだね!」
へへへ、と笑いながら麗日が言うが「そんなことはない」と返した
「俺は料理をしないとお金が飛ぶからしてるだけ。普段はさっきみたいな料理を作ることはほぼないよ。基本的に肉焼いて食べるとか魚焼いて食べるとかしかしてない」
たまーに手の込んだものを作る程度だよ、と麗日に言った
「けど嶽君いると安心できるな。同じ班で良かったよ」
んー、どうもこいつといるとこっちの調子が崩れる
特に麗日もそうしようとしてるわけじゃないってのはわかってるんだけどなー
「ほら、顔にりんご付いてるぞ。顔洗ってこい」
理由もなく追い払うのはなんかアレなので無理矢理理由を作って追い払う
麗日は「ほんとだ!早く言ってよ!」などと言いながら顔を洗いに行った
「仲良ろしいんですね」
「まぁ同じクラスだからな。悪い奴じゃない事も知ってるし」
そうですか、と答えた八百万は綺麗に切り終えた野菜を持ってきた
「あ、そうだ。改めて言うけどテスト勉強ありがとうな。お前がいなかったら俺今頃補習組の中にいたと思う」
「いえ。私も嶽さんとの組手の経験を活かせましたから、お互い様ですわ」
そっか、俺も八百万の助けになれたのか
なら良かったわ
「まぁまた勉強教えてくれって頼むかもしれないけどその時またよろしく頼むよ。お前の教え方わかりやすいからさ」
八百万にそう頼みながらカレーを作っていく
「はい。それは全然構いませんわ」
テーブルでわいわい騒ぐ他のみんなを見ながら八百万は答えた
「んじゃあとは煮込むだけだ。もうちょいかかるから先にお前らが作った料理でも食べてようぜ」
「お、いいね。よし、そうと決まれば峰田準備だ!」
そんな感じに合宿2日目は終わりを迎えたのだった
この合宿に待っている最悪の結末など誰も想像なんてしていなかった
実はブートキャンプが出来るほどの体力は持ち合わせていなかった件
体育祭や、オールマイトとの授業の時、合宿最初の魔獣の森攻略の時も主人公は殆ど走ってはいないんですよね
飛んだりキングベヒんもスに乗ったりしてましたから
あと、まともに料理できる描写があったのってかっちゃんと砂糖くらいだよね…?
今週のジャンプで出た女の子のキャラ超好みな件