オッス、俺の名前はバン。
マサラタウン出身のポケモントレーナーだ。
10歳の誕生日をむかえ旅立ちの日にポケモンを受け取った俺は様々な地方を旅し、
世界でも有名な大会、ジョウトリーグ・シロガネ大会に出場するためにシロガネやま麓の町まで来ていた。
「いよいよ大会だ。お前ら気合い入れていけよ。」
俺の声にベルトに付いたモンスターボールが大きく揺れる。
ジム戦や旅を共にした大切な仲間たちだ。
「受付はこちらです、参加をご希望される方はお急ぎください。」
「おっと、急がないと。」
本日、天気は晴れ。
絶好のポケモンバトル日和である。
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『さあ、本日もやってまいりました。ジョートリーグ・シロガネ大会!!世界中からポケモンバトルを極めしトレーナーたちが今日も大勢集まってきたぞー!!いったいどんなバトルを見せてくれるのかー!!実況はわたくしMr.トレーナーと!本日は解説役としてポケモン研究の世界的権威オーキド博士にお越しいただきました!オーキド博士よろしくお願いします。』
『うむ、解説のオーキド博士じゃ。今日は天気も良くよいバトルが見れるといいのう。大会出場者には期待したいところじゃな。』
『さらに本日は特別ゲストとしてジョウトチャンピオン、ワタルさんにも来ていただきました。ワタルさん会場の選手たちの気迫が伝わってきますね。』
『はい、どの選手が優勝してもおかしくない。そんなパワーを感じます。』
『おっとー!ワタルさんから今大会のレベルの高さがうかがえる言葉がもれましたー!!はたして優勝するのは誰なのかー!!』
『おお、どうやら始まるようじゃの』
『此処シロガネの地ではかつてあった争いの最中、ホウオウが現れせいなるほのおによって荒廃した大地を蘇らせたと言います。それ故、シロガネ大会の開催にはせいなるほのおを灯した聖火がリレーによって運ばれてきます。今大会の聖火リレーのラストを飾るのは聖火リレー歴40年のベテラン、イシズミ選手です……今……ホウオウの像に……火が……聖火が灯されました!!』
『これをもってシロガネ大会開催です!!』
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大会を見に来た一般の人、大会に出場する選手……それら多くの人が聖火リレーの終了と燃え上がるホウオウのせいなるほのおを見つめる。
会場は大会の人たちの声で大盛り上がりだ。
「すごい熱気だ、絶対優勝してやるぜ。」
『それではシロガネ大会を開催いたします。各々に振り分けられた番号と掲示板の指示に従って移動してください。』
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『選考会のルールをお知らせします。使用ポケモンは一体、試合の勝ち負けではなくトレーナーの技術によって優劣を判定します。負けた選手も予選リーグに進める可能性はありますのでそれぞれ持てる力を出し尽くしてください。』
「Gブロック第4試合、マサラタウンのバン選手!」
「はい!」
とうとう俺の出番だ。
「対するはヨシノシティのナナカ選手!」
「うっす!」
格闘着を着た大柄の男が俺の前に立つ。
俺のこの大会で初めての相手だ。
漂わせる雰囲気がただものでないことを匂わせる。相手にとって不足なし!
「「よろしくお願いします!」」
「いけ、キュウコン!」
「コーン!」
「やれい、ゴーリキー!」
「リキリッキ!」
ゴーリキーか、攻撃力が高いかくとうタイプ。接近戦は不利、だったら……
「それでは試合開始!」
「キュウコン、かえんほうしゃだ。」
「ゴーリキー、いなしてからてチョップだ!」
「コォーコオーー!」
キュウコンの口から真っ赤なほのおが勢いよくゴーリキー目掛けて放たれる。
「ゴォーリッキ!」
しかしゴーリキーは上半身を少しそらしただけでキュウコンのかえんほうしゃをかわす。
「っな!!」
流石はシロガネ大会、レベルが高い!最低限の動きだけであのかえんほうしゃをかわすか。
かえんほうしゃをかわしきったゴーリキーが右手を光らせて走ってくる。
「でんこうせっかでかわして後ろを取るんだ!」
「コンッコーン!!」
ゴーリキーがからてチョップを振り下ろす瞬間、キュンコウは本来のスピードを越えてゴーリキーの背中に回り込む。
「リキ!?」
地面に叩きつけられたからてチョップでフィールドが割れる。だがその場にキュウコンは既にいない。
「後ろだ!ゴーリキーばくれつパンチ!」
「負けるな、かえんほうしゃ!!」
キュウコンから放たれたかえんほうしゃとゴーリキーのばくれつパンチがぶつかり合い、爆発が起きる。
キュウコンは爆発から離れ煙の中を注視する。その煙が晴れるとところどころやけたゴーリキーがどっしりと構えている。
「……リッキ!」
「根性だゴーリキー!根性を見せろー!!」
耐えたか、かえんほうしゃの勢いをばくれつパンチのパワーで落としたのか!?やるな、それに背後の敵に対してあの反応速度……
だが見たところゴーリキーはやけどを負っている。攻撃力が落ちているはずだ。
「キュウコン、もう一度かえんほうしゃ!」
「コォーコオーー!」
再びキュウコンからかえんほうしゃが放たれる。
「ゴーリキー、地面に向けてからてチョップだ!」
「ゴォーリッッッキィイイイーー!!!」
ナナカの指示を聞いたゴーリキーが先程よりも力強く光らせた右手を地面に叩きつける。
すると、叩きつけられた衝撃でゴーリキーの正面の地面がせり上がりキュウコンから放たれたかえんほうしゃはそのせり上がった地面に防がれる。
さっきより威力が上がっている!?とくせいのこんじょうか!
「ゴーリキー、せり上がった岩でなげつけるだ!!」
「キュウコン、アイアンテールで打ち返せ!」
「リキッリキッリキ……!」
ゴーリキーがとくせいのこんじょうによって上がったパワーを以て砕けたフィールドの大岩をキュウコン目掛け投げつける。
「コン、コン、コーン!」
投げつけられた大岩はキュウコンの九本の尻尾から繰り出されるアイアンテールによって砕かれ、その破片はゴーリキー目掛けて勢いよく飛び散る。
「リキーー!」
砕かれたとはいえ、元の岩が大きかったためにその破片も小さいとはいえず、まるでストーンエッジのごとくゴーリキーを襲う。
やけどのダメージでじわじわと減っていた体力がそれによって一気に減らされる。
「とどめだ、最大パワーでかえんほうしゃ!!」
「まだだ、ゴーリキー!!リベンジだー!!」
「コォーコオーー!」
「ゴー、ッリッキーー!!」
本日4度目の今までで最も大きいかえんほうしゃがゴーリキーに放たれる。
それに対し、ゴーリキーは体をうっすらと光らせながら右拳をかえんほうしゃ目掛けて叩き込む。
リベンジはダメージを負った直後に放つと威力が2倍になる技、ゴーリキーの高い攻撃力とこんじょうのとくせい、そしてリベンジの技としての性質が組み合わさりその威力はあのばくれつパンチを超える!
巨大なかえんほうしゃと極限のリベンジがぶつかり合う。
「コォオーーー!!」「リッキーーー!!」
そしてそのパワー勝負はゴーリキーのリベンジが競り勝ちかえんほうしゃを突き破る。
しかしかえんほうしゃを突き破り、リベンジを叩き込もうとしたゴーリキーの動きが止まる。
いないのだ、かえんほうしゃを放っていた……技を叩きつける相手が……いない!
そうだゴーリキー、キュウコンはもうそこにはいない。今、キュウコンはお前の……
「上だー!ゴーリキー!」
もう遅い、ゴーリキーのあの振り下ろす大勢からでは間に合わない
「とどめのアイアンテーーール!!」
「コーー、コン!!」
キュウコンの空中から繰り出されたアイアンテールがゴーリキーの頭に直撃する。
「リキーーー!!」
ズンッ
それを最後にゴーリキーがフィールドに倒れる。
「ゴーリキー戦闘不能、よって勝者マサラタウンのバン選手!!」
「よっしゃー、やったぜキュウコン!!いいバトルだったぜ!」
「コ~ン」
審判の判断で勝負の結果が出る。俺は初戦を無事勝利できた嬉しさでキュウコンに抱き着く。
九本の尻尾はフカフカでいつ抱き着いても飽きない俺の旅の癒しだ。
キュウコンも俺に甘えてのしかかってくるので少し重かったりするのだが……
しかし、初勝利ではあるが選考会はトレーナーの技術で判断される。
勝ったから上がれるというわけではないのだ。
はたして、結果はどうなるかな?
手持ち一匹目
キュウコン
技:かえんほうしゃ、でんこうせっか、アイアンテール、???
需要あったら連載してみたい