街
警官1「指名手配犯を見つけ出せ!!」
警察が町中にたくさんいて、指名手配犯を探すために彼方此方回っていた。
警官2「見つかったか?!」
警官3「いや、まだだ。必ず見つけ出してやる!!」
そう言いながら指名手配犯の捜索をし続ける。街角の間に隠れている一人の人物がいた。
はるか「・・・・。」
そう、その人物こそ春野はるか。彼女はクウェルズにノーブル学園を襲撃されて逃走し、指名手配犯としてでっち上げられて逃亡生活する日々を送り、服装は私服に着替えながら自分の素顔がばれないように帽子を頭にかぶってサングラスをかけて行動する。
はるか「(なんでこんな目に遭うの。)」
自分が今指名手配犯として追われて、警官から身を隠していきながら逃げる毎日を送る、
はるか「はあ、はあ、はあ。」
警官が違うところへ移動した今、街角の間からすぐに出て走り出した。
はるか「(もう嫌だよ、こんな毎日。もう限界だよ。)」
逃亡生活を送る毎日に耐え切れず、限界を感じて、自分を助けてくるものは今はおらず、かつて共に過ごしたみなみやきららやトワはおらず、自分一人で今の状況をしなければならないのだ。
はるか「はあ、はあ、はあ。」
警官の追っ手に見つからないように必死で走り続けるはるか。そんな彼女にある人物が現れた。
ゆり「そこのあなた。」
はるか「ひっ!!」
変装して身を隠す彼女の名前を呼んだのは月影ゆりだ。
ゆり「怖がらないで、私よ。ゆりよ。」
周りに気付かれないように小さい声をかけたゆり。
はるか「ゆりさん・・・・なの・・・・。」
ゆり「そうよ、あなたが指名手配されたと聞いて助けに来たのよ。」
はるか「私、私、私・・・・うっ、うううっ、わあーん。」
ゆり「辛かったのね。」追われの身になって逃げ回る毎日を送って辛く耐えれず泣き出したはるかをゆりが抱き締めた。一方、井碑流がニューヨークの出頭したため代わりに武藤が務める事になり、国内における事を行っていた。
国会議事堂
武藤「国内のスパイは出ていないか?」
自衛隊員1「今世界愛国法案の戒厳令により、幾つか検挙している。」
武藤「この世界を脅かす者は邪悪なる者の手先だ、一人足りずこの世界から残すな。」
自衛隊員1「了解。」
世界愛国法案の戒厳令によって市民の行動を制限してスパイを見つけ出す名の弾圧を行い、市民の大勢を圧政した。
武藤「ところで春野はるかは見つかったか?」
警官4「いえ、見つかっていません。」
武藤「それならワシがいい手を打ってある。」
警官4「それは?」
武藤「それは見ての楽しみだ。いくら彼女でも出なければならいのだ。」
武藤がはるかを出すためのその策とは一体。一方、ゆりに助けられたはるかは彼女のアパートに身を隠していた。
アパート
ゆり「もうここなら安心よ。」
はるか「ありがとうございます。」
ひかり「よろしければ私のたこ焼き食べませんか?」
はるか「ひかりさん!!」
ひかり「はるかさん、逃亡生活している間あまり食べていなかったみたいね。」
はるか「はい、逃げるのに精一杯でした。追っ手から見つからないように私は服も着替えて行動していたんです。」
薫子「本当に辛かったわね。」
はるか「もう耐えれなかったです。私、悪い事だってしていません。」
ゆり「あなたがでっち上げれた事は分かっているわ。世界会議、伊藤井碑流、クウェルズのやり方にはもう私達だって耐えれないわ。」
はるか「ノーブル学園のみんなが酷い目に遭わされて私一人だけが・・・・。」
あゆみ「わかるわ。ニュースでノーブル学園が襲撃された事は。それとプリキュアが戦争に加担したのよ。」
はるか「プリキュアが戦争に加担ってどういう事ですか?!」
ゆり「あなたは彼女達が世界会議に着いた事は知らないのね。」
はるか「一体何が起きたのか教えてください。私が逃亡生活している間に何が起きたのか。」
ゆり「いいわ、あなたに今起きた事を全て教えるわ。」
ゆりは何も知らないはるかに今起きている事を全て話した。ゆりから全ての事を聞かされたはるかは、
はるか「なぎささん達が世界会議に・・・・?!」
ひかり「なぎささん、ほのかさん、咲さん、舞さんや他のプリキュアまで世界会議に着いたの。井碑流の甘いエサで釣られて大勢行ってしまったの。」
はるか「そんな・・・・。ラブさん達は・・・・。」
ゆり「世界会議が某大学に襲撃して行方がわからなくなったみたいよ。」
はるか「あっ、あああ、なんでこうなるの・・・・。」
あゆみ「はるかちゃん。」
はるか「何でこんな事になるの・・・・。」
ゆり「悔しいわ。」
ゆりから聞いた話ではるかはなぎさ達が世界会議のために戦いながらプリキュアが戦争に加担して人を傷つけている事やラブとせつなの大学が襲撃されて行方がわからなくなった事でショックを受けた。
はるか「どうして辛い事ばかり起きるの・・・・。」
薫子「はるかちゃん。」
辛い事ばかりの連続で傷付くはるかはその心は酷く痛んだ。そんな中、テレビから武藤の姿が映り出された。
武藤「指名手配犯の春野はるかよ!!」
はるか「!!」
自分の名前が呼ばれた事にはるかは、
はるか「何で私の名前を!!」
武藤「テレビを見ているなら貴様に最も大事なものどうなるかわかっているか?!」
はるか「大事なもの・・・・?」
武藤「これを見ろ。」
テレビの映像から武藤が見せたのは、何とはるかの家族である父、母、妹らが貼り付け十字架で人質にされた姿だった。
はるか「お父さん、お母さん、ももか!!」
家族が人質にされた姿を見たはるかは世界会議が自分の家族を手に掛けた事であまりに愕然とした。
はるか「何でお父さんやお母さんやももかが・・・・!!」
ゆり「落ち着いて。」
薫子「はるかちゃん、罠かもしれないのよ。」
はるか「何でお父さんとお母さんとももかが人質になったのよ!!」
ひかり「はるかさん、これは罠です。ここは・・・・。」
はるか「落ち着けられないわよ!!ゆいちゃんやみんなの次はお父さんとお母さんとももかが犠牲になるのは嫌よ!!」
クリス「あれは本物よ。」家族を人質にされたはるかが冷静さを失って動揺している中で、龍奈とクリスが現れた。
ゆり「あなたはクリス。」
ひかり「クリスさん、その人は?」
龍奈「私の名前は龍奈。あなた達を助けるために来たの。」
あゆみ「私達を助けに来たって?」
クリス「世界会議の脅威がますます広まっていく一方よ。奴らは全世界の支配する事も目論んでいるのよ。」
ゆり「世界会議はパラレルワールドも支配するという事ね。」
クリス「そうよ。このままだとますます全体的に脅威になるわ。」
薫子「まるで軍国主義みたいだわね。」
はるか「・・・・。」
ひかり「はるかさん。」
はるか「お父さん、お母さん、ももかが。」
家族が人質にされた事ではるかはすごく落ち着けずに不安に陥った。
龍奈「あなたの気持ちはわかるわ。」
ゆり「ここは考えて行動するしかないわ。」
ひかり「向こうが何をしてくるのかまだわからないです。」
クリス「あなた一人で危険な目に合わせるわけにはいかないわ。」
はるか「みんな。」
ゆり「あなたの家族を必ず私達が助け出すわ。」
龍奈「まずは行動を練る。」
武藤によって人質にされたはるかの家族を助け出すべくゆり達は早速行動を開始した。一方、市街地の広場にて、はるかを誘き寄せるべきはるかの家族を張り付け十字架で人質にして待ち伏せをする武藤。
街
広場
武藤「春野はるかはまだ来ないのか?」
クウェルズ隊員1「はい、まだ彼女は来ません。」
武藤「そうか。」
いぶき「お前達はるかに何をした!!」
もえ「はるかにどうして酷いことをしたの?!」
武藤「貴様らは黙っていろ。」
いぶき「ふざけるな、はるかは、俺の娘に手を出すな!!」
武藤「こいつを黙らせろ!!」
クウェルズ隊員1「はっ。」
反抗するいぶきに対してクウェルズの隊員がスタンナックルで彼の顔面を強く殴った。
いぶき「うわあああああー!!」
スタンナックルから流れてきた高圧電流で殴られて気絶したいぶき。
もえ「あなた!!」
ももか「お父さん!!」
武藤「逆らうとこうなる、思い知るがいい!!」
もえ「私の夫に何をするの!!政治家がこんな事をしていいの!!」
武藤「貴様、逆らうと夫みたいになるぞ。」
一般人を人質にして非道なやり方を表す武藤。そんな中、家族を助けに一人でやって来たはるかが現れた。
はるか「・・・・。」
武藤「お前は?!」
もえ「はるか!!」
ももか「お姉ちゃん!!」
はるか「お父さんとお母さんとももかを返しに来たわ。」
堂々と現れたはるかは家族を助けに武藤に立ち向かおうとする。
武藤「貴様一人で来たか?」
はるか「・・・・。」
武藤「一人で来た事は褒めてやろう。ただしここが貴様の死に場所となるのだ!!行け、クウェルズよ!!」
街の広場からクウェルズの隊員らが出現して、隊の中にはクラウスのアーマードスカルと同様のパワードアーマーのアーマードソルジャーを身に付けた隊員やプリキュアを分析して生み出された量産型プリキュアのキュアライオットがいた。
はるか「あっ!!」
敵の出現に驚愕するはるかはいきなり窮地に陥った。
ムーンライト「プリキュア・シルバーフォルテウェーブ!!」
その時、ビルの屋上からムーンライト達が現れて、ムーンライトがムーンタクトから銀色の花の形をしたエネルギー弾を飛ばして、クウェルズの隊員らにぶつけたのだ。
はるか「ムーンライト。」
ムーンライト「さあ、はるか、今のうちよ。」
ルミナス「ここは私達に任せてください。」
ロード「敵は私とルミナス、ムーンライト、フラワーで引きつけるわ。」
エコー「私と龍奈さんであなたの家族を助けに行きましょう。」
はるか「ありがとう、みんな。」ルミナス、ムーンライト、フラワー、ロードが敵を引きつけている間にはるかはエコーと龍奈が一緒に家族を助け向かった。
武藤「アーマードソルジャー、キュアライオットよ。お前達の力を見せてやるが良い。世界に災いをもたらす反逆者を始末しろ!!」
ムーンライト達と交戦中のクウェルズの新戦力であるアーマードソルジャーとライオットが今、その実力を発揮するのであった。
ムーンライト「はあああああー!!」
ムーンライトが右手からパンチを出してアーマードソルジャーの胴体を殴るが、ビクともしなかった。
ムーンライト「えっ、効いていない・・・・?!」
自分のパンチがアーマードソルジャーに全く効いていない事に驚いたムーンライト。
アーマードソルジャー1「クラウス隊長のアーマードスカルと同じ力を持ったアーマーさ。プリキュアの攻撃も半減されるんだよ。」
アーマーソルジャーもクラウスのアーマードスカルと同様に物理攻撃を半減する効果を持ち、ムーンライト達の物理攻撃では全く歯が立たなかった。
アーマードソルジャー2「死ね!!」Hiスピアを出してムーンライトに斬撃した。
ムーンライト「あああああー!!」
アーマードソルジャーの持つHiスピアの斬撃を受けてしまうムーンライト。
ルミナス「私達の攻撃が通じていないなんて・・・・。」
フラワー「向こうはプリキュアを調べたつもりね。」
武藤「貴様らさえ調べればもはや敵でない。キュアライオットよ、やれ!!」
ライオット1「・・・・。」
上空から背中の小型飛行ユニットで飛び回るライオットがライオットライフルソードからレーザーを発射して、地上にいるムーンライト達に攻撃した。
ムーンライト、ルミナス、フラワー、ロード「あああああー!!」
上空から飛んできたライオットの攻撃を受けたムーンライト達。
ルミナス「あれは私達と同じプリキュア?!」
シーナ「まかさ、プリキュアを造り出した訳ね!!」
ルミナスとシーナはライオットが自分達と同じプリキュアである事に気付き、世界会議が自らの私兵のためにプリキュアを造り出した事に驚愕した。
ルミナス「こんな事は許されない!!私達の力を分析して私兵を作り出すなんて!!」
フラワー「プリキュアを戦争の道具にするつもりね!!こんなのは酷過ぎるわ!!」
ムーンライト「世界会議、こんな事をするなんて私達は絶対許さないわ!!」
世界会議がプリキュアを作り出して私兵として戦争の道具にした事でムーンライト達は激しい怒りを表した。
ロード「はあああああー!!」ロードが手からビームを連射してアーマードソルジャーやライオットに向けて攻撃をした。
アーマードソルジャー1「ぐわぁっ!!」ロードのビーム攻撃がアーマードソルジャーに効き、ビームは非物理攻撃である事でアーマードソルジャーの物理攻撃へのダメージ半減の効果がなかった。
ライオット1「・・・・。」
ライオットが小型飛行ユニットで加速しながらライオットライフルソードの銃口の下に固定されているブレードでムーンライト達に斬りかかってきた。
フラワー「たあっ!!」
フラワーが前に出て接近しかかってくるライオットにパンチを出して、そのまま両手で掴みながら振り回して他のライオットに向けながら投げてぶつけた。
エコー「はるかさん、もう直ぐ家族の元へ辿り着けるわ。」
龍奈「後は周りにいる武藤とその手下を倒すだけよ。」
はるか「お父さん、お母さん、ももか!!」
もう直ぐ家族の元へと走りながら進むはるか、エコー、龍奈。周りに武藤とその手下を倒せば家族を助ける事が出来る。
武藤「おっと、動くな。」
武藤は近づいてくるはるか達に対して手下を使ってはるかの家族に銃を突き付けた。
はるか「お父さん、お母さん、ももか!!」
もえ「はるか!!」
ももか「お姉ちゃん!!」
武藤「動くとこいつらを皆殺しにするぞ。」
武藤の卑怯な手段で動く事が許されないはるか、エコー、龍奈。
エコー「卑怯者、今直ぐにはるかさんの家族を離しなさい!!」
龍奈「あなた、最低よ!!」
武藤「俺にその口の利き方をするとこうなるぞ!!」
口で反抗するエコーと龍奈に武藤はスタンナックルでもえの顔面に高圧電流によるパンチした。
もえ「きゃあああああー!!」
はるか、ももか「お母さん!!」
武藤「ははははは、観念するんだな。ついでにプレゼントだ。」
手も足も出せないはるか達に対して武藤はさらに卑怯な手を使い、空から軍用ヘリのAW101が現れて機体の下に縄で縛られて傷だらけの姿ゆいとゆうきの二人だった。
はるか「ゆいちゃん、ゆうき君!!」
ゆい「はる・・・・か・・・・ちゃん。」
ゆうき「は・・・・るか・・・・。」
武藤「ははははは、逆らうとどうなるか思い知るがいい。」
人質をさらに出されてもうどうする事も出来なくなってしまったはるか達。
ムーンライト「卑怯者、人質をどこまで使うの!!」
フラワー「あなたは人として最低だわ!!」
武藤「黙れぇっ!!逆らうとこうするぞ!!」
反論したムーンライトとフラワーに対し、武藤がAW101の下で晒されたゆいとゆうきに縛られた縄には特殊な物で出来ている事で高圧電流が流れた。
ゆい、ゆうき「わあああああああー!!」
縄から流れた高圧電流で悲痛するゆい、ゆうき。
はるか「やめてぇ!!もうこれ以上私の友達や家族に傷付けないで!!」
武藤「ははははは、苦しめ、泣け、喚け、叫ぶがいい!!」
家族と友達を人質にされてどうする事も出来ず絶望に陥るはるかは、このままなす術はないのか?
はるか「私の家族や友達に手を出すなぁっ!!」
その時、はるかの身体から突如光が激しく輝いて衝撃波を起こした。
はるか「!!」
一同「うわぁっ!!」
はるかの身体から輝いた光により、この場にいた者全員が目を眩ましたのだ。
武藤「眩しい!!」
龍奈「何が起きているの?!」
エコー「もしかしてプリマティアル細胞!!」
はるかの中にプリマティアル細胞が活発した事でその光を輝きだしたのだ。
はるか「プリマティアル細胞が・・・・。」
はるか自身、自分の中にあるプリマティアル細胞が活発した事に気付き、そしてプリマティアル細胞が彼女の身体から鍵のようなもの出現させた。
はるか「ドレスアップキー。」
そう、かつて自分がプリキュアに変身した時に使ったドレスアップキーが自分の前に現れて、自分がかつて使っていたドレスアップキーは形は一緒だが、色が透明色であった。
はるか「また、私にプリキュアとしてなるのね。」
はるかは透明のドレスアップキーを手に持ちながら上に掲げた。
はるか「プリキュア、プリンセスエンゲージ!!」
透明のドレスアップキーを手に掲げたまま叫び、そして変身するのであった。服を一新し、ドレスへ変化し、そして彼女は再びプリキュアへとなったのだ。
フローラ「咲きほこる花のプリンセス!!キュアフローラ!!」
再びキュアフローラへとなったはるかは家族、友を救うために立ち上がった。
次回 12話へ続く