とりあえず久しぶりの投稿ということもあり、チラシ裏での様子見。
夢を見ていた。
そう、懐かしい夢を。
◇ ◇ ◇
?『フカマル、ドラゴンクロー!』
とある町の広場で女の子の声が響いた。
そこには金髪の勝気そうな女の子に、女の子の傍にちょこんと立っているサメような生きものと水色の髪に赤縁めがねの―――見た目が女の子っぽい男の子と、男の子の腕の中で目を回す赤い毛虫のような生きものがいた。
?『また負けちゃったな……。
やっぱり強いや、シロナは』
?『ていうかあなたが弱すぎるのよっ。
第一ケムッソなんかでフカマルに勝てるわけないじゃないふつう』
?『そんなのやってみないとわからないじゃないか』
?『そう言って今まで負け続けの男の子はどこの誰かしら?』
?『うっ………』
男の子の方は納得がいかないのかムスッとした表情になるが、
それもシロナという女の子のジト目によってあえなく撃沈。
シロナ『…まぁ戦い方に関しては悪くないし、ケムッソなら進化なんて直ぐなんだから、アゲハントかドクケイルに進化すればきっと大丈夫よ。それにあなたの凄い所はねソラ…。
バトルの組み立て方やふつうじゃ考えられないような戦法。そして何より―――ポケモンとの絆の深さ……』
?『絆の…深さ………』
シロナ『そう。わたしはフカマルとは長い付き合いだから…。
でもあなたとケムッソはまだ出会ったばかりなのにこんなに息がピッタリ。
まるで長年連れ添ったパートナーのよう………』
シロナ『それは誇っていいことよ。だから自信を持ちなさい。あなたならきっとだれよりも強くなれるわ』
?『それってシロナよりも?』
シロナ『なに生意気なこと言ってるの? 私に勝つなんてまだまだ早いわよ!』
?『そんなことない! いつか、きっと、絶対! シロナに勝ってみせる!』
シロナ『ふふん、なら楽しみに待ってるわ。
ーーーソラ』
◇ ◇ ◇
あれから数年の時が経ちーー。
少年は少女に勝つこと。
少女はそんな少年が強くなって自分の前に現れるのを心待ちにしていた。
かつて交わした約束を果たす為、彼らは決戦の地にーー、
スズラン島へとやってきた。