では前編、始まります。
◇ ◇ ◇
お互いに空高く投げたボールから光がフィールドに叩きつけられる。
光はやがて形を成し、姿が露わになる。どちらも四足歩行のポケモンで身体の大きさも同じでソラの方はネコのような見た目の、種族名は《エネコロロ》。ハレタのポケモンはライオンのような見た目の種族名は《レントラー》だ。
「両者、準備はよろしいですか?」
審判の問いに両者は静かに頷く。
「ではエネコロロ対レントラー、試合開始!」
審判の試合開始の宣言。
「ーーエネコロロ、<メロメロ>」
先手はソラ。異性に対して発動し、動きを封じる<メロメロ>を指示。複数のハートマークがエネコロロの周りに現れレントラーへと向かっていく。
このまま受ければレントラーはエネコロロの虜になってしまい動きが封じられてしまう。
「レントラー! <ほうでん>で撃ち落とすんだぞ!」
ハレタの指示を受け、向かってくるハートマークを迎撃するレントラー。放たれた<ほうでん>は難なく全てのハートマークを撃ち落とすことに成功する。
しかしーー
「?? エネコロロがいないぞ?」
<メロメロ>に集中していた為かエネコロロの姿を見失うハレタ。レントラーも辺りを警戒し始める。
フィールド立っているハレタは気付かなかったが、観客席の上の方にいたミツミ達には何が起こったのか理解できた。
「ーーーーハレタ、下よッッ!」
ーーエネコロロがいた場所には穴があった。
「ーー!? レントラー下だぞ!」
ミツミの声があがると同時、ハレタ自身も危険を感じレントラーに警告する。
ハレタの声に反応してその場から後ろに飛び退くレントラー。
瞬間、地中からエネコロロが、レントラーが数瞬間前にいた場所から飛び出してきた。
「……………………惜しい」
「ひゃー、今のはビックリしたぞー! オメェなかなかやるなっ!」
「…そう。……でもこれくらいで驚いてたら、甘い…」
「おう、まだまだいけっぞ! レントラー<チャージビーム>!」
真っ直ぐ伸びた電撃の束がエネコロロへと向かう。
「エネコロロ、<かげぶんしん>。そこから<でんこうせっか>…」
エネコロロはソラの指示を的確にこなす。まず<かげぶんしん>でレントラーの攻撃をかわし、技の発動による一瞬の隙も逃さずダメージを与えた。
「エネコロロ、<シャドーボール>…たたみかけて…!」
よろけた所に素早く、容赦の無い一撃が決まる。あまりの連続攻撃に反撃ができないハレタとレントラー。どんどんダメージが溜まってゆく。
「ーー……凄い」
「うむ、見事な技の展開だ。技の特徴を理解し、 ほかの技と組み合わせる応用力。そして何より、その指示の意味を正しく理解し瞬時に行動に移せるポケモンも素晴らしい。これはトレーナーとポケモンがお互いに信頼し合っていないと難しい。実に素晴らしい」
「・・・・・・・・・・」
「気になるかなミツミ君」
「ーー!?い、いえ!そんなことは…!」
ソラとハレタの試合をジッと見つめていたミツミは横に座るナナカマド博士からの指摘に慌てて姿勢を戻す。
「……ミツミ君、いい加減過去に縛られるのは止めにしないかね?」
「ーーどうして、そんなこと言うんですか………」
「…キミと初めて会ったとき、キミはまるでただ命令に従う機械のようだった。今でこそ変わったが、ポケモンに対して、バトルに対して未だに負い目を感じている、そうだろう?」
「本当に、博士にはかないませんね…。初めて会ったあの日もそうだったーー。
襲撃者である私に変わらぬ態度で話し掛けて、機械であった私に心を与えてくれた、生きる意味を与えてくれた。
博士には感謝しています。でも、私怖いんです! 壊す為のバトルをしてきた私がバトルを楽しんで良いのかって!
……だから私にはバトルを楽しむ資格なんて無いんです!!」
そう叫ぶミツミの目には涙が溢れていた。
周りの観客の数人もミツミを心配そうに見ている。
顔をおさえて泣くミツミに、ナナカマド博士は優しく背中をさする。少しでも彼女の苦しみを和らげられるようにと。
バトル描写難しい…! というかバトルonlyの筈が何故かミツミの過去に関することまで。
文字数を増やそうとするとどうしてもぐだぐだになる。あとスマホで投稿してるから結構ミスも目立つ。自分専用のPCが欲しい。どうでもいいけど最近やたらアニメを録画するのでビデオテープが足りんとです。空の境界とか超電磁砲とかゲイムネプテューヌとかカレイド・イリヤとかD×Dとかシンフォギアとか。あぁ大変だー(棒読み)