真剣に私と貴方で恋をしよう!! 外伝? ~毎日が記念日 365日の小噺~   作:春夏秋冬 廻

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8月の記念日

・8月1日 『麻雀の日』

 

「なあジン、『国士無双』って何だ?」

 

「『国士無双』? 何でいきなりそんなこと気くんだ?」

 

「いいから答えろ。今の私にはとても重要な事だ」

 

「別にいいけど……『国士無双』ってのは国中で並ぶ者がないほど優れたた人物のことを言うんだよ」

 

「ふぅん。それ以外に何か意味があるのか?」

 

「あとは麻雀の役の名前だな。13種すべての么九牌(ヤオチューハイ)を揃えてそのうちのどれか1つを雀頭(ジャントウ)とした役満だ。そういやあ今日は8月1日『81(ハイ)』の語呂合わせで『麻雀の日』だったな……ってモモ?」

 

「ジジイー! 国士無双の意味分かったぞー! 私にも麻雀やらせろ!」

 

「何やってんですか鉄心さん!?」

 

 

「あれ? 今日俺様の誕生日だけど誰も祝ってくれないの?」

 

 

 

・8月2日 『パンツの日』

 

「モモ。お主パンツは買ったのか?」

 

「いきなりなんだクソジジイ。よもや孫娘にまで欲情し始めたのか、近付くなこのペドフィリアブルセラジジイ」

 

「相変わらずいい度胸しとるのう。というかどこでそんな言葉を覚えてくるんじゃお主は……まあ今はいい」

 

「気持ち悪いぞジジイ。いったい何の用だ」

 

「今日が『パンツの日』だという事を知っとるか?」

 

「なんだその変態親父が喜びそうな記念日は?」

 

「ちゃんとした下着メーカーが決めた記念日じゃバカたれ」

 

「それは分かったけど、何で私に言うんだ?」

 

「今日は女が惚れた男にこっそりとパンツをプレゼントする日なんじゃよ」

 

「だ・か・ら! 何で私にそんな事を言うんだ!?」

 

 

 

・8月3日 『はちみつの日』

 

「私は1度だけでいいから熊になってみたいぞ。そして思いっきりはちみつを腹いっぱいになるまで食べたい!」

 

「なんだいきなり? 生まれ変わったらってやつか?」

 

「いや違うぞ。今日は『はちみつの日』らしい」

 

「だから熊にになってみたいって安直だなモモ……」

 

「知ってたか? 熊は蜂に刺されて死なないらしいぞ。しかもスズメバチの天敵らしい」

 

「刺されても死なないって言うよりは、蜂の毒針が届かないだけだろ。熊の体毛はタワシ並みに固いし体毛も結構長いらしいからな」

 

「ああ! やっぱり1度熊になってみたい!」

 

「モモの場合スズメバチに刺されても平気そうだけどな」

 

 

 

・8月4日 『橋の日』

 

「『吊り橋効果』と言うものがあるらしいな」

 

「いつもながら本当に唐突だなモモ。それで? 今日遊園地に来た事とその発言には何か意味があるのか?」

 

「男女が危険を共に体験すると連帯感や恋愛感情が生まれるという効果らしいが、お前はどう思うジン?」

 

「うん。それはジェットコースターのてっぺんに居るこの状況で話す事なのか?」

 

「今だから話すんだ。どう思う」

 

「一種に恋愛勘違い症候群だろ。そもそも俺たちジェットコースターに乗っているだけで危機感を感じるか?」

 

「そこは盲点だったな……」

 

「今日が8月4日の『橋の日』だからだと思うけど、俺としては『箸の日』の方が妥当だと思うんだけど、お前はどう思うモモ?」

 

「凄い速さで落下しているのに余裕だなお前……」

 

 

 

・8月5日 『ハコの日』

 

「どうしたんだモモ。じっとダンボールを見て」

 

「なあジン。人間1人を入れようとすると、どれだけの大きさのダンボールが必要だと思う?」

 

「……鉄心さんをダンボール箱詰めにでもするつもりなのか?」

 

「誰がそんなことするか!? だた今日が『ハコの日』らしいからちょっと疑問に思った事を言っただけだろ!?」

 

「8月5日だから『85(ハコ)の日』か」

 

「そういう事だ。それでどれだけの大きさが必要かな?」

 

「やけにこだわるな? 本当にただ疑問に思っただけか?」

 

「…………ああ(言えるわけない。箱に入ってジンの誕生日に『私がプレゼント』なんて恥ずかしい事を一瞬でも考えてしまったなんて言えるわけない!!)」

 

 

(小学5・6年生の頃だと思ってください)

 

 

 

・8月6日 『平和祈念の日・ハムの日』

 

「朝から黙祷なんてどうしてメンドくさい事しなきゃならないんだ」

 

「寺院の娘がなに言ってるんだモモ。それに今日8月6日は広島の『平和祈念の日』なんだから」

 

「分かってるけど、川神院は武術の総本山だぞ? あまりそういった事には関係ないと思っていたんだけどな」

 

「それでも寺院の院号を貰っているし、鉄心さんは戦争経験者だろ。だから思い入れも一入《ひとしお》なんだろ」

 

「そういうものなのかな?」

 

「そういうものなんだろ」

 

「私としては『ハムの日』の方がありがたいけどな」

 

「結局は食べ物なんだなモモは」

 

 

 

・8月7日 『月遅れ七夕・バナナの日』

 

「テレビのニュースを見てるなんて珍しいな? 何か興味を引く事でもやってたか?」

 

「なあジン。何で仙台の七夕祭りは7月じゃなくて8月にやるんだ?」

 

「あれ? モモ知らなかったのか?」

 

「知らないから聞いている」

 

「旧暦だよ。七夕といえば7月7日だけどそれは明治以降の新暦。旧暦の7月7日は新暦では8月6日頃なんだよ。だから今日は『月遅れ七夕』とも呼ばれてる」

 

「ふぅん。だから七夕祭りは8月にやるのか」

 

「そいう事。それよりもバナナ食べるか?」

 

「もちろん食べるぞ」

 

(8月7日は『バナナの日』でもあるんだけどモモは知ってたかな?)

 

 

 

・8月8日 『親孝行の日』

 

「どうしたジン? ぼうっと外を見て何か考えごとか?」

 

「いや、ちょっとな?」

 

「悩みならお姉さんが聞いてやる。何でも話せ。さあ話せ!」

 

「もはや脅しだよモモ……大した事じゃないんだけど、ヤマが8月8日は『親孝行の日』だって言ってたからな……」

 

「何で『親孝行の日』なんだ?」

 

「88が『88(はは)』『88(パパ)』と読める事と、『ハチハチ』を並びかえると『母・父』と読める事かららしい」

 

「それがどうして――ああ……悪い……お前は両親の顔知らないんだったな」

 

「別に気にするな。ちょっと考えていただけだよ」

 

(今日はお前の誕生日なの忘れてるだろ。ジジイ、今日を誕生日にしたの失敗だったな)

 

 

 

・8月9日 『長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の日・野球の日』

 

「メンドくさい。メンドくさい! 本当にメンドくさいぞ! ジン!」

 

「だから仕方ないって言ってるだろ? 8月9日は長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の日なんだから。広島の平和記念の日と同じだろ」

 

「だからって何で私たちまで付き合わなきゃなんないんだ!? 私たちには本当関係ないだろ!」

 

「戦争を忘れないためだろ。事実俺たちの年代は戦争知らないんだから」

 

「戦争が起きたら私が戦地にって全員を殲滅してやる!」

 

「出来そうで怖いぞお前のその発言は……後でファミリー集めて野球でもするか。ちょうど今日8月9日は『野球の日』だからな」

 

「よし! とっとと全員を集めろジン!」

 

 

 

・8月10日 『帽子の日』

 

「う~ん……これは違う……これもなんか変だな」

 

「あのさモモ。買い物に付き合うのは別に構わないけど、何で帽子選びに俺に似合う似合わないを試す必要が?」

 

「お前に誕生日プレゼントを渡してなかったからな。今日は『帽子の日』でもあるからついでにと思ってな」

 

「8月10日で『810(ハット)』で帽子か。それよりモモ、誕生日プレゼントはみんなから貰ったぞ」

 

「私個人のプレゼントだ。いいから動くな」

 

「はいはい」

 

「う~ん……これもなんか違う……これも全然似合ってない! ああ! その鬱陶しい長い髪をなんとかしろ!」

 

「なんだよその理不尽は!? 髪を伸ばせって言ったのはモモだろ!?」

 

 

 

・8月11日 『ガンバレの日』

 

「お姉様~!」

 

「おおワン子! こっちだぞー!」

 

「ねえお姉様、用事って何?」

 

「聞いて驚けワン子! 今日は何とワン子を称える日なのだ!」

 

「ええ? アタシ呪われちゃうの!?」

 

「いやワン子、それは『祟る』だ。私が言ったのは『称える』だからお前を褒めているんだ」

 

「え? お姉様がアタシを褒めてくれるの?」

 

「そうだぞ妹よ。今日8月11日はなんと『ガンバレの日』なんだ! だから頑張っている妹を私は姉として褒め称えてやろう!」

 

「ありがとーお姉様! でもアタシは毎日が『ガンバレの日』! これからもお姉様に近付くために頑張るわよ!!」

 

「うん、私の妹は本当にかわゆいな~」

 

 

 

・8月12日 『君が代記念日』

 

「君が代って正式な国歌じゃなかったって知ってたかジン?」

 

「ん? 一時期問題なってたあれか? 学校の式典で歌うとかどうかと言ってたな」

 

「そうそれだ」

 

「それがどうかしたのか、モモ?」

 

「いや、今それどうなったのかと思ってな。今でもよく国歌斉唱で歌われてるだろ?」

 

「ヤマが言ってたけど、1999年に『国旗国歌法』により正式に国歌になったらしい。しかも8月12日を『君が代記念日』にしたらしいぞ」

 

「それって遅すぎじゃないか?」

 

「遅いだろ。ヤマが言うには歌詞は10世紀の『古今和歌集』の1編で、曲は1880年の明治13年に作られて国歌として扱われたらしい。そう考えると実に119年だ」

 

「私はそれを知ってる大和がおかしいと思うが……」

 

「同感だ」

 

 

 

・8月13日 『函館夜景の日』

 

「ねえガクト。今日は何の日か知ってる?」

 

「なんだモロ? 別にただの何でもない日だろ?」

 

「違うよ。今日は『函館夜景の日」だよ。1991年から実施されているんだって」

 

「そんな豆知識なんの役に立つってんだ」

 

「知らないよりは知ってる方がいいでしょ」

 

「そもそも何で今日がその『函館夜景の日』なんだよ?」

 

「たぶん8月13日の語呂合わせで『8』を『()』、『13』をトランプのKにして『()』。それで『813(やけい)』にしたんじゃないかな」

 

「メンドくさい考え方だな」

 

「そう言ったら終わりだけどね」

 

「まあ夜景は綺麗だと思うぜ。『夜景がやけい(・・・)に綺麗だな』って言うしな」

 

「なんて寒さのオヤジギャグ!?」

 

 

 

・8月14日 『グリーンデー』

 

「大和知ってた? 今日は『グリーンデー』って言うらしいよ?」

 

「なんかの記念日なのか?」

 

「うん。韓国の記念日なんだけど、8月14日は恋人同士で森林浴をする日なんだって」

 

「うん。それは分かったけど何で俺は公園につれてこられて何でお前は服を脱ごうとしているのかな京さん?」

 

「だって森林浴って本当は裸でするんでしょ?」

 

「どこからの知識だそれは。それの俺たちは恋人同士じゃないだろ」

 

「うん。だから今ここで恋人いなろうよ大和。好きです付き合ってください」

 

「お友達として緑色のボトルに入った安価なジュースを飲んで互いを慰め合おう。本来は焼酎らしいんだけどな」

 

「知ってたなんてさすが博識な大和。好きです」

 

「だからお友達で」

 

 

 

・8月15日 『戦死者を追悼し平和を祈念する日』

 

「1945年の今日8月15日に日本は終戦を迎えた。それを忘れぬために今日は『終戦記念日』であり、それに伴う死者を追悼するための『戦死者を追悼し平和を祈念する日』でもある」

 

「だから何だってんだジジイ」

 

「よって今日の全国戦没者追悼式に合わせて正午に黙祷をおこなう」

 

「またかよ。いい加減関係ない私たちにそれを強制させるな」

 

「強制ではない馬鹿孫が。これは義務じゃ」

 

「義務でも誰がやるかジジイ。そもそもジジイがその気になれば世界大戦も勝てたんじゃないのか?」

 

「戦争を個人の思想で決着させていいわけあるか。少しは考えんかこの馬鹿孫が!」

 

「はっ! どうせ腰が抜けて出来なかったんだろ! 私なら一瞬で殲滅させてやるけどな!」

 

「相変わらずいい度胸じゃなモモ! その性根叩き直してやる!」

 

「上等だジジイ!」

 

 

「ハイハイ。ワタシたちは準備を進めるヨ~後は任せたヨ、ジン」

 

「結局俺なんですね」

 

 

 

・8月16日 『女子大生の日』

 

「なあ知ってるかタカ?」

 

「なに岳人くん」

 

「今日はなんと『女子大生の日』らしんだとよ」

 

「………………」

 

「何でも日本で初めて女子大生が誕生した日らしくてな、それまで女で大学の入試の合格者は1人もいなかったって言うんだぜ」

 

「………………………………」

 

「女子大生だぜ女子大生! いい響きだと思わないか? なあタカ?」

 

「私の可愛い緋鷺刀に何をいかがわしい事を吹き込んでいる?」

 

「げっ!?」

 

「あ、凛奈さん」

 

「いい度胸だな島津の坊主。これはアレか? 死ぬ覚悟は出来たという事か?」

 

「いや、その、ごめんなさい!」

 

「問答無用だ」

 

(岳人くん。凛奈さんがその現役女子大生だと知ったらどう思うかな?)

 

 

(緋鷺刀小学5年生ぐらいの小話です)

 

 

 

・8月17日 『パイナップルの日』

 

「おいキャップ、なんだこの大量のパイナップルは?」

 

「いや~親父がなんか沖縄で貰って来たらしいんだ」

 

「何でまたこんな大量のパイナップルを……」

 

「何でも今日は『パイナップルの日』らしいぜ。変な日だよな?」

 

「語呂合わせだろ。8月17日で『817(パイナ)ップル』」

 

「ん? おお! 言われてみればそうだな! なんかそう考えるとおもしれーな! なあ大和! 俺たちもなんかそういった記念日作ろうぜ!」

 

「作ってどうすんるんだ」

 

「その日を毎年俺たち風間ファミリーで祝うんだ」

 

「混沌とした宴にしかならない気がするんだが、俺の気のせいか?」

 

 

 

・8月18日 『高校野球記念日』

 

「そういやあ今年の高校野球はどこが優勝するかな?」

 

「あんま気にならないからな。どこでもいいだろ。俺様はしらん」

 

「ガクトには聞いてないよ。それより知ってる? 今日は『高校野球記念日』なんだよ」

 

「それってどうして?」

 

「いい質問だヒロ。実は1915年の今日に1回目の全国高校野球大会が始まったんだ」

 

「人の言葉取らないでよ大和! ちなみに会場が甲子園に変わったのは第10回から。名称が全国高校野球選手権大会に変わったのは昭和23年からなんだよ」

 

「無駄な知識。あんま必要ないと思うよモロ」

 

「大和くんのも必要な知識とは思えないけど、その辺はどうなの京ちゃん」

 

「博識な大和、カッコイイ」

 

「京は結局そこにいくのかよ。俺様には理解できねーよ」

 

 

 

・8月19日 『俳句の日』

 

「今日は『俳句の日』らしいからみんなで俳句を詠んでみようぜ!」

 

「キャップ。素人の俺たちに季語を含めた俳句は難しい。川柳でいくべきだ」

 

「じゃあそれで! 10分後順番に発表だ!」

 

10分後。

 

 夏の日の みんなと一緒の この時間 ―― 師岡卓也

 

 夏の夜に 暗闇を照らす 火の大花 ―― 直江大和

 

 夏空の 夕立の後に 虹かかる ―― 篁緋鷺刀

 

 夕涼み 縁日廻る 仲間たち ―― 暁神

 

 黄金色 向日葵仰ぐ 盛夏の陽 ―― クリスティアーネ・フリードリヒ

 

 夏の果 燈涼し招く 夜の風 ――黛由紀江

 

 俺様は 最強無敵の 岳人様 ―― 島津岳

 

 冒険が いつでも呼んでる この俺を ―― 風間翔一

 

 どんな日も 夢を目指して 頑張るぞ ―― 川神一子

 

 強い奴 早く私の 前に来い ―― 川神百代

 

 将来は 直江京に なっている ―― 椎名京

 

 

「なあヒロ。これはもはや川柳ですらないだろ」

 

「最後なんか願望だよね。ジン兄」

 

 

 

・8月20日 『交通信号設置記念日』

 

「知ってた? 今日は『交通信号設置記念日』なんだよ」

 

「またモロの無駄な雑学知識が始まった」

 

「タクには厳しいなミヤ。ヤマとの反応が全く違う」

 

「私にとって大和が正義。大和と仲間以外はゴミに等しいの。分かるジン兄?」

 

「分かりたくもないぞミヤ。もう少し人付き合いをよくしろ。じゃなきゃいつかどうしようもなくなるぞ?」

 

「……ジン兄の言葉も分からないでもないけど……やっぱり人は怖い。いつかまたあの時みたいになるか分かんないもん」

 

「そうか……」

 

「僕の話、全く聞いてないよね2人とも……」

 

 

 

・8月21日 『献血の日』

 

「知っていますかユキ? 今日は『献血の日』なんですよ?」

 

「『献血の日』? 献血をしなさいって日なの?」

 

「違う。今日は献血制度が出来た日なんだよ。血ってのは昔は売血制度があって自分で血を売っていたが、1964年にその制をが廃止し、輸血を献血で確保する体制を確立するよう決まったんだ」

 

「準の言う通りです。実際は1978年に完全に確立した制度なんですけどね」

 

「ふ~ん……ねぇねぇトーマ。血っていくらぐらいで売れるの?」

 

「難しい質問ですね。輸血用のパック400㏄がだいたい1万8千円前後ですね」

 

「じゃあ人間の血液ってだいたいどれぐらいあるの?」

 

「人の血液量はその人の体重の約8%ですよ」

 

「俺の今の体重が仮に75キロだとしたら約6リットルだな」

 

「じゃあ準の血を全部売っても27万円ぐらいにしかならないんだ。つまんないな~」

 

「怖い事言わないでくれ!!」

 

 

 

・8月22日 『チンチン電車の日』

 

「8月22日は実は1903年に東京で初めて路面電車が走った日なんだよ」

 

「おい大和。急にモロが何か語り出したぞ」

 

「誰だよモロに電車の話を振ったのは? ガクトか?」

 

「お、俺様じゃないからな」

 

「思いっきり語るに落ちてるなガク」

 

「雉も鳴かずんば撃たれないのにね。しょーもない」

 

「ねぇねぇ誰かと止めてよあれ」

 

「無理だよ一子ちゃん」

 

「それでね、それを記念して今日8月22日は『チンチン電車の日』になってるんだ」

 

「女子の前で隠す事無く卑猥な言葉を吐くとは、成長したなモロロ」

 

「え?」

 

「「「「「「「あ、止まった」」」」」」」

 

「ところで今の言葉のどこに卑猥な言葉があったんだ?」

 

「わ、私には皆目見当もつきません!!」

 

 

 

・8月23日 『ウクレレの日』

 

「あっちーな! こんだけ暑いとハワイに行きたいぜ!」

 

「何で暑い時にさらに暑い所に行きたいんだよキャップは」

 

「なんでってその方が楽しいだろ!?」

 

「楽しむ前に暑さでどうにかなりそうだよ」

 

「ヒロの意見に賛成だ。とにかく今は涼みたいぞ」

 

「ようし! 俺がウクレレを弾いてやるから楽しめ!」

 

「話聞けよキャップ! ていうか何でウクレレなんか持ってんだよ!?」

 

「さっきそこで『今日はウクレレの日だから君のもあげる』って言ってアメリカ人ぽい人が俺にくれたんだよ」

 

「どういう遭遇率なのそれ? 何をどうすれば『ウクレレの日』にウクレレ持っている人に会うの?」

 

「キャップだからだろ」

 

「否定できないから怖いよね」

 

 

 

・8月24日 『愛酒の日』

 

「今日は『愛酒の日』だぞ!」

 

「力説しているところ悪いがモモ、俺たちはまだ未成年だ。飲酒なんてしたら鉄心さんに何を言われるか分からんぞ」

 

「それぐらいは理解している。だからこれを持っていた!」

 

「「「「「「「「そ、それは『川神水』!」」」」」」」」

 

「ねえジン兄、いやな予感しかしないんだけど」

 

「奇遇だなヒロ。俺も今そう思っていたところだ」

 

「さあ1人1本しか持ってこれなかったが飲め! 飲んで楽しもうじゃないか!」

 

「既に目的が透けて見えているぞモモ」

 

 

 

・8月25日 『即席ラーメン記念日』

 

「いきなりだがみんはなカップ麺って言ったら何が好きだ?」

 

「ホントに急だねキャップ」

 

「さっきテレビ見てたら今日が『即席ラーメン記念日』らしい。だから気になって聞いてみた。ちなみに俺はやっぱ王道の『カップ○ードル』だ!」

 

「感性にいきてるなうちのキャップは。ちなみに私は『○王・しょうゆ味』だ」

 

「姉さんが言えるのそれ? 俺は『シーフード○ードル』だな」

 

「よく突っ込んだね大和。僕は『チキ○ラーメン』かなやっぱり」

 

「モロ自体がチキンだもんな。俺様は『焼きそばU.○.O』だぜ」

 

「ガクトもチキンでしょ。私は『○職人・坦々麺』。やっぱこれ」

 

「京は相変わらず辛党ね。アタシは『○の達人』よ!」

 

「自分はあまり食べないから分からんが、この前食べた『○づくり』はなかなか美味しかったぞ」

 

「私もあまり食べませんけど……『ど○兵衛・てんぷらそば』なら……」

 

「僕は『ど○兵衛・きつねうどん』。これだけは絶対譲れないよ」

 

「ヒロのうどん好きも凄いな。俺は『ス○キヤカップ麺』だ」

 

「「「「「「「「「「何それ?」」」」」」」」」」

 

「え?」

 

 

 

・8月26日 『人権宣言記念日』

 

「1789年のこの日、フランスの憲法制定国民議会が『人間と市民の権利の宣言』、つまり『フランス人権宣言』を採択した!」

 

「歴史的には凄い日だな」

 

「そして今日8月26日は『人権宣言記念日』でもある!」

 

「で? ヤマは何が言いたいんだ?」

 

「よく聞いてくれた兄弟! 俺は今日をもって姉さんの横暴に真正面から戦うことを宣言する! いい加減舎弟にも人権が必要だ!」

 

「あのさヤマ。盛り上がっているところ非常に申し訳ないんだが……」

 

「なんだ兄弟?」

 

「お前の後ろにモモがいるからな」

 

「…………え?」

 

 

 

・8月27日 『男はつらいよの日』

 

「そういえばモモ」

 

「なんだジン?」

 

「武道四天王って近くにはいないのか?」

 

「いるぞ。葛飾柴又だ。鉄家と言えばお前も分かるだろ?」

 

「ああ、あの護らせたら敵はいないっていう鉄家のことか。あの一族って葛飾柴又に住んでいるのか。行かないのか?」

 

「ジジイに行くなって言われているんだよ。でなきゃ速攻で勝負に行っている」

 

「当たり前じゃ。きつく言っておかんとすぐに行くからのお前は」

 

「いきなり出てくるなジジイ。何の用だ」

 

「なに、葛飾柴田と聞こえてのう。そういえば今日が『男はつらいよの日』だと思い出したか今からDVD(デーブイデー)を借りに行くんじゃ」

 

「発音はDVD(ディーブイディー)ですから」

 

「じゃあの」

 

「あのジジイは何が言いたかったんだ?」

 

「さあ?」

 

 

 

・8月27日 『テレビCMの日』

 

「そういえば日本民間放送連盟ってところが今日を『テレビCMの日』に制定したみたいだね」

 

「相変わらず変な情報早いねモロ」

 

「あれだろ、民放テレビがスタートしたのも今日だろ? だから同じ日で制定したんだろ」

 

「さすが大和は博識だね」

 

「なんだろこの差は……」

 

「落ち込むなモロ。所詮お前はモロなんだ。どれだけ頑張ってもモロなんだよ」

 

「意味分かんないからねガクト。っていうかその慰め方やめてくれない? なんかそれ僕の名前を貶さてれる感じがするんだけど」

 

「ワリィワリィ」

 

 

「やっぱりあの2人怪しい……BL臭がする」

 

「そう言ってるお前が怪しいからな京」

 

 

 

・8月28日 『焼き肉の日』

 

「てめぇワン子! それは俺様の肉だ!」

 

「早い者勝ちよガクト!」

 

「コラ犬! 自分が狙っていた肉を取るな!」

 

「ガクトもワン子もクリスも肉ばかり食べてないで野菜も食べなよ」

 

「はい大和。タレ持って来たよ」

 

「ありがいたが京、なんだこのヤバイ感じに真っ赤なタレは?」

 

「モモ先輩ずるいぞ! 肉食うだけで人を吹っ飛ばすなよ!」

 

「ハッハッハッハ! まさに弱肉強食だなキャップ!」

 

「なんだろねこれ……地獄絵図? ただの焼肉パーティーがなんでこんな混沌とした宴になったんだろうね。せっかくの『焼き肉の日』なのに」

 

「最初から分かり切った事だったけどな。モモ、キャップ、カズ、ガクがいる時点でまともなパーティーになるわけがない。俺たちは俺たちで勝手に食べておこう。充分な量は確保してある」

 

「いいのかな?」

 

「心配ない。カズもモモも言っているだろ? 『早い者勝ちで弱肉強食だ』ってな」

 

「ジン先輩も意外とちゃっかりしてますね」

 

 

 

・8月30日 『ハッピーサンシャインデー』

 

「どうしたモモ。じっと携帯を見つめて。迷惑メールでもきたか?」

 

「メール設定で来ないようにしてある」

 

「じゃあどうした?」

 

「これを見てくれ」

 

「なになに? 『ハッピーサンシャインデー』? なんだこの明らかに無理矢理作ったような記念日は」

 

「830で『(ハッピー)30(サンシャイン)』だそうだ。どう考えたらこんな語呂合わせになるか問い詰めてやりたいのは確かだな。太陽のような明るい笑顔の人のための日らしい」

 

「それでお前は何を考えていたんだ?」

 

「いや、私たちの中では誰にになるかなと思ってな」

 

「普通に考えてキャップかカズだろ」

 

「京じゃないのは間違いないな」

 

「モモでもないのも間違いなぞ」

 

「何か言ったか『彼氏』?」

 

「モモの笑顔が1番だと言ったんだよ『彼女』」

 

 

 

・8月31日 『野菜の日・川神百代の誕生日』

 

「よし、今日は『野菜の日』だな。俺様の博識なところを見せてやるぜ! おいお前ら――」

 

「今日はモモ先輩の誕生日だぜ! おめでとう!」

 

「誕生日おめでとう姉さん」

 

「おめでとうお姉様」

 

「モモ先輩、誕生日おめでとう」

 

「おめでとうモモ先輩」

 

「おめでとうございますモモ先輩」

 

「おめでとうモモ」

 

「みんなありがとな。プレゼントも嬉しかったぞ。でガクト? お前は私に対するお祝いの言葉はないのか? うん? 猶予を10秒やる。それまで言わなければ制裁だ」

 

「………………あれ?」

 

「沈んでろ!」

 

 

「なんで俺様の時は誰も祝ってくれなかったのに……なんでだよ……」

 

「そこがガクトとモモ先輩の違いだよ」

 

 

 

 

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