真剣に私と貴方で恋をしよう!! 外伝? ~毎日が記念日 365日の小噺~ 作:春夏秋冬 廻
・9月1日 『防災の日』
「今日は『防災の日』ですけど川神院では防災訓練みたいなのはしないんですか?」
「特にはしておらんのう。一応建物の耐震補強はしておるが」
「ワタシたちにはあまり地震は意味ないからネ」
「確かに地震が来ても津波が来ても大丈夫そうな人たちばかりですよね。その代表例が鉄心さんとモモですからね」
「ワタシからすれば君も十分に大丈夫に見えるよ」
「ホッホッホッホ。まあそれはそれとして自己で防災対策をするに越した事はない。なんせ今日は9月1日じゃからな。『
(寒い、寒すぎます鉄心さん)
(それは明らかにダメなオヤジギャグです。鉄心様)
「ブリザード級のオヤジギャグだなジジイ」
・9月2日 『くじの日』
「なあジン、何で子供は宝くじが買えないんだ?」
「なんだいきなり? 宝くじを買いたいのか? 当たりもしないのに」
「当たるかもしれないだろ? いやキャップに買わせれば1等とは言わなくても確実に当たりそうだろ!?」
「否定はしないけど無理だろ」
「なんでだ?」
「もし当たったとしても未成年場合、当たりくじの換金は保護者同伴だ。結局は自分ではなく保護者が管理する事になる」
「なんだつまらん」
「それ以前に売り場が『未成年の購入は教育上良くないとして自主規制』してるから、売ってもらう事すら難しいだろ。ていうかなんでそんな事を考えたんだ?」
「今日が『くじの日』だからだ!」
「9月2日だからか……いつも唐突だなホント」
・9月3日 『ホームランの日』
「うっしゃ! こいキャップ! 俺様が打ちのめしてやる!」
「へん! 打てるもんなら打ってみろ! くらえ!」
「元気だねあの2人は」
「モロ親父臭い。若者はもっと元気にやるべき。とっととあの中に行けば?」
「ここでずっと本読んでる京よりはいいと思うんだけど……あ、ガクト三振した」
「次はジン兄だね。ガクトがこっちに来る」
「ねえ京知ってる? 今日は『ホームランの日』なんだよ。巨人の王○治選手がホームランの世界記録を更新したのが今日なんだって」
「相も変わらず雑学多いねモロ。あ」
「ちっくしょ~なんで打てねぇ――あが!?」
「ジン兄の打ったボールがここまで飛んできてガクトの後頭部に直撃した」
「誰に説明してんの京!? ていうかホームからここまで200メートル近くあるんだけど!? いったいどんだけ飛んだのさ!?」
「だって、ジン兄だもん」
「納得するしかないじゃないか!!」
・9月4日 『くしの日』
「これはズルイよね、モモ先輩」
「ああ、これはないだろ。こいつら本当に男か?」
「なあヒロ、なんで俺たちはこんな事をされてさらに男の尊厳を踏み躙られるような言葉を言われなきゃいけないんだ?」
「何でだろうね。別に何か特別な事してないのに」
「だからズルイんだって事にジン兄もタカの気付くべき」
「そうだぞ。何でお前ら男なのに女の私たちより髪の質がいいんだ」
「それこそ理不尽だろ? だからって何で髪の毛を弄られなければならないんだ」
「「今日が『くしの日』だから」」
「物凄く意味不明な理由だよねそれ……」
・9月5日 『国民栄誉賞の日』
「そういえば今日って『国民栄誉賞の日』だね」
「いきなりだな大和」
「うん、ふと思い出したんだよ。1977年に通算ホームラン数の世界最高記録を作った王○治が、日本初の国民栄誉賞を受賞した日が今日なんだって」
「あの賞の基準っていったい何なんだ?」
「前人未到の偉業を成し遂げ、多くの国民から敬愛され、夢と希望を与えた人に贈られるらしいよ姉さん」
「ふぅん、じゃああれか? 紛争地帯に行って両軍を殲滅すれば国民栄誉賞を貰えるんだな? 前人未到の事だぞ?」
「いや姉さん? 確かに前人未到だけど国民栄誉賞は贈られるものだからね? 欲しいからといって貰えるものじゃないから。その辺勘違いしないでね?」
「なんだつまらん」
「それ以前にそんな事しても国民に与えるのは恐怖しかないよ」
・9月6日 『妹の日』
「お兄ちゃん!」
「いきなりどうしたモモ、何か悪いものでも食べたか?」
「お兄ちゃん!」
「ミヤ、悪ふざけはヤマに対してだけやってくれ」
「お兄ちゃん!」
「ん? どうしたカズ?」
「「納得いかない!!」」
「なんだ? いったいどうしたモモ、ミヤ」
「だから言っただろ。兄弟から見て妹として接する事が出来るのはワン子だけだって。そもそも姉さんは年上だし京は妹って柄じゃないだろ」
「いったい何なんだヤマ?」
「悪い兄弟。今日が『妹の日』らしいから姉さんが3人の中で誰が1番妹らしく振る舞えるかって言い出して……」
「なるほどな。ていうかモモの彼氏である俺にとってカズは実際妹みたいなもんだし、いつかは本当にそうなるだろうしな」
「いきなり恥ずかしい事言うな!」
・9月7日 『CMソングの日』
「この○なんのき~きなる○~」
「どうしたワン子? いきなり歌いだして」
「あ、お姉様! 知ってた? 今日って『CMソングの日』なんですって。大和が言ってた」
「ふぅん、だからさっきの歌か」
「うん! CMソングって言われて真っ先に思いついたのがあの歌なの! お姉様は何を思いつく?」
「私か? 私は『ピク○ン』だな」
「ピ、ピク○ン?」
「ああ、ゲームのCMであっただろ? 『赤ピク○ンは火に強い~』とか言うのが」
「確かにあったけどそれがいったい?」
「いやなに、あのピク○ンの種類が仲間たちにかぶる事があってな。ほらキャップは火に強そうだし、ジンは溺れる事ないだろ。タカなんか飛べそうだし、ガクトは力持ちだろ。それに京は間違いなく毒持ってるし」
(お姉様の感性って時々分からないわ……)
・9月8日 『サンフランシスコ平和条約調印記念日』
「う~勉強なんて嫌いよぉ」
「文句言わないワン子。最低限の事はやっておかなきゃ恥かくのワン子だよ」
「分かってるわよ京」
「じゃあ1つ問題。1951年の今日、アメリカで何があった? 日本にも重要な事だよ」
「えぇっと、えぇっと」
「……終戦から6年、日本と連合国間の対日講和会議が開かれて時の総理、吉○茂が調印した条約だよ」
「分かったわ! 『バカヤロー解散』!」
「お前がバカヤローだ。『サンフランシスコ平和条約」と『日米安全保証条約』でしょうが。それを記念して今日は『サンフランシスコ平和条約調印記念日』。何で変な事は覚えて必要な事忘れてんの」
「こ、怖いよ京」
「バカヤローの言葉に傾ける耳は持ってない」
「い、いやぁぁぁぁ!」
・9月9日 『温泉の日』
「緋鷺刀、温泉に行くぞ!」
「うん、行ってくれば? まとまった休みが入ったんだよね」
「何を惚けているんだ。お前も行くに決まってるだろ。さっさと準備しろ」
「あの凛奈さん? 僕今日も明日も学校があるんですけど?」
「そんなもの知らん。私はお前も連れて行くと決めているんだから学校の事なんかどうでもいい」
「どうでもよくないから! 何で今日になっていきなり温泉に行くとか言い出したの? いつもならもっと計画的に準備してるでしょ」
「今日9月9日は『温泉の日』だ。大分県の九重町が町内に『九重九湯』と呼ばれるほど温泉が点在しているから制定したらしい」
「だから?」
「だからだ」
「意味分かんないよ!?」
・9月10日 『カラーテレビ記念日・牛タンの日』』
「ねえみんな知ってた? 今日って『カラーテレビ放送記念日』なんだよ。N○Kと民放4社がカラーテレビの本放送を開始した日なんだ」
「またモロの要らない豆知識が始まったよ」
「京ちゃん、その言い方は酷いよ」
「豆知識、雑学っていうのはひけらかしたくなるのが人間の性だよ」
「確かに他人の知らない事は自慢したくなりますよね。私はそんな経験一度もありませんけど」
「そもそも自慢する友達すらいねーゼ!」
「っていうか、なんで京とタカと大和まゆっちしか聞いてないの?」
「こんな時に話してんだから聞くわけないだろ」
「キャップ! それアタシが狙ってたのに!」
「一気に持っていくの軍規違反だぞキャップ!」
「風を止める事は誰にも出来ないぜ!」
「モモ先輩! 可愛い後輩に恵んでくれよ!」
「お前は可愛くないから恵んでやらんガクト」
「まあ分かってたけど……ていうか何で『
・9月11日 『公衆電話の日』
「そいういえば最近、公衆電話を見なくなったな」
「ん? 病院とか携帯の使用を制限されている所とか、駅や空港とかの公共交通機関のステーションにはちゃんと置いてあるぞ?」
「そうなんだが、道端ではめっきり見なくなったなあと」
「で? いきなりどうしたモモ」
「いや、大和から今日が『公衆電話の日』と聞いてな、道すがら公衆電話があるか見ていたんだ」
「まあ携帯の普及の影響だろ、確かにコンビニやスーパーの近くにあったやつは撤去されたしな」
「……おいジン、オチがないぞ」
「……いったい何を言ってるんだお前は」
・9月12日 『マラソンの日』
「なあワン子、今日は『マラソンの日』とされているが、なんでマラソンの距離が42.195キロなのか知っているか?」
「へ? 限界に挑戦する『死にに行くころ』ってい意味じゃないの?」
「は?『死に行くころ』?」
「おお。確かに『
「感心するな京、って誰だそんな語呂合わせの意味を教えたのは?」
「ガクト」
「よし後で殴っておこう。本当の由来は紀元前の『マントラの戦い』で勝利したアテネの兵士が勝利の報告のために走った距離36.750キロだったんだが、1908年のロンドンオリンピックの時にアレキサンドラ女王が『子供たちにスタートを見せてやりたい』と言う我がままで今の距離になったんだ」
「ふ~ん、で? それを知ってて何かいい事あるの?」
「さあ?」
「だったら変な事に時間取らせないでよ!」
「私の大和の言った事を変な事だと? この犬!」
「ごめんさい!?」
「お前のじゃないからな、京」
・9月13日 『乃木大将の日』
「なあクリス、今日が『乃木大将の日』なのは知ってたか?」
「ノギタイショウノヒ? 大和、何だそれは?」
「お前の性格からして知らないのは意外だったな……1912年の今日、
「おお! 主君の葬儀の日に哀悼の意を示し思い偲び、自ら果てるとはまさに武人の鑑! さすが武士道精神の国だ!」
「大和、私も大和が死んだらすぐに後を追うからね?」
「おお! この国は大和撫子にも武士道精神が通ずるのか! 夫の死に付き従う妻! なんて素晴らしい!」
「いや、京は俺の妻じゃないし恋人でもないからな? そもそも今その考えはナンセンス……って聞いてないね」
・9月14日 『メンズバレンタインデー』
「ねえ大和、これなんかどう?」
「なあ京、お前はいったい何がしたいんだ? いきなり呼び出したと思ったら女性下着売り場に問答無用で連れてきて衆人観衆のもとお前の下着を選ぶ。これは何かの罰か? それとも俺に死ねと?」
「大和は知ってた? 今日は『メンズバレンタインデー』って言って、男性が女性に下着を送って愛を告白する日なんだよ」
「お友達でお願いします!!」
「大声で頭まで下げて速攻でお友達宣言!? いくらなんでもそれはないよ大和……」
・9月15日 『老人の日』
「なあまゆっち、今日が『老人の日』なのは知ってたか?」
「もちろんです。2003年から祝日法の改正によって、それまで9月15にだった敬老の日が9月第3月曜日となるのに伴い、従前の敬老の日を記念日として残す為に制定されたからです」
「おお~! まゆっちすっげー! なんて博識なんだ!」
「ありがとうございます松風。今日はご老人を見かけたら優しくしましょうね」
「それはいいけどさまゆっち、同級生にすら声かけられないのにお年寄りに優しく声を掛けれれるのか?」
「はうあ!?」
「しまった!? オラがまゆっちの心をえぐっちまったぜ! こうザクリと遠慮なくえぐっちまったぜー!!」
「何やってんだろうね、まゆと松風は……」
・9月16日 『競馬の日・日本中央競馬会発足記念日』
「よっしゃ! また当たったぜ!」
「何で最後で逆転されんだよ!?」
「7-3か……2番人気と3番人気だな」
「おいタク、ラジオと新聞を片手に何をやっているんだあいつらは?」
「あ、ジン兄。いや今日が『競馬の日・日本中央競馬会発足記念日』だってキャップに教えたら……」
「ああ、競馬の予想をやろうとでも言い出したのか。それで結果は?」
「今8レース終わってガクトは負けが込んでて、大和は五分五分。キャップはまさかの8連勝」
「性格が見て取れるな。しかもキャップは相変わらずの天運」
「そうだね。ジン兄もやってみる? 意外と面白いよ」
「俺はラジオや新聞を見てやらない。やるなら現場に行ってやる」
「馬の調子を直接見るの?」
「いや、勝たせたい馬の野生の本能を刺激して逃げ脚を速くさせて、それ以外の馬に殺気をぶつけて居竦ませて勝たせなようにする」
「なにその超人めいたイカサマ!?」
・9月17日 『モノレール開業記念日』
「そいういやぁニュースで今日は『モノレール開業記念日』だって言ってたんだけどよ」
「なにガクト? 詳しく知りたいの? いいよ教えてあげる。あのね、なんで今日が『モノレール開業記念日』になったかって言うとね、1964年、昭和39年の今日が、浜松町~羽田空港、今はの羽田空港駅とは別なんだけど、その間で東京モノレールが開業したんだ。あ、ちなみにこの沿線は日本初の旅客用モノレールで、遊覧用のものはそれより7年前の1957年、昭和32年に上野動物園に作られたものが最初だったんだって」
「あ~あ、始まっちゃったわね、モロの機械語り」
「しかも記念日雑学も入って止まりそうにないね」
「おいどうすりゃあいいんだよ? 教えてくれワン子、タカ」
「「責任とって最後まで聞けば?」」
「血も涙もねえ幼馴染みたちだなオイ!」
・9月18日 『かいわれ大根の日』
「知ってたかガクト、モロ。今日は『かいわれ大根の日』なんだぜ」
「いきなりなんだよキャップ。ていうかなんでそんなん知ってんだよ」
「いやーバイト先のおばちゃんがさ、かいわれ大根を大量に買っていたから『どうしたんですか』って聞いたら、『今日はかいわれ大根の日なのよ』って教えてくれたんだ」
「それは分かるけどなんでかいわれ大根を大量に買ってんのさその人?」
「さあ? 知らん。料理にでも使うんじゃねーか?」
「大量のかいわれ大根を使った料理……いったいどんな料理か想像つかねーよ」
「ガクトのかーちゃんも大量に買っていたぞ」
「嘘だろ!?」
「ガクトの家にその正体不明のかいわれ大根料理が出てきそうだね」
・9月19日 『苗字の日』
「そういえば今日って『苗字の日』なんだって」
「ああ、確か1870年・明治3年の今日、戸籍整理のため太政官布告により平民も苗字を名乗ることが許されたらしいな」
「へ~俺たちの苗字ってその頃付けられたのかな? みんなに聞いてみようぜ!」
「川神は古いぞ。土地の名前になるほどだからな」
「椎名も古いよ。遅くても江戸後期にはあったし」
「島津はどうだろうな……かーちゃんが言うには江戸末期には名乗ってたらしいぞ」
「黛も歴史があります。江戸初期頃にはありました」
「フリードリヒもドイツの古くからの軍人家系だ。200年以上の歴史がある」
「篁は江戸以前からの家だよ。発祥は室町時代って聞いてる」
「暁は紀元前かららしいな。ざっと2000年以上だ」
「結局僕たち3人だけだね……」
「面白くないぞ大和! 直江なのになんで古くないんだ!」
「人の苗字にケチつけるなよキャップ!」
(注・歴史の長さは独自見解設定です)
・9月20日 『お手玉の日』
「よっ、はっ、ほっ」
「犬は何をやっているんだ?」
「あれはお手玉ですね。幼い頃に母上と一緒に遊んだ記憶があります」
「おお! あれがOTEDAMAか! KIを纏って投げると全てを破壊するといわれる大和撫子の護身武器!」
「オイコラクリ吉! 一体全体どこからの知識だよそれってばYO!?」
「うん? 大和から聞いたんだが、何でも今日は戦国の頃、城内に侵入した忍をその城の奥方が手に持っていたOTEDAMAで撃退した伝説の日らしいではないか」
「クリスさん、お手玉とは布で作られた球状のものをああやって落とす事なく、多くの数をジャグリングする昔からの日本の遊戯ですよ」
「確かに今日は『お手玉の日』だけど、そんな伝説なんてあるわけねーってばよYO!」
「なんだと!? おのれ直江大和! またしても騙してくれたな!」
「それを信じるクリ吉がどうかとオイラは思うってばYO」
「こら松風、クリスさんは純真な方という事ですよ」
「純真にも限度があると思うってばYO」
・9月21日 『ファッションショーの日』
「見よ! 俺様の姿を!」
「気色悪いマイナス100点」「冒涜だマイナス100点」
「なんでこんな動きにくい格好しなきゃなんねーんだ」
「なかなか、でも無理がある20点」「やっぱり変だな10点」
「姉さんの命令とは言え、男が着るものじゃないだろ」
「さすが大和って言いたけど今回は40点」「結構いけるな40点」
「恥ずかしいよねこれ……最悪でもカツラは被りたいよ」
「やっぱりモロは似はう。60点」「いいぞモロロ。65点」
「背が高いと似合わないぞこれ……」
「凄いねジン兄。70点」「後姿がヤバいぞジン。80点」
「これは何? 僕に対する挑戦状?」
「さすがタカ! 100点満点!」「文句なしだ。お前は性別を間違えた100点!」
「なあ犬、まゆっち、何をやっているんだみんなは?」
「今日が『ファッションショーの日』らしいので、モモ先輩考案の『男子限定女性着物ファッションショー』だそうです」
「面白いでしょークリ」
「意味が分からん」
・9月22日 「OneWebDay』
「ねえねえ今日って実は『OneWebDay』で『オンライン生活を祝う世界的な記念日を作り、維持し、進展させ、普及させる』っていう世界的なイベントがある日なんだよ」
「なんだそりゃ? ネット廃人たちのイベントか?」
「違うよガクト! ネットが出来てよかったねっていう日だよ」
「なにが違うんだよ」
「直接会わなくても人との繋がりを作る事の出来るネット環境をもっとよくしていこう、それをもっとみんなに知ってもらおうってイベントなんだよね?」
「その通りだよ、さすがタカ! やっぱガクトとは頭の作りが違う」
「ケンカ売ってのかモロ!?」
「でも卓也君、22日の記念日語りは意味ないよ。あれ見てよ」
「ジン~。今日は夫婦の日だぞ~」
「そうだな」
「大和、今日は夫婦の日だね」
「俺たち友達だろ?」
「なるほど……毎月22日は『夫婦の日』だったね……」
・9月23日 『万年筆の日』
「なあ兄弟、ヒロ、万年筆の名前の由来って知ってるか?」
「いきなりどうしたの大和君」
「今日が『万年筆の日』だからだろ。1809年の今日、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが金属製の軸内にインクを貯蔵できる筆記具を考案し、特許を取った日らしいからな」
「よく知ってるねジン兄」
「なら話は早い。万年筆の名前の由来は2つの通説がある。1つは『fountain pen(泉のペン)』と海外で言われていた事と、半永久的に溢れ出るものを『泉のように湧く』と言う事から少し捻っての『万年筆』と呼ばれるようになったらしい」
「ふぅん、それでもう1つは?」
「当時、万年筆の輸入を開始した丸善の店員、金沢万吉さんが一生懸命に販売していた事から『万さんの筆』と呼ばれるようになり、いつしか『万年筆』になったという説だな」
「よくそんなこと知ってたなヤマ」
「2つともなんて言うか……無理矢理感があるよね」
「というか、今日は普通に秋分の日でいいだろ……」
・9月24日 『清掃の日』
「凛奈さ~ん。休みだからっていつまでも寝てないでそろそろ起きてよ」
「う~ん……」
「書斎の本棚の1番上の右端の段にあるアルバム全部破棄するよ」
「私の
「起きたね。それじゃあパジャマも洗濯するから着替えてね」
「面倒くさい……今日はどこにも行かないからこのままの恰好でいいだろ」
「書斎のビデオラックにあるテープ全部廃棄するよ」
「私の
「じゃあ着替えてね」
「というか緋鷺刀、いったいお前は何をやっているんだ? 使い古しのエプロンなんか着けて」
「今日が『清掃の日』らしいから自分の家を掃除しろってキャップの命令。ちゃんと証拠写真まで撮って来いって徹底ぶり……なんで一眼レフを構えているんですか凛奈さん?」
「ん? なんでって、お前が証拠写真いるって言っただろ。任せろ100枚であろうと撮ってやるぞ」
「1枚で十分だよ……」
・9月25日 『主婦休みの日』
「なあ、知ってたか『女王蜂』。今日って『主婦休みの日』なんだってさ」
「それがどうした」
「生活情報紙『リビング新聞』が日頃家事を主に担当している主婦を対象に読者アンケートを取り、その結果1月と5月と9月の25日を主婦がリフレッシュをする日、『主婦休みの日』と制定したらしいぜ」
「だから何であたいにそんな無駄な
「え? だってだからあんた今日休みなんだろ?」
「あたいは主婦じゃねえ! メイドだ! それに今日は定休だ!」
「ぷっ!」
「……何がおかしい?」
「あんたの主婦姿を想像したら爆笑しかない。またしても俺を笑い殺す気か?」
「……テメェ……ブチ殺す!」
・9月26日 『ワープロの日』
「モロはパソコンが得意なんだろ?」
「得意ってほどじゃないけど、うん、みんなよりは詳しいね。けどどうしたのクリス?」
「いや、大和が『パソコンや機械関係の事はモロに聞け』というものだから……」
「何か知りたい事でもあるの?」
「別にないが気になって聞いてみただけだ」
「ふぅん……あ、そうだ、ねぇクリス、今日が『ワープロの日』だって知ってた?」
「いや知らなかったな。そんな日があったのか?」
「うん、1978年・昭和53年の今日、東芝が世界初の日本語ワープロ『JW-10』を発表したんだ。発売は翌年の2月だったんだけど、当初の値段、いくらだと思う?」
「20万ぐらいか?」
「630万円」
「な? なんだその値段は!?」
「そもそもワープロっていうのは『ワードプロセッサ』の略称で、コンピュータで文章を入力、編集、印刷できるシステムのことなんだ。ワープロ機能をROM化して組み込んであるワープロ専用機と、汎用的なパーソナルコンピュータで動作するワープロソフトがあるんだけど、基本ワープロと言えば前者の事を指すんだ」
「え、ええっと……」
「さっき日本で初めてって言ったけど世界初のワープロは1964年に作られた――」
「いったいこの話はいつまで続くんだ?」
・9月27日 『女性ドライバーの日』
「何を見ているんですかタカさん?」
「うん、ちょっとこれをね」
「自動車教習所のパンフレット?」
「おうタカっち。なんだお前、バイクの免許でも取るのかい?」
「ううん、岳人君が持ってきたからちょっと見てただけ」
「あ、見て下さい、今日は日本の女性が初めて自動車の運転免許を取得した『女性ドライバーの日』らしいですよ」
「そういえばタカっちの叔母さん、凛奈さんは免許持ってるのか?」
「っ!?」
「タカさん?」
「…………お願いです……お願いですから速度を抑えて下さい……ここは公道です100キロはやめて下さい……スポーツカーだからって無理にドリフトしないで下さい……カーブに向かってアクセル踏み込まないで下さい……高速道路は高速で走る道路じゃありません……お願いですから200キロで走らないで下さい!」
「あのタカっちが震えてるぜ……」
「いったいどんな運転をする方なんでしょうか……」
・9月28日 『プライバシーデー』
「個人情報の保護に関する法律……いわゆる個人情報保護法が2005年4月1日に全面施行になったのは知ってると思うけど」
「いきなりどうしたヤマ?」
「プライバシー云々言われ出したのっていつからか知ってるか?」
「その頃じゃないのか?」
「それが違うんだよ。実は1964年・昭和35年の今日、三島由紀夫の小説『宴のあと』でプライバシーを侵害されたとして有田八郎元外務大臣が作者と発行元の新潮社を訴えていた裁判で、東京地裁がプライバシー侵害を認め、三島由紀夫に損害賠償を命じる判決を出したんだ。これが日本でプライバシーが争点となった初めての裁判だったため、今日が『プライバシーデー』と制定されたんだ」
「ふぅん、で? それで何が言いたいんだ?」
「……兄弟、俺にはプライバシーがあるんだろうか?」
「ねえモモ先輩、大和ったら夜中1時に起きたかと思うと、おもむろに自己燃焼促進の本を取り出してじっくり見入った後、枕元にティッシュ箱をおいて30分にもわたる――」
「京ぉぉぉぉ! 俺のプライバシーを返せぇぇぇ!!」
「強く生きろヤマ……」
・9月29日 『招き猫の日』
「にゃぁ~ん♥」
「…………」
「にゃん? にゃんにゃん♪」
「いったいどうしたモモ。ネコミミにシッポまで付けて……ハロウィンには1ヶ月ほど早いぞ?」
「彼女が可愛い格好をしているのに最初に突っ込むところがそこか? 普通なら『可愛いよ』とか言うだろ、彼氏なら」
「いや、可愛いとは思ってるけど、どうしてネコミミなんだ?」
「何でも今日は『招き猫の日』らしい」
「だから猫の格好なのか。安直なのはこの際、置いとくとして、なんで今日が『招き猫の日』になるんだ?」
「9月29日で『
「強引な語呂合わせな気がするがまあ理解は出来た」
「そうか。ならそろそろこっちを向いてくれてもいいんじゃないのか? なあ彼氏?」
(可愛すぎて直視なんか出来るか! ヤマかミヤだな、入れ知恵したのは! 後で絶対にお仕置きをしてやるから待ってろ!)
・9月30日 『くるみの日』
「ガクト……ついにやっちゃったね」
「そうだな、よりによって今日やるとはな」
「いつかやるとは思っていたけど……僕が注意していれば」
「モロは悪くない。悪いのは馬鹿なガクト」
「京の言う通りだモロ、悪いのは無知なガクトなんだ」
「ありがとう大和、京」
「おいいったい何なんだこの雰囲気俺様がいったい何をした!?」
「くるみ、握り潰したでしょ?」
「何だよ京、そんなのいつもの事だろ?」
「今日は『くるみの日』でくるみ愛好家の人たちが制定した日なんだよ。知ってた、ガクト?」
「それがどうしたってんだモロ。別に知らなくても関係ないだろ!」
「お前は何の意味もなくくるみを握りつぶした事で、くるみ愛好家さんのくるみ大好きな心を踏み躙ったんだ! これは冒涜だぞ! 謝れ!」
「え? 俺様が悪のか? ってかなんで大和はそんなに興奮してんだ?」
「「「いいから謝れ!」」」
「くるみ愛好家にか?」
「「「違う! くるみの木に、あなたの子供を握り潰してすみませんって言え!」」」
「一気に重くなったな……つーか何? これってイジメだよな……?」