勢いで作った3話です。見ていただければ幸いです。
相変わらず、展開が無駄にスピーディです。ごめんなさいです。
それでは、本編をどーぞ。
「・・・これでOKっと。」
ヴァルキリーと霊夢を柱に縛りつけ、魔理沙はため息をついた。
「やれやれ、霊夢がその悪魔と一緒にいるとはなぁ。見損なったぜ・・・。」
「貴様・・・!」
「あんた、何のつもり?出会い頭に初対面の相手を半殺しにするなんて、あんたらしくない。」
「何とでも言ってろ。そいつはこの幻想郷を侵略しに来た連中の仲間だぞ?」
その魔理沙の一言で、霊夢は目を見開いた。
「・・・嘘でしょ?ヴァルキリー?」
「私はそんな者ではない!侵略を進めようとしているのは、わんこ軍団の方だ!デタラメを言うな!」
ヴァルキリーは全力で否定する。しかし・・・
「ま、今からわんこ達呼んで来るからよ、後で証明してやる。」
魔理沙は玄関の扉を開け、一言付け加えた。
「善者偽ってんのはどっちかをな。」
そのまま扉は閉められた。
「・・・クソッ!」
「魔理沙・・・どうしたのかしら。」
「あんな奴、今はどうでもいいだろ!とにかくこのままでは、私達は始末される!」
「でも、この状態からどうすれば・・・あっ!」
「何だ!?手段があったのか!?」
「いえ、そうじゃないけど・・・」
「じゃあ何だ?」
「魔理沙の帽子!見た?」
「いや、何かあったのか?」
「頭の上に、妙な出っ張りがあったのよ。普段あんな帽子じゃ無かった。」
「という事は、そこに何か奴の違和感の手掛かりがあるのか!?」
「多分そう!」
「よし!そうとなればすぐに・・・」
立ち上がろうとしたヴァルキリーだったが、縛られていたのを忘れていた。
「あ・・・これじゃ動けないわね・・・。」
「畜生・・・!」
途方に暮れる二人。
すると、どこからか窓を叩く音がした。
「何だ・・・?」
「!ヴァルキリー!あれ!」
後ろの窓を見ると、窓いっぱいにへばり付いた[ネコ]の顔があった。
「ヴァルキリーさん!声がしたからここら辺かと思ったにゃ。やっぱり無事だったかにゃ。」
どう見ても大丈夫な状態ではない。
「ネコ!中へ入って来い!縄を切ってくれ!」
「了解にゃ!」
ネコは一旦窓から距離をとり、勢い良く体当たりした。
窓は粉々に砕けた。ネコはそこに丸い体をねじ込む。
「よいしょにゃ、よいしょにゃ。」
「急げ!奴が帰ってくると厄介だ!」
「了解にゃ。よいしょn・・・」
体が半分まで入ったところで、ネコの動きが止まった。
「・・・どうした?」
「・・・引っかかったにゃ♪」
「何やってんの!」
「あ、グリルこっちに渡してにゃ。それで引っ張ってにゃ。」
「何やってんだよ!」
ヴァルキリーは口で槍の柄を噛み、槍の先端をネコが噛んだ。
そしてそのまま、窓から引っ張る。
「ウグググググッ!グゥルクフーひゃん!ウッフフグググ・・・!」
(イデデデデデッ!ヴァルキリーさん!もっと優しく・・・)
「うっひゃい!」
(るっさい!)
「にゃー、ヴァルキリーさん、無事で何よりにゃ。」
「あぁ、助かった。礼を言う。」
「でも、これがホントに猫?丸い形してるし、しゃべってるし。」
霊夢の言葉に、ネコは不愉快な顔をした。
「霊夢さん!我々は[猫]ではなく、[ネコ]にゃ!」
「どっちだっていいだろ・・・。」
ヴァルキリーは呆れた顔をした。
「にゃ、そうそう。」
ネコは、どこからか一枚のカードを取り出した。
「これ、僕が目を覚ましたら目の前に落ちてたにゃ。何かにゃ?」
「どれどれ・・・」
ヴァルキリーはネコからカードを受け取った。
カードには、巨人のような化け物の絵と、その名前が刻まれていた。
「[ケサランパサラン]・・・?何なんだこれは?」
「さぁ?さっぱり分からんにゃ。」
「スペルカードでは無さそうね・・・。何かしら?」
「まぁいい。これは後回しだ。まずは魔理沙とやらを探さなければ・・・」
ちょうどその時、再び扉が開いた。
「ヴァルキリーを捕まえたっていうのは本当かワン?」
「あぁ、ヴァルキリーと、その協力者だ・・・ぜ・・・!?」
入り口にいたのは、5匹のわんこと、魔理沙だった。
そして、彼女らの前にいたのは、縄から外された霊夢とヴァルキリー、そして1匹のネコだった。
「おぉ、探す手間が省けたな。」
「えぇ。」
「にゃあ。」
3人(?)の前に、魔理沙達は困惑する。
「嘘だろ!?しっかり縛ったはず・・・!?」
「ワン!?ネコもいるワン!」
「ク、クソ!こうなったらもう一度・・・!」
魔理沙はヴァルキリーに突進したが、
「テリャッ!」
「ぐっ!?」
槍の柄で鳩尾を突かれ、その場に倒れこんだ。
「ま、魔女がやられたワン!」
「ここはひとまず退散だワン!」
わんこ達は逃走しようとしたが、背後には霊夢とネコが立っていた。
「ちょっとあなた達?いろいろ聞きたい事があるんだけど。」
「正直に自白するにゃ!」
「ひぃ・・・」
わんこと魔理沙を何とか柱に縛りつけたが、彼女だけは未だ抵抗を見せた。
「お前ら!後でどうなるか分かってるのか!?」
しかし、誰も脅しに屈しなかった。
「霊夢。帽子を外してくれるか?」
「うん。」
魔理沙の帽子を取ると、そこには妙なカチューシャの様なものがあった。
それを外すと、一瞬にして彼女の動きが止まった。気を失ったようだ。
「なんかいかにもこれのせいって感じにゃ。」
「わんこ達、これは何なのか説明して頂戴。」
「わ、分かったワン・・・。」
わんこは抵抗もせず、質問に答えた。
「それは我が軍で開発した[狂犬カチューシャ]だワン。」
「狂犬カチューシャだと?」
「我々はこの世界に来た時、このカチューシャをいろんな住人に不意をついて仕掛けるように上から通達があったんだワン。」
「ふむふむ。それで?」
「その時、我ら5匹は偶然その場にまとまっていたので、その魔女に仕掛けたワン。」
「にゃるほど。」
「それで、今の結果に至るワン。」
3人はその話を聞きながらこくこくと頷いた。
「・・・う?何だ?」
そしてその直後、魔理沙が目を開けた。
「!魔理沙!正気に戻った?」
「は?何言ってるんだぜ?それに見慣れない妖怪が私の家に入ってるし・・・。」
「記憶は残っていないということか。」
「まぁとりあず彼女が元に戻って良かったにゃ。」
縄を解きながら霊夢が一通りの事情を説明すると、
「何だって!?じゃあこいつら、さっき私にいきなり飛び掛った妖怪か!?」
「うーんと・・・一応そうじゃないかな?」
「こいつらぁ・・・!」
「ワン!?」
魔理沙はわんこ達に八卦路を向ける。しかし・・・
「・・・なんか可愛そうだぜ。今回は見逃してやるか。」
口調は男じみてはいるが、心は乙女そのものである。
「あんたが許すって言うなら、無理に問い詰めないわ。」
「私も賛成だ。離れ離れで来たなら、これ以上は聞いても無駄だろう。」
「にゃ。」
「あ、ありがとうワン!」
4人は、わんこ達を放してやった。
「ふぅ、これで一件落着ね。」
「だな。よく分からんが・・・。」
霊夢と魔理沙はそんな暢気な会話をしていたが、ヴァルキリーは緊迫した表情のままだった。
「ヴァルキリーさん?どうしたにゃ?」
「・・・まだ終わってないぞ。」
「にゃ?」
「奴ら、言ってただろ?いろんな住人に仕掛けろと伝えられたと。」
先程まで笑っていた二人も、思わず振り向いた。
「それってつまり・・・」
「幻想郷全体にこのカチューシャが・・・!?」
その空気が凍てついた空間を、監視する者がいた。
”幻想郷全体にこのカチューシャが・・・!?”
「・・・へぇ、魔理沙もあっちに付いちゃったか。」
ある少女は、四人の会話を盗聴しつつ、人形作りに勤しんでいた。
「ま、だいたいこうなるとは予想済みだったけどね。」
彼女は立ち上がり、窓から呟いた。
「あのネコ達にも早いとこ消えてもらわなきゃ・・・ね♪」
毎回内容が適当ですねww
だってしょうがないじゃないですか!全部自分の妄想だけで書いてますもん!なんかごめんなさい!
ではまた次回!