皆様こんにちは。またマグロですよ。
え?タイトルが痛い?はは、ご冗談をww
では本編。
(アトガキナガイヨー)
「ハァッ!」
「ッ!?」
咲夜は突然背後に現れ、霊夢にナイフを振りかざした。
霊夢はそれを間一髪で避ける。
咲夜が時を止められるのは分かっていたが、いつもより軌道が不規則で、攻撃の隙が無い。
そのため先読みができず、苦戦を強いられている。
「・・・チッ!」
魔理沙は八卦路を構え、攻撃の隙を伺う。しかし、狙いが定まらない。
二人は猛スピードで攻防戦を繰り広げている。下手に撃つと、霊夢に直撃してしまう。
(・・・駄目だ!ここは先にヴァルキリーの援護に・・・)
そう判断し、魔理沙が移動を始めようとした。しかし、
「魔理沙ッ!後ろ!」
「ッ!?」
霊夢の声に反応し、魔理沙はギリギリのところでナイフを回避した。
先程魔理沙が立っていた場所には、数十本のナイフが突き刺さっていた。
「あ、あぶねぇ・・・!」
「魔理沙!次が来るわよ!」
「おうッ!」
二人は次から次へと飛んでくるナイフを、冷静に判断しつつ避ける。
「くッ!」
普段よりも過激な動きをしたせいか、咲夜は息を切らし、動きを止めた。
霊夢はそれを見逃さなかった。
「ハアァァッ!」
「!?」
霊夢は瞬く間に咲夜へ突き走り、払い棒で懐中時計を破壊した。
時計の破片が足元に散らばる。
「しまった!?」
「魔理沙!今よ!」
「OK!行くぜッ!」
「なッ!?」
咲夜が振り向くと、そこには八卦路を構えた魔理沙がいた。
「ッ!?」
回避を試みたが、時計の破片が足に刺さり、思わず怯んでしまった。
直後、八卦路から放たれた虹色の光線は咲夜に命中した。
「消えなさい。侵略者。」
魔理沙と同じく魔法使いと見られる少女は、冷酷極まる顔でそう吐き捨てた。
それと同時に、青い魔方陣から水色の玉が勢い良く飛び出し、ヴァルキリーを目掛けて飛んでくる。
「・・・ぐッ!」
ヴァルキリーは乱暴に槍を振り回し、玉を弾いた。
もう体力はわずか。立つ事さえ厳しい状態に、彼女は陥っていた。
「へぇ、まだ体力があるとは。ますます凶暴性が計り知れるわ。」
「私には義務がある・・・ここで倒れる訳にはいかない・・・!」
彼女は青い魔方陣を消したかと思うと、今度は怪しげな三冊の本を取り出した。
「ふーん・・・。そのしぶとさなら、これくらい耐えられるわよね?」
ヴァルキリーはその光景に、目を疑った。
本は自ら空中に浮き上がり、ページを開いたのだ。
「!?何だそれは・・・!?」
「さぁ?でも、好奇心より、危険を察知したほうがいいんじゃないの?」
突然、浮遊していた本は光を放ち始めた。
「これで終わりよ。」
「何だと!?」
発光した本から出た光線は、一直線にヴァルキリーへ向かってきた。
回避は不可能である。体力も無い上に、ここは一本の廊下。逃げ道などどこにも無い。
「くそッ!」
一か八かで、槍を構える。しかし、三本のレーザーなど、跳ね返せる気がしない。
歯を食いしばり、タイミングを待った。その時、
「マスタースパークッ!!」
背後から声が聞こえると同時に、虹色の光線と三本の光線がぶつかり合った。
それは激しい爆発を伴い、辺りには爆風と煙が押し寄せた。
あっという間に廊下は煙が蔓延し、暗黒に染まる。
「ゴホッ!ゴホッ!・・・あの光線は魔理沙ね・・・!」
少女は暗闇の中、手探りで進もうとした。すると、
「魔理沙だけだと思った?[パチュリー]?」
「!?」
一瞬にして、パチュリーの意識は遠のいた。頭からカチューシャが取られたためである。
パチュリーが倒れるのを合図に、煙は薄まっていった。
「・・・霊夢!魔理沙!」
ヴァルキリーはよろよろと立ち上がり、二人の元へ歩み寄った。
「ヴァルキリー!」
「おいおい!無茶すんなって!」
倒れかけた彼女に、二人は慌てて肩を貸した。
「すまない・・・この状態ではもう私は戦えん・・・」
珍しく、ヴァルキリーは弱音を吐いた。
「大丈夫だぜ、ヴァル。」
「・・・?何を言って・・・」
魔理沙は懐から小型のビンを取り出し、ヴァルキリーの口へ強引に突っ込んだ。
「!?」
ビンの液体を思わず飲み込む。口内に異様な味が広がった。
「・・・ぷはッ!」
液体を飲み干し、大きく息を吸う。
「・・・魔理沙?何だこれは?」
「ほら、傷口確認してみろって。」
「・・・!?」
驚いた事に、先程まで残っていた胸の傷や、火球による火傷の跡が消え失せていた。
そればかりか、疲労感すら無くなっている。
「一体どうゆう事だ!?」
「実はな、これ[回復薬]なんだ。それも何でも治せる万能薬♪」
魔理沙は再び懐から、ビンを取り出した。
「どこでそんな物を?」
「咲夜からくすねて来たんだぜ♪」
「ほんと、あんたの盗み癖は治んないわね・・・。」
「えへへ//」
「褒めてない!」
ヴァルキリーが本来の目的へ軌道を修正する。
「二人とも、のんびりしている暇は無い。行くぞ。」
「ええ!」「おうよ!」
屋上の扉を押し開けると、冷たい風が肌に触れた。
月は血のように紅く染まり、不気味であった。
「なんと禍々しい・・・。」
「いつあの月を見ても、慣れないわね。」
「鳥肌が立っちまうぜ・・・。」
三人が月を見上げていると、背後から声が聞こえた。
「へぇ・・・、意外と早く来たのね。」
「姉様姉様!鳥さんがいるよ!」
振り返ると、そこには二人の少女がいた。
「[レミリア]!それに[フラン]まで・・・!」
続いて、彼女達の陰からは、
「わん!ヴァルキリー発見だわん!」
「飛んで火にいる夏の何とかだわん!」
数体のわんこ達がいた。
「貴様ら!にゃんこ達をどこへやった!」
ヴァルキリーの剣幕に微動だにせず、レミリアは澄まして応えた。
「それなら、上にいるわよ。」
「何ッ!?」
見上げると、確かににゃんこ達がいた。
しかし彼らのケージは、時計台の十二時を刺す場所にあった。
「にゃー!助けてくれにゃー!」
「まだ死したくないにゃー!」
彼らは必死に助けを求めてきた。
「よし、今助け・・・」
しかし、そう簡単にはいかなかった。
「うッ!?」
時計には結界が張られているのか、見えない壁に跳ね返された。
そこでレミリアが口を開いた。
「ねぇ、侵略者の貴方?」
「私は侵略者などではない!」
「冗談はよしてくださる?それより、一つゲームをしましょう?」
レミリアは口の端を曲げ、ニヤリと笑った。
「ゲームだと!?」
「ええ。時計台の長針を見てちょうだい。」
時計台を見る。すると、ある事が分かってしまった。
「これは・・・!」
「お気付きのようね。今は十一時半。これから三十分後、長針は十二時を刺す。」
長針が十二時を指す。それは、にゃんこ達のケージが長針に押し潰されてしまう事を示している。
そして、そのタイムリミットはわずか三十分である。
「それまでに、私達を止める・・・。以上よ。簡単でしょう?」
「貴様・・・ッ!ふざけているのか!」
「ちょっとした戯れ、よ。」
そう言い終え、レミリアは赤い槍、フランは赤い剣を手に持った。
「ねぇねぇ姉様?私はどっちをヤればいいの?」
「そうね・・・フランは霊夢や魔理沙と遊んでなさい。私は客人を接待するわ。」
「おっけー!」
幼い外見とは裏腹に、二人の少女はひどく不気味に微笑んだ。
「早々に決着をつけなければいけないという事か・・・。」
「どっちも手強いわね・・・生きて帰れるかしら?」
「弱音か霊夢?ま、精々生き残れるよう、本気で戦うしか無いな。」
三人も気を引き締め、それぞれ武器を手にする。
「ゲーム、スタート・・・!」
「わん!」
「・・・計画・・・順調・・・。」
「ククク・・・幻想郷ガ我々ワンコ軍団ノ手二落チルノモ、最早時間ノ問題・・・。」
「計画が成功すれば、ここは私達の天国になるね♪ふふっ♪」
わんこ軍団幻想郷本部の幹部である三人(?)は、そんな会話を交わしていた。
何者にも邪魔されない、[スキマの世界]で。
最後の連中、懸命なにゃんこプレイヤーの皆様ならすぐに分かるでしょう。ネタバレを含みますが、まぁ大目に見てください。
いやー、結局夏ガチャ11連確定で引きましたよ。結果は以下。
・ブリキネコ×6
・ネコホッピング
・ねこ陰陽師×2
・ネコトースター
・トロピカルカリファ(確定枠)
ブwリwキwネwコw