機動戦士ガンダム MS戦線0079 戯け者の弾痕   作:だ~くぱんぷきん

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operation.10 《マトモな任務》

あの戦闘の後、俺達の船に陸戦型ガンダムのパイロットが来ていた。

 

何でも俺に話があるとかで基地に来てほしいとの事だった

 

言われた通りに着いていくと客室に連れて行かれ、その席に座るよう促される

 

男は俺にコーヒーを用意してくれたようで、俺の前に置いてくれた

 

「それで?話と言うのは?」

 

置かれたコーヒーを少し飲んで男に問う

 

「そうだな。まずは謝罪から。お前らの事、余り物だなんて呼んでしまってホントに悪かったと思ってる。済まない」

 

彼は辛そうな表情でそう言った。心無しか、拳にも力が入っている様に見える

 

「いや、もう気にしてないさ。俺こそ、ジムのパイロットを救えなかったんだ」

 

「そう言ってもらえると助かる。アイツの事は残念だが・・・仮にもここだって戦場だ。殺されもする。あと、一つ聞きたいことがあるんだ」

 

「答えられることならいくらでも」

 

無くなってしまったコーヒーを置いてそう答える

やはりブラックはキツイな

 

「このパプアニューギニアの基地にはジオンが来る事なんて滅多に無かった。それが突然あんな手練が来るなんて何か良くない事が起きてるとしか考えられない」

 

そう聞いてから彼に問い返すようにこう言う

 

「それで?何故、奴等がここに来たと思う?」

 

「お前らの部隊が奴らに追跡されてるんじゃないかと思ってな・・・心当たりは?」

 

「正解。初陣で殺ったパイロットが奴等の部隊長らしい。それで俺を目の敵にして追ってきてる。それは確実だ」

 

「初陣で部隊長を・・・まぁそれが知りたかったんだ。アイツも殺られちまった今、この基地で出撃できんのは俺の陸戦型ガンダムと61式戦車が数両だけだからな」

 

「それはご苦労様。俺達も任務を受け次第ここをでる。そしたらもうアイツらもここには来ないだろう。って言っても、仕事は大体第一部隊に持っていかれるから、残存勢力の処理位だろうけどな」

 

俺は苦笑しながらそう言った

 

「そうか。・・・というかお前、良くあんなMSでやっていけるな。お前程のパイロットならもっと良いMSを受託したっておかしくないのに。上の奴らに言ってみたらどうだ?」

 

そう言われたので笑いながら彼にこう言う

 

「その言葉は嬉しい限りだが、あれはあれで気に入ってんのよ。しかもあのMSで戦果を挙げてみろ!昇進間違い無しだ!」

 

つい興奮して声がでかくなってしまった

これには彼も驚いたようで口をぽっかりと開けていた

 

「もう十分だと思うが・・・まぁ、頑張ってくれや」

 

「ああ。やってやるさ」

 

その時、部屋の扉が勢い良く開き、1人の兵が口を開く

 

「アンセル•フレイン大尉!上層部から緊急の知らせが入っています!」

 

「大尉!?・・・まぁ後でいい、続けてくれ」

 

「ロンドン付近にて公国軍側のMS3機の中隊が確認されました、アンセル大尉の部隊にはロンドンの市民の避難が終わるまでロンドン周囲の警戒に当たれとの事です!」

 

「ロンドンか・・・」

 

そう呟きながら時計を見る

 

現在は午後8時。ここからロンドンまでなら15時間とちょっとか

 

「分かった。今すぐロンドンに向かう」

 

既にロンドンの近くにMSがいるとするのなら一刻の猶予も無い。

ロンドンはそれなりの大都市だ。すぐに避難が済むはずがない

その付近の都市だって被害を受けているはずだ

 

早く向かって任務に赴かねば、多くの犠牲が出るかもしれない。

 

初めてのマトモな任務だ。気合いを入れとかないとな

 

 

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