機動戦士ガンダム MS戦線0079 戯け者の弾痕   作:だ~くぱんぷきん

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operation.5 《自分のやるべき事》

「オリーフェア。あの残存勢力の場所は掴めたのか?」

 

「なんとか。どうやらあのゲルググもどきが撃破され、撤退した際にガウ攻撃空母でパプアニューギニアまで逃走、その後の事は現在掴めていません」

 

「にしてもよぉ。良くそんなに残存勢力を追えるよなぁ。連邦は暇してんのかよ」

 

「まぁ、私達のやれる事はユニット1が殆どやってしまいますからね・・・」

 

「ユニット1の奴らはいいよなぁ・・・」

 

「クレイグ、お前はそんなに与えられた任務を行うのが嫌なのか?」

 

「そういうわけじゃないけど・・・」

 

「隊長!本機の背後に反応あり!」

 

次の瞬間、艦の中にミサイル警報が鳴り響く

 

「各員戦闘態勢!!MSパイロットはMSに搭乗し、敵機を撃破せよ!」

 

「撃破って・・・ここは海の真上だぜ!?どうやって戦えばいいんだよ!?俺とコレットのMSだって整備が!」

 

「なら・・・俺が行くさ」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

「旦那!いつでも発進できますぜ!」

 

「ありがとな!アルベルト!」

 

「今回は空中戦闘になるはずです。一応、パラシュートパックは付けときましたが、無茶して落っこちるなんて事は無いようにしてくだせぇ。」

 

「了解ッ!!」

 

そう言ってザニーのコックピットに乗り込み、携行武器の100mmマシンガンを掴む

 

「オリーフェア!開けてくれ!」

 

『隊長!お願いします!尚、今回は緊急事態の為、整備が完了していたアドバンスドザニーだけで戦闘を行ってもらいます!ご武運!』

 

オリーフェアの言葉と共にマディアの背部が開き、敵の機体の姿が見える

 

「アドバンスドザニー!出るぞ!」

 

背部ハッチが開ききったのと共にアドバンスドザニーは空に飛び立つ

 

『出てきたぞ!あのMSだ!』

 

敵はドップが2機にS.F.Sを使用しているザクIIが1機

 

「そうだ・・・こっちに来い!」

 

機体背部を海に向け、牽制射撃を行う

 

無論、弾丸が当たることは無かったが牽制には充分だ

 

『そんな機体にこのドップがやられるかよ!!』

 

ドップが1機、こちらに機銃を斉射してくるがその程度ならシールドで防げる

 

「舐めて近寄ってきたのが運の尽きだぞ!」

 

接近してきたドップのコックピット部を100mmマシンガンで打ち抜く

 

『貴様!良くもビッシュを!!』

 

するとSFSに乗ったザクが上空からザクマシンガンを放つ

 

マシンガンの弾は殆どがバラケて当たらなかったが、うち何発かは左腕部関節と脚部に当たってしまう

 

「パラシュート!」

 

『はっ!素人が!接近してそのコックピット潰してやる!』

 

パラシュートを開くと、ザクがこちらをヒートホークで叩き切れる所まで近づいてくる

 

『ケビン隊長の分も地獄の釜に焼かれ続けろ!』

 

「!!!」

 

ヒートホークを振り下ろした瞬間に推進剤を使い切る勢いでザクより上に飛び上がり、こちらもビームサーベルを取り出して、ザクのコックピットのみを貫く

 

「悪いがそれは使わせてもらうぞ!」

 

パラシュートパックを外し、ザクが爆発する前に蹴り飛ばしSFSを奪い取る

 

「こいつは使えるぞ・・・残りはドップ!」

 

『クソォ!クッソォ!!』

 

最早ヤケクソか。残ったドップは狙いが定まってもいないのにこちらにミサイルを撃ちまくる

 

それを躱して、ドップのコックピットをサーベルで切り裂く

 

「あの世で仲良くやるんだな・・・」

 

『隊長!無事ですか!?』

 

「なんとかなぁ・・・今帰還する。ハッチを開けてくれ」

 

『了解!ただ今開きます』

 

「・・・」

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

「隊長!お疲れさまです!」

 

「もう2度と空中で戦うのはゴメンだね・・・」

 

「それでも凄いですよ隊長!もう撃墜スコアすごい事になってるんじゃないですか!?」

 

「かもな・・・にしても」

 

「どうしたんです?」

 

「ザクのパイロットが『ケビン隊長の分も』って」

 

「ケビンって・・・」

 

「オリーフェアさんも何か知ってるんですか?」

 

「いや何でもない。戦闘は終わったんだ。持ち場に戻るぞ」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「オリーフェア、居るか?入るぞ」

 

「女性の部屋に入ってくる時はノック位する物ですよ。」

 

「悪いな。今度から気をつけるよ。それで例の件だが」

 

「まだ掴めませんね。何しろ手がかりが何も無いですし」

 

「やっぱりそうなんだよな。手がかりが無いんだよ」

 

「それで『スパイを探せ』なんて言われる身にもなってくださいよ・・・」

 

「ハハハハ、すまんすまん。というかお前」

 

「なんです?」

 

「髪結んだらなかなか可愛いな」

 

「んな!?茶化さないでください!」

 

「ハハハハッ!!その反応が楽しいんだよ!」

 

「隊長!」

 

「ゴメンゴメン!それじゃ俺はアルベルトの所に行ってくるよ。じゃ」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「アルベルト。どうだ?こいつ(アドバンスドザニー)の調子。」

 

「かなり悪いですぜ。こりゃ。左腕の関節がやられちまってる。」

 

「そうか。悪いな。」

 

「旦那が悪いんじゃ無い。こんな時に攻めてくるジオンのせいでさぁ。」

 

「そう言うフォロー。ホントに助かるよ。」

 

「何の何の。でも次の作戦で満足に動かないかもしれやせん。最善は尽くしますが」

 

「頼むよ。アルベルト」

 

悪いなザニー。怪我させちまって。

少しの間だが休んでてくれ

 

 

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