ワンピースの世界に迷い込んだ2人の物語   作:鬼燼堂

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前回、無理矢理に進めた話…。今回も無理矢理進めます!おかしな所&誤字脱字あると思いますがよろしくお願いします。


第2話【話を聞いてください…】

クッソ不味い果物を食べてゲッソリしながらふと樹希がドアの方を振り返った。

 

樹希「あ、ドア…」

 

振り返るとさっきは無くなっていたはずのドアが戻っていた。

 

樹希「もう、出よ。ここ訳分かんないし…」

 

そう言いながらドアに向かう。

 

月泳「はぁ……期待して損した。あんなクソ不味い果物しか無いなんて…ウチのドキドキ返せ!!てか、ここが何処なのかの情報も得られなかったしー!!」

 

と月泳は叫びながらも樹希に続いてドアをくぐり外に出ると今度はドアどころかその建物ごと音も無く消えてしまった。

 

樹希「…もう、何も言わない気にしない」

 

知らない場所に居たりドアや建物が消えたり変な声が聞こえたり非現実的な事が続いているのだ一々気にしていたら疲れる。だからもう気にしない気にしない…

 

月樹「「はぁ……」」

 

…溜息は見逃して欲しい。

 

月泳「取りあえず暗くなってきたし急いで情報か一泊できる所を探さなきゃウチらやばいよ。外で野宿とかいやや」

 

樹希「絶対嫌だ!」

 

日が傾き始めているため2人は急いで道を進んで行った。

 

 

少しすると何軒かの家が見えてきた。だが、この村も少しおかしい。

夕方とはいえ遠目から見て人が全く外に居ない。

近づいて見ればどの家も窓に板が打ち付けられていた。

 

月泳「ねぇ、何かおかしくない?」

 

と月泳が言いながら樹希の方を見ると心底嫌そうな顔をしていた。

 

月泳(うわぁ~めちゃ嫌そう…まぁ、そうなるよね…)

 

これ以上変なことに遭いたくないが、野宿になってしまうのは避けたい樹希は溜息しそうなのを堪え一軒目のドアをノックする。

 

樹希「すみません、誰かいませんか?」

 

声をかけても反応がない。

 

樹希「居ない…のかな…」

 

月泳もいつの間にか隣の家を訪ねるがそちらも反応がない。

もしかしたら此処には誰も住んでないのかもしれないという不安が過ったとき微かだが目の前の家からもの音がした。

 

樹希「!すみません!私たち迷ってしまって今晩だけでも泊めて頂けませんか?」

 

樹希がそう言うとドアが少し開き中から

 

「か、海賊の方ではないんですか?」

 

そうボソッと言いながら男の人が出てきた。

 

樹希「え、かいぞく?海賊ってあの?」

 

「…海賊じゃないんですね?」

 

月泳「樹希どうしたの?誰か居た?」

 

向こうで調べていた月泳もこちらに気づき戻ってくると

 

「…そちらはお仲間さんですか?あの、海賊じゃないならもう少し静かにして貰えますか?」

 

何かを警戒するように周りを見渡しながらそう言ってくる。

訳の分からない2人な頭上にクエスチョンマークを浮かべながら首を傾げる。

 

「……本当に何も知らないんですね…説明しますのでどうぞ中に」

 

招かれた家の中は少し薄暗く奥には男の人の奥さんと子供と思われる人たちが不安そうに寄り添っていた。

 

「あの、暗く狭い家ですが…こちらの椅子にどうぞ」

 

月樹「「ありがとうございます」」

 

 

 

男の人ことガジさんが言うにはこうだ

 

 

ここは、人もあまり来ない小さな島にある村で、2ヵ月程前に海賊がやってきて村の何人かの子供たちを攫い人質にしているらしい

餓鬼を殺されたくなければ言う事を聞いて金と食料をよこせ…

 

そんな物語のような展開でガジさん達村人を苦しめているらしい

 

樹希「だから誰も外に居なかったんですね?」

 

ガジ「そうなんです。少しでも身を守るため、子供達に手を出されないため…こうして海賊達の言う事を聞くしかない自分達が情けない…」

 

とガジさんは頭を抱え俯いてしまった。

話を聞き終わった月泳は

 

月泳「子供を攫うなんて最低な奴らですね!!懲らしめて倒してしまいたい!」

 

と自分達では何もできないと分かったいても耐えきれず声に出して言った。

 

樹希「それな。て言ってもうちらにそ、 ガジ「本当ですか?!」 え、」

 

樹希も同意するが自分たちにそんな事は出来ないと言い切る前にガジさんに手を捕まれる。

 

ガジ「お願いです!もうこれ以上あいつらに渡せる物なんてないんです!このままではいずれ誰か殺されてしまう!」

 

必死にそう訴えてくる。

 

樹希「いや、私たちタダの一般人なんで海賊を倒すなんてそんな、」

 

ガジ「あなた達は、島の外から来たのでしょう?この島の近くには他の島はありません、ですからお2人がそれなりの力を持っていなければ此処には来れません!」

 

月泳「え、あの、ちょっ、、 ガジ「ましてや海には海賊達が居てどうやっても普通なら見つかって大砲を打たれて上陸はまず無理なはず!絶対にただ者ではないっ!」」

 

樹希「まっ、 「あぁ、神様が私達に力を貸してくださったんだわ」」

 

と話は変な方向に向かいはじめさっきまで怯えていた奥さんと子供も涙を流しながら喜びだし祈り出す始末…。

 

 

月泳と樹希は無理だと言わせてもらえず、ただただウチ等は騙されたのか?なんて思いながら本日何度目か分からない溜息を同時についたのだった。

 




話を聞いて貰えずながされた主人公達はどうなるのでしょうかね


ここまで読んでいただきありがとうございました!
前回ではお気に入りがついて2人でテンション上がりましたw
次回も良かったら読んでやってください!

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