ワンピースの世界に迷い込んだ2人の物語   作:鬼燼堂

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第3話突入!
少し長くなった…かな?今回もおかしな所・誤字脱字などあると思いますがよろしくお願いします!


第3話【諦めも肝心?】

島の西側にある崖その下には大きな横穴がありそこを海賊達は拠点にしているらしい。

そして、2人が今居るのはその崖の見える森の中。

 

樹希「…うち等何でここに居るのかな?」

 

月泳「ホントね…断り切れないよあれは」

 

こうなってしまったのは、ガジさん家族に頼まれた次の日(今日)村人全員に土下座で頼まれてしまった結果である。

 

 

 

月樹「「で、出来る限りのことはやってみます。。。」」

 

涙が出ていたことは村人達は気づいてくれなかった。

NOと言える人になりたい…。

 

村を出る際、村の中でも高齢の村長らしき人が

 

「武器が無くては何もできなかろう。良ければ我が家の家宝であるこの2本の剣を1本ずつもって役立ててやってくれ」

 

と隠し持っていた武器を渡してくれたのだがいざ渡されて現物を見てみると、かなりボロボロで剣は刃こぼれしていた。その場ではないよりましだろうと借りてきたがここまでくる道中に少し振っていたら柄の所から折れてしまった。

はっきり言ってもうどう乗り切ればいいのか全然わからない。

しかしあんな事言ってしまったからには出来る限りのことはしたい。

 

月泳「と、とにかく!作戦を考えない?行くとしても暗くなってからだしさ」

 

樹希「そうだね…あぁ、なんでこうなったマジで…」

 

嘆きながらも作戦会議を始める。

 

 

月泳「取りあえず、海賊を倒すんじゃ無くて子供を助け出すのを最優先にしていこ!」

 

樹希「だね。でも、運よく子供達を助けられたとしてもすぐバレて村に押しかけてくるよね」

 

月泳「しかも村に戦える人は居ない訳だし…何らかの方法で捕まえたとしてもこの村に警察なんて無いしほっとたら抜け出しそうだよね…」

 

樹希「近くに島は無いって言ってたし応援も呼べない。これ、詰んでんじゃん。無理ゲーじゃん何か?うち等に倒せってか?!」

 

月泳「あ゛ーこれ作戦考えても意味ないかもしれない、ウチらにそれをやり遂げる力が無いんだもん」

 

ともぅ、パンク寸前の2人は、あぁでも無いこうでも無いと言っているうちに夜になってしまった。

取りあえず子供を助け出し村に戻ってから他の人の意見をもらい考える事にした。

 

森を抜け崖下に行くための道を進んでいくと明かりの灯った松明が何本か並んであり、村人が言っていた予想よりはるかに大きな横穴に海賊船があった。

 

月泳「え、想像より大きいんだけど??この船の中どう子供を探せっと…」

 

樹希「いやいや、無理でしょこれ。見つかったら即アウトなのに…て、あれ?」

 

2人は、ひそりと影から覗いているのだが船の周りや見える範囲には誰も居ない。居ない方がこちらとしては有り難いのだが

 

樹希「見張り居ると思ったんだけど居ないね…」

 

月泳「寝てるか、ここに隠してるから安全だと思って油断してるとかかね」

 

なんにせよ見張りが居ないことに2人は、ホッとした。

 

樹希「んじゃ、やだけど潜入しますか」

 

月泳「うん、静かに入って子供助け出して平和に村に戻ろ」

 

2人は周りに注意しながら静かに船に侵入する。甲板にも誰も居ず船内には直ぐに入れ中は、左右に道が分れていた。

右側には階段があり別の階に行けるようだった。

 

月泳「どっちに行こうか。」

 

樹希「やっぱ、捕まってるなら下じゃない?」

 

月泳「じゃ、右だね」

 

右の階段を下りるとほんのり明るい廊下に部屋がいくつか並んでいた。奥に進めばまだ下があるようで取りあえず降りてみるとそこは暗く見えにくいが奥に牢のようなものが見えた。

 

月樹「「ビンゴ!」」(小声)

 

思いのほか簡単に見つかって良かったと2人は鉄格子に近づく。牢の中には、13人と程の子供が監禁されていた。

今はこちらに気づいてないのか皆寝ている。

 

月泳「ねぇ、こんなにも簡単に見つかってさ、何か簡単すぎない?」

 

あまりにも簡単に見つかって少し拍子抜けしたが、よくよく考えてみるとまだ問題がある。

 

月泳「…これさ鍵どーする?」

 

鉄格子だとは思っていなかったので鍵のことを全く考えていなかった。

 

樹希「探すしかないかな…」

 

月泳「取りあえず鍵何処にあるかどの子かに聞いてみよ」

 

鉄格子に近づき近くに寝ていた子に声をかける」

 

月泳「ねぇ、君」

 

「…。」

 

月泳「おーい、起きてー」

 

と男の子に声をかけてみるが起きない。

 

樹希「…起きない」

 

月泳「お願い起きてくれ~」

 

月泳が、男の子を揺ってみると今度は身じろぎ目を開け起き上がってくれた。

 

「え、だ、誰?」

 

月泳「私は月泳、こっちは樹希だよ」

 

樹希「こんにちわ、君の名前は?」

 

「えっと、僕はサイル。」

 

戸惑いながらも答える。

 

月泳「私達ね、君達を助けに来たの。わかったらで良いんだけど鍵の場所てわかる?」

 

サイル「ここから出してくれるの?!」

 

樹希「うん、だからここの鍵何処か知らないかな?」

 

サイル「場所は解らないけどいつも背の高いヒョロってした眼鏡の海賊が持ってるよ」

 

とのことだ。

背の高いヒョロってした眼鏡略してのっぽ眼鏡を探して鍵を奪うしかない。

出来るだけ敵に会いたくなかった2人は、少し顔色を悪くしたがやらなければ此処まで来た意味が無いと諦める。

そんな2人の様子を見てサイルは、申し訳なさそうに顔をふく。

 

サイル「ごめんなさい役に立てなくて…」

 

そう謝ってきた。

 

 

 

月樹((あ、メッチャ良い子やぁ…))

 

意味の解らない状況からの海賊何とかしてくれ土下座の後なので癒された。

 

樹希「大丈夫だよ!」

 

月泳「すぐ出してあげるから待っててね!!」

 

2人は、そう言って癒しとわかれ廊下に出る。

この船には、かなり部屋があるのだが、あの村人達のためでなくあの癒しのため!っと思ったら何故だかやる気が出てきた。

 

月泳「とにかく片っ端から覗いてみよ!」

 

樹希「おぅ!」

 

早速隣の部屋を少し開け隙間から中を覗く。その部屋は誰もいなく、倉庫のようだった。

 

樹希「まぁ、そうだよね一発目で当たる訳ないよな」

 

月泳「うん、さっきのは運が良かったよね」

 

苦笑いをしながら溜息し2人は次の部屋に向かう。

 




癒しを助け出すためつかの間の別れ…



最後まで読んでくださりありがとうございます!
1週間~2週間のまに上げられたらいいと思ってますので今後も広い心で見てくださると嬉しいです!

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