ワンピースの世界に迷い込んだ2人の物語   作:鬼燼堂

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やっと話が進みだした感じです…多分…。
お決まりの今回もおかしな所・誤字脱字などあると思いますがよろしくお願いします!


第4話【ついにのエンカウント。そして…】

あれから、のっぽ眼鏡を探し始めてから約一時間程が経過したと思う。2人は疲れてきてはいたが次の部屋を開け誰も居ないことを確認し中に入るとそこはキッチンだった。

 

樹希「キッチンには、無いよね鍵…」

 

月泳「うん、たぶんね。のっぽ眼鏡も見つからないし…どうしようか?」

 

所々の部屋に人は居たのだがのっぽ眼鏡らしき人間はみやたらなかった。長居はしたくない。

 

樹希「しょうがない次の部屋行こ」

 

月泳「だね、行、  「今声しなかったか?」」

 

 

月樹「「!!」」

 

別の部屋に移動しようとした2人は外から微かに聞こえた声に固まり理解し慌てる。

 

月泳「え、ど、どうする!?誰か来る!」

 

樹希「どうするって…隠れる??」

 

月泳「そうだよね!漫画じゃあるまいしウチら戦うとか無理だし、隠れよう!」

 

そう決め2人は、パニックになりながらも隠れられそうな場所を探すが…

 

月泳「…なんで!」

 

樹希「隠れられそうな場所無いじゃん…」

 

周りで隠れられそうな所を探すがそこには大量の食材や調味料などが入っていて隠れる所など全く無かった。気づいた時には足音は、どんどん近づく。

通り過ぎてくれる事を願ったが足音は、ドアの前で止まってしまた。

焦った2人は咄嗟に樹希は、包丁を掴み。月泳は、大きめの酒瓶を手に持ち構える。

 

2人が構えると同時にドアが開いた。

 

「だ、誰だてめぇら!!」

 

「ここで何をしている!」

 

そんなありがちな言葉を叫ばれる。

入ってきたのは、髭の生えた男と2人が探していたのっぽ眼鏡だろう男だった。

月泳と樹希が手に持ったものを見て男達は、懐から銃を取り出した。

 

月樹「「…っ!」」

 

それを見て2人は恐怖した。

危険な事だとわかったいたでも、いざ武器を向けられて、死んでしまうかもしれないそう思ってしまった。

 

 

月樹((嫌だ、死にたくない!!))

 

 

男達は引き金を引いた。

恐怖で避けることも出来ず2人は来るであろう痛みに目をつぶった。

 

 

ドンッドンッ!

 

 

銃声の後に聞こえたのは何かが軋む音と何かが割れる音そして、男の驚く声が聞こえた。

 

目を開けると、樹希が持っていた包丁の木の柄の部分から木枝が何本も伸び、男達の撃った銃弾はその枝に弾かれそして軌道のそれた弾が月泳の持っていた酒瓶に当たったのだ。

 

それを見た2人の感想は

 

 

 

 

 

 

 

月樹((な、何これ…))

 

 

 

である。

声にならないほどびっくりしているとこの光景を見て恐怖し青ざめるのっぽ達の口から…

 

 

「ば、化け物!?!」

 

「こ、これはまさか…悪魔の実の能力者か?!」

 

「お頭と同じじゃねーか!!」

 

とこの状況になって初めての重要な情報を得た気がした。

 

月泳「悪魔の実??」

 

樹希「…聞いた事があるようなー…」

 

「おい、どうした!」

 

「銃声がしたぞ!」

 

銃声の音で人が集まってくる。遠くの方から足音が響いてくる。

 

 

 

 

 

 

      『悪魔の実』

 

 

 

その聞き覚えのある現実には存在しない物を思い出してそれに賭けにでる。

 

樹希「その通り、あんたら串刺しになりたく無かったら牢屋の鍵よこせ!」

 

そう言って包丁を前に突き出す。そうすると柄から伸びた枝が男達の方にジワジワと伸びていく。

樹希自身伸びた事に驚きつつも顔に出ない様に脅し続ける。

 

「あ、あれは大事な商品だ!逃がす訳ないだろ!」

 

動揺しつつも一様は海賊だ簡単には従わないらしい

 

「能力者は1人だそのうち仲間も集まってくる!」

 

そう言うと本当に仲間が集まってきた。さらに不利な状況になってしまったが、月泳が手を前に突き出す。

 

本当にこれが悪魔の実の能力ならあの時食べた実が悪魔の実だろう…

 

 

月泳「誰が1人だって言った?」

 

 

樹希の隣にいた月泳は眉間に皺をよせ念じていると、さっき割れて弾けた酒瓶の中身が少しずつ月泳の周りに浮かびフワフワと集まってきた。

 

月泳「…ね?」

 

樹希「おぅ、まじか」

 

月泳はあるのかも分からない能力を見せつけ、樹希に向かってドヤ顔をした。

が、さっきまで怯んでいた敵は2人に銃口を向け連続で銃を発砲してきた。

 

「せ、先手必勝!」

 

「オラオラ、死ね!」

 

敵は、能力を使う前に仕留めれば勝てると思ったのだろう

今度こそ撃たれる。

 

樹希(嘘だろ流石にあれは防げない!!)

 

月樹「「((うわ!…い、痛い??…?))え、痛くない?」」

 

今度こそ銃弾は2人に当たり腹や腕、肩、足を貫いたはずなのに痛みが無いどころか傷は瞬く間に樹希は傷口を塞ぐ様に根っこが絡まり合い、月泳は水の雫が傷に集まって治ってしまった。

 

「な、ふさがった!?」

 

「こいつら銃がきかねぇのか?!」

 

月泳と樹希自身驚いたが確信する。

 

これは、悪魔の実の能力なんだそしてこの感じから見て、2人とも銃は効かない…。

 

月樹((ならある程度思い通りになるはず!))

 

 

月泳「樹希!とにかく、この場を乗り越えようぜ!」

 

樹希「だな!今怖いくらいに冷静だようち。」

 

そう声をかけ合うとまず、最初に仕掛けたのは月泳。

 

手を拳銃の形にし構え自分の周りに浮かび上がらせた酒の雫を指の先に集め撃ってみた。

だが、慣れてないせいか速度が足りずあまり効果がない。すると、

 

樹希「目狙え。多分酒だからいたいぞー」

 

と真顔ででも少し楽しそうにボソッと月泳につたえた。

それを聞いて月泳は満面に笑みで

 

月泳「うん!シー○ー!」

 

樹希「…パ○ー!」

 

月泳は手を前にかざし直し

 

月樹「「バ○ス!!!」」

 

と唱えながらポカーンとして混乱している敵の目めがけて月泳は、酒の雫を連射する。すると、思った通り敵は痛みに目を押さえ膝から崩れていく。

 

「うわ、目がいてぇ…め、目がぁー!!」

 

樹希「すごパ○ーすごww的中じゃんw!」

 

そう笑いながらも樹希も念ずる。

すると木製のものから木の枝がどんどん伸び敵達を身動き取れないように拘束していく。

 

月泳「おぉ、グルグルですなw」

 

樹希「蔓だったらもっとしっかり縛り上げれるんだけどね」

 

そう言うと枝は伸びるのを止め代わりに蔓が伸び枝の上からさらに拘束を強めた。

 

月樹「「おぉ…!」」

 

びっくりしながらも2人はどんどん敵を倒し拘束していき周りの敵を全て捕まえた。

 

樹希「よし、何とかうまく捕まえられたね!」

 

月泳「うん!って事でのっぽさん、牢屋の鍵を……」 

 

捕まえた中からのっぽ眼鏡を見つけ出し近づき顔を覗き込みながら

 

月樹「「頂戴?」」

 

それはのっぽ達からしたら、そこそこ怖い光景だと思う。

 

「そ、そんなもん持ってねよ。ってかのっぽじゃねぇし!まぁ、鍵が欲しいなら俺の部屋でもさがせば?ふはははは」

 

とヤケクソなのか高笑いし始めた。

まぁ、すんなり渡さないとは思ったけどなんか、かなりその笑い声にイラッとした2人は

 

月泳「はっ、いいしそんなのいらねぇーよ!」

 

樹希「この銃借りまーす。…じゃ!」

 

月樹「ふは、ふははは…はーは!」

 

捕らえた敵をキッチンに閉じ込め牢屋に向かってはしった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹希「サイルくんお待たせ!」

 

月泳「今出してあげるからね!」

 

サイル「お姉ちゃん達大丈夫?!」

 

牢のある部屋に戻ると牢の中の子供たちは皆起きていたどうやらサイルがすぐに逃げられる様に皆を起こし説明していくれたらしい

 

なんて良い子なんだ!!

 

月泳「大丈夫だよ、ありがとう!」

 

樹希「じゃ、今から此処開けるから少し下がっててね。危ないから」

 

そう言うと樹希は持ってきた銃を構え一発錠前にぶちかましぶっ壊した。

 

樹希「ふぅ、よし!もう出ていいよ!」

 

サイル「ありがとうお姉ちゃん!」

 

子供達「「ありがとう!ねーたん」」

 

子供達は牢屋からでると嬉しそうにしながらペコリとお辞儀をした。

 

樹希「なんだろ、今凄い癒されたんだけど…」

 

月泳「疲労が飛んでいく…」

 

子供達に癒された所でさっさとここから出よう。

月泳が先頭になり子供達を外に先導し最後に樹希がもう居ないことを確認してから外に向かう。

 

外はまだ暗かったが多分村まで無事に帰れるだろう。

 

樹希「取りあえずミッションクリア?」

 

月泳「そうだね。さぁ、帰ろ!」

 

 

 

全員「「「おぉー!!」」」

 




やっとONE PIECE要素が出せました
2人の能力は何系なんでしょうか?自然系?超人系?はたまた動物系w自分達でもわかりません!!

今回もここまで読んでくれてありがとうございます!これからもぐだる自信しかありませんが、次回からもよろしくお願いします。

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