高坂穂乃果は再びスタートする   作:ひまわりヒナ

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穂むらに立ち寄り偶然穂乃果達と出会った花陽。
1stライブの映像を見ながら、彼女達からの応援をもらう。
しかし彼女が気持ちを出すには、まだ勇気が足りなかった。


アニメのこの回で何度泣いた事か……

読んでいただく前にここで謝罪を。
本当はtwitterの方で昨日投稿予定とお知らせしていたのですが、急用で投稿し忘れてしまいました。
申し訳ございません。

それではどうぞ。


15話 決意の時

 次の日、いつも通り朝の練習を終えた穂乃果達は教室で今後の予定などを話し合っていた。

 

「練習を続けるのはもちろんですが、また新しく何か目標を立てた方が良いと思いますね」

「確かに、闇雲にやってても仕方がないしね」

 

 ことりと海未が話す一方で、穂乃果は今日は花陽達が参加してくれる日だ、ということで頭を一杯にしていた。

 まだ彼女達が来てくれる確証など、どこにもなかった。

 

「穂乃果?聞いていますか?」

「え、あ、ごめんごめん。えっと何だっけ?」

「もう、疲れているのは分かっていますがしっかりしてください。大切な話をしているんですよ。

 1stライブが終わった今、新たに目的を……」

 

 続けて話す海未の話を聞きながらも、頭から花陽達のことは離れない。

 先程言った心配要素が気になって仕方がないのだ。

 そんな時、鳴り響くチャイム。話は昼休みに持ち越すことにし、この場解散して各自席に着いた。

 

 昼休みまで計4回の授業があったのだが、どの授業も穂乃果は集中できていなかった。

 練習に疲れ寝てしまうという事は度々あったが、起きていれば授業に意識しようという気持ちはある。

 だが今日はそれすらもなく、やはり頭の中は花陽達ばかり。

 

(来て、くれるかな……)

 

 今まで通り、前に体験した時と同じであれば問題はない。

 でも何か行動を起こさなければいけない、そんな気がしてならないのだ。

 

 そんな悩みを抱えたまま迎えたお昼休み。

 朝話した通り、3人は集まって話し合いをしようとしたのだが、

 

「穂乃果、どうかしたのですか?」

「えっ、な、何で?」

「実は私も気になってたんだ。ずっと悩んでたみたいだったから……」

 

 そう言って心配した視線を向ける2人。

 相当思いふけた顔をしていたのだろう、そう思った穂乃果は笑って大丈夫、と言った。

 そうですか、と2人とも問い詰めはしてこなかったが、その目はまだどこか心配してる目だった。

 そんな時である、

 

(あれ、あそこにいるのは、凛ちゃん?)

 

 偶然視界の中に凛の姿が見えた。

 いや、偶然ではないのかもしれない。目が合い、彼女は一礼した後こちらを見てそこに立ち止まっている。どうやら、用があって来たという感じだった。

 

「ごめん、ちょっと外すね」

「はい、一応こちらで話は進めておきますよ」

「うん、後で聞かせてくれれば大丈夫!」

 

 一応自分だけを呼んでいる可能性があるので、海未とことりは話し合いを進めてもらって駆け足で凛のところへ向かう。

 前はこんな事はなかった。何かアクションを起こした方が良いと思っていた穂乃果にとって良い事ではあるが、同時に何が起こるか分からないことの証明でもあり、不安が増したとも言えた。

 そんな事を考えながら、凛の元へとやってきた。

 

「えっと、もしかして私に用かな?」

「はい、穂乃果先輩が1番話しやすいと思ったので、気づいてくれて良かったです!」

「なら良かった。それで用って何かな?」

「かよちんの事について話したいことがあったんです」

 

 凛が話があるというのであれば、花陽の事であるだろう事は容易に想像できた。

 

「かよちん、本当は先輩達とアイドルやりたいって思ってるんです。

 小さい頃からアイドルが大好きで、今もそれは同じ……でも、消極的な子だから勇気がまだ出せてなくて。

 だからお願いします、かよちんのこともう少し待っててあげてください」

 

 そう言って頭を下げる凛。

 おそらく多くの1年生が部活を始めているため、遅れている花陽を気遣って言いにきてくれたのだろう。

 もちろん、彼女のことは何時でも待つつもりだ。だから穂乃果はもちろんだ、と言って頭を縦にふる。

 

「ありがとうございます!

 わざわざお呼びしてごめんなさい!それじゃ、凛はこれで……「待って」は、はい。何ですか?」

 

 その場を離れようとする凛を呼び止める。

 そして、「凛ちゃんはμ's入らないの?」とついにその問題に触れた。

 それはもちろん凛がμ'sに欠かせない存在だと知っているから、というのもあったが、何よりも彼女も『やりたい』と思う気持ちがある事を知っているからだ。

 でなければ、あの時あの瞬間、凛はμ'sに入ってくれていない。

 穂乃果は彼女のその気持ちを、花陽と同じく大切にしてほしい、そう思ったからこそ呼び止めた。

 

 穂乃果に問われ、凛は視線を少し落とす。

 

「り、凛はアイドルなんて似合わないです。凛はこんなに髪短くて女の子っぽくないし……」

「そうかな、私はすっごく可愛いと思う!

 それにね、もしそう思っているなら新しい自分に挑戦してみても良いと思うんだ」

「新しい、自分?」

「うん、凛ちゃんならやれるって思るんだ。

 だから、やりたいって思ってるなら是非来てほしいの。私達は凛ちゃんと一緒に踊ったり、歌ったりしたいから!」

 

 そう言って笑う。

 やりたいって思ったらやってみる、そう思って花陽を応援してきたが……なら私はどうなんだろう?

 ふと、凛はそう思った。

 

「考えさせてください」

 

 凛はそう言って一礼し、その場から離れていった。

 彼女の気持ちがどう動いたのかは分からない。しかし凛に対する気持ちをしっかり言えたのだから、穂乃果は今の行動に後悔はなかった。

 

 その後教室に戻った穂乃果は話し合いに参加した。

 まだ不安は消えないが、少しはアクションが起こせたことで気持ちがややポジティブに変わった穂乃果。

 今日の放課後彼女達が来てくれる事を期待する、それが彼女の選択であった。

 

 

 

 そして昼休みが終わり、授業が始まった。

 花陽は授業を聞きながらも、やはり昨日の事が頭の中から離れていなかった。

 

(やりたい事をやってみる、そうだよね)

 

 そんな事を考えている花陽に「次、小泉さん」と指名が入った。教科書の音読だ。

 聞いてはいたので、どこを読めば良いかは分かっている。

 そして自分のやりたい事のために、変わらなければと思っていた彼女は、

 

「遠い山から、この一文が示す義郎の気持ちはい、いったいなんな!」

 

 大きな声を出そうと思ったのだが、その気持ちが空回りしてしまい少し裏返ってしまった。

 はい、そこまで。と言われ、静かに座る花陽。

 頑張ろうと思っても中々上手くいかない、だからこそあと一歩が思うように踏み込めない。

 今の彼女の気持ちは複雑であった。

 

 そしてそんな彼女を凛と真姫は陰ながら見守っていた。

 

 時間は進み、授業はどんどん進んでいく。

 花陽は変わらず迷っている様子で、沈んだ表情のままとうとう放課後がやってきてしまった。

 気分転換と思い片付けもしないまま教室を出て、中庭にある大きな木の下のベンチに座った。

 そろそろ決断しないと、自分を変えなきゃ、前に進まなきゃ、その気持ちはあるのに……

 

 ため息をつく花陽、そんな彼女の元に「何してるの」と言いながら真姫が現れた。

 

「あなた、声は綺麗なんだから。あとはちゃんと大きな声を出す練習をすれば良いだけでしょう」

「でも……」

 

 可能性も技量もある、そう思っている真姫は花陽がまた言い訳をする前に大きくかつ綺麗な声で、「ぁーあーぁーあーぁー」花陽の前で音程をとって見せた。

 

「はい」

「え?」

「やって」

 

 断るわけにもいかず、花陽は座りながら同じように声を出す。

 その声は弱々しく、まだ出し切れていないのは明らかであった。

 

「もっと大きく、はい、立って!」

「う、うん!」

 

 真姫に言われてすぐに立ち上がると、再び真姫が声を出す。

 それにつられてもう一度花陽も声を出すと、今度は大きくかつ自然に声が出せた。

 だがまだ足りない、そう思った真姫は、

 

「一緒に!」

 

 2人の声が重なった。

 今度は花陽も伸び伸びとした大きな声が出せた。

 感じる開放感。声を大きく出す、それは単純な事であり、楽しいものだという事を花陽はこの時知った。

 

「ね、気持ちいいでしょ」

「うん!楽しい!」

 

 花陽は心の底からの笑顔を見せた。

 真姫は彼女の笑顔を見て、少し何だか気恥ずかしい気持ちになりながら、その気持ちを紛らわすかのようにもう一回やろうと提案する。

 その時、「かーよちん!」後方から凛の声が聞こえた。

 真姫が振り返ると、凛がこちらに駆け寄ってきていた。

 

「西木野さん?どうしてここに?」

「励ましてもらってたんだ」

「わ、私は別に……」「それより、今日こそ先輩のところに言ってアイドルになりますって言わなきゃ!」

 

 それより、と流されてしまう真姫。

 少し急かしているように思える凛の行動、真姫は花陽は自信をつければ良いと思っているので、「もう少し自信をつけてからの方が良いわ」と凛に言う。

 だが凛は、

「何で西木野さんが凛とかよちんの会話に入ってくるの!」

 それをバッサリと切る。

 それにムカっときた真姫、少し強めの声で意見をぶつける。

 

「別に!歌うならそっちの方が良いって言っただけ!」

「かよちんはいっつも迷ってばかりだから、パッと決めてあげた方が良いの!」

「そう?昨日話した感じじゃ、そうは思わなかったけど」

 

 2人の間に不穏な空気が流れ始める。

 それにもちろん花陽は気づき、まずは落ち着かせなければと思い声をかける。

 

「あ、あの、喧嘩は……」

 

 その言葉とほぼ同時に、2人の中で火がついてしまったようで、険しい表情でお互いを見つめる。

 花陽はもうどうする事もできず、2人をただ見ている事しかできない。

 

「かよちん行こう!先輩達帰っちゃうよ!」

「え、でも」

 

 花陽の腕を掴んで連れて行こうとする凛。

 しかし「待って!」もう一方の腕を掴んで、それを真姫は引き止める。

 

「どうしてもって言うなら私が連れて行くわ!音楽に関しては私の方がアドバイスできるし、μ'sの曲は私が作ったんだから!」

「え、そうなの!?」

「あ、う、とにかく行くわよ!」

 

 衝撃の事実を唐突に知り驚く花陽だったが、その事について何も言う暇も与えられず、無理やり真姫に引っ張られる。

 それに負けじと、凛も花陽を引っ張っていく。

 

「連れ行くなら凛が!」

「私が!」

「凛が!!」「私が!!」

「凛が連れてくの!」「何なのよ、もう!」「駄目なの!」

 

 白熱していく意地の張り合い、とりあえずこの場から脱出したい花陽は必死に抵抗するが無念にもどんどん引きずられていく。

 さらに2人の言い合いは熱くなっていき、逃げる事さえできない花陽は、「ダレカタスケテー!!」と大きな声で叫んでいた。

 

 

 

 必死の抵抗のためかなり時間はかかり、空は青色から黄金色へと変色し夕日が見えていたが、真姫と凛はようやく屋上で穂乃果達を見つけた。

 ちょうど、3人は座って休んでいたところであった。

 

「さ、3人ともどうされたのですか?」

 

 花陽は無理に引っ張られ連れられてきた、というのが一目で分かる状況だったので、初見である海未とことりはもちろんの事ながら驚きを隠せなかった。

 真姫と凛は花陽を3人のところまで連れてくると、その内容を話し始めた。

 

「かよちんにはアイドルをやりたいって気持ちがあるんです!」

「えっと、それはつまりメンバーになるってこと?」

「はい!かよちんはずっとずっと前からアイドルやってみたいって思ってたんです!」

「そんなことはどうでも良くて!この子は結構歌唱力あるんです!」

「どうでもいいってどういうこと!」「言葉通りの意味よ!」

 

 言い合いはまだ続いているし、2人の主張はわずかに違うが、結局のところ花陽がアイドルをやるべきだという事に変わりはない。

 一方、まだ決心しきれていない花陽ははっきりとその言葉を口にすることができない。

 

「わ、私はまだ、何ていうか……」

「もう!いつまで迷ってるの!絶対やった方がいいの!」

「それには賛成、やってみたい気持ちがあるならやってみた方が良いわ。「で、でも……」さっきも言ったでしょ、声を出すなんて簡単。貴方だったらできるわ」

 

 真姫は彼女の目をしっかりと見ながらそう言う。

 続いて凛も花陽をこちらに振り向けさせ、

 

「凛は知ってるよ。かよちんがずっとずっとアイドルになりたいって思ってたこと!」

 

 彼女もまた、しっかりと目を見ながら言った。

 まだ日は浅いが自分のためにアドバイスをくれた真姫、昔からずっと見て支えてくれた凛。

 2人の想いを言葉を通して受け取った彼女の心は、今こそ変わろう、勇気を出そうとしていた。

 

「凛ちゃん……!西木野さん……!」

「頑張って、凛がずっと付いててあげるから!」

「私も少しは応援してあげるって言ったでしょ」

 

 そう言われ穂乃果達の方を向く花陽。

 そして声に出す。

 

「えっと……、私、こ、小泉……」

 

 依然小さくなってしまう声、はっきりと伝えよう、伝えなければ、その気持ちは強いのに、やはり最後のあと少しの勇気だけが出てこない。

 

 そんな時ーー真姫と凛は彼女の背中をそっと押した。

 

 その温かな手が花陽に与えたのは、そのあと少しの勇気

 そしえ振り返って見えた2人の笑顔。

 

 花陽にはそれだけで十分だった。

 溢れそうになる涙をこらえ、穂乃果達の方をしっかりと見つめる。

 今の彼女に迷いの気持ちはもう存在しない。

 

「私、小泉花陽と言います!

 1年生で、背も小さくて、声も小さくて、人見知りで、得意なものは何もないです。

 

 でも、でも……!

 

 アイドルへの想いは誰にも負けないつもりです!

 だから、μ'sのメンバーにして下さい!」

 

 はっきりとそして堂々と大きな声で自分の想いを伝えられた。

 それは花陽にとって大きな最初の一歩を踏み出せた瞬間、勇気を出す事ができた瞬間。

 これから始まる奇跡の物語のスタートを切った瞬間。

 

「こちらこそ」

 

 そう言って差し伸べられた穂乃果の手。

 自分に自信がなくて、迷惑かけてしまうじゃないかと思って、ずっと握る事の出来なかった手。

 だが今はその手を握る事ができる。迷いを振り切りμ'sに入る事を決心する事ができた彼女なら。

 

「よろしく!」

 

 穂乃果の歓迎の言葉に、ついに涙が流れる。だが花陽はとても良い笑顔をしていた。

 花陽はそっと手を運び、握手を交わす。

 やっと踏み出せた一歩の先にあったのは、穂乃果達の温かい笑顔であった。

 

 そんな彼女の姿を見て、凛の瞳には涙が溜まっていた。

 昔からの親友がとうとう夢を実現させた、涙が出ない理由がなかった。

 

「かよちん、偉いよ」

「もう、何泣いてるのよ」

「だって……って、西木野さんも泣いてる?」

「だ、誰が!泣いてなんかないわよ!」

 

 そんな話をしている2人に「それで、2人は?」とことりが話しかけた。

 

「2人はどうするの?」

 

 思わぬ言葉に驚きを隠せない2人。

 ついつい「「どうするって?え!?」」と口が揃った。

 

「メンバーはまだまだ募集中ですよ!」

 

 そう言って海未は手を差し伸べ、続いてことりも手を差し伸べる。

 凛と真姫はそれを見て少し考える。

 

 凛はあの衣装を着て踊ってみたいと思う気持ち、真姫は音楽を続けていきたいという気持ち。

 2人とも内容は違えど、やってみたいと思う気持ちに変わりはない。

 

『やってみたいと思うならやってみた方が良い』

 

 そう言ったのは私達だった。

 凛と真姫はそう思いながらお互いを見合って、笑った。

 

「「よろしくお願いします!」」

 

 自分の気持ちに嘘をついてしまえば、それは花陽に嘘を言っていた事になってしまうし、何より自分達もやりたい。

 その気持ちが強かったため、2人はことり、海未と握手を交わした。

 

 その瞬間、μ'sが3人から6人へと変わった。

 

「やったー!!皆!よろしくねー!」

 

 μ'sがついに6人となり穂乃果はテンションが上がり、近くにいた花陽から順に満面の笑みで抱きついていく。

 

「く、くすぐったいです、先輩」

「よろしくにゃ!穂乃果せんぱーい!」

「ちょ、な、何で私まで!」

「やったね、穂乃果ちゃん!」

「ほ、穂乃果!私にまでやる必要はないでしょう!」

 

「いいじゃん!いいじゃん!皆とこれから活動できるんだもん!

 すっごいこれからが楽しみなんだもん!」

 

 純粋無垢に明るい笑顔を振る舞う穂乃果。

 それに影響されたのか、他の5人も自然と笑いだす。

 

 黄金色に輝く夕日に照らされながら、その日の屋上には6人の少女達の笑い声が響き渡っていた。

 

 

 

 

 

 

 

「ふわぁ〜朝練て毎日こんな早起きしなくちゃいけないのー?」

 

 次の日の朝、神田明神へと続く階段を愚痴をこぼしながら凛と真姫は登っていた。

 

「これぐらい当然よ」

「当然なのー?」「そう、当然」

 

 そんな会話をしながら登りきると、花陽の後ろ姿が見えた。

「かよちーん!」と呼ぶと、彼女は振り返った。

 

「おはよう!」

「あ、あれ!?」

 

 凛はすぐに近づいて見間違えではないかと確認したが、自分の見た事は間違えてはなかった。

 

「め、メガネは?」

 

 昔からメガネを付けていた事を知っている凛にとって、メガネを外しているというのは驚きの事であった。

 

「コンタクトにしてみたの。変、かな?」

「ううん!ぜっんぜん可愛いよ!すっごく!」

「へぇ、いいじゃない」

「あ、西木野さん」

 

 西木野さん、そう言われ少し違和感というかちょっぴり寂しさのようなものを感じる真姫。

 なので、

 

「メガネとったついでに、な、名前で呼んでよ」

 

 理由としては不十分のような気もしたが、素直に名前で呼んでほしいと言えなかったので、真姫はそう言った。

 

「私も名前で呼ぶから、花陽、凛」

 

 名前で呼ばれ、嬉しくなる花陽と凛。

 もちろん彼女を名前で呼ばない理由はない。

 

「真姫ちゃん!」

 

 花陽が名前を読んだ後、凛はテンションが上がっていたのか、

 

「真姫ちゃーん!真姫ちゃん!真姫ちゃん!真姫ちゃーん!」

「な、何よ!」「真姫ちゃん!真姫ちゃーん!」

「う、うるさい!」「照れてる、照れてる〜」「照れてない!」

「真姫ちゃん可愛い〜!」「止めてってば!」

 

 2人が楽しそうにする姿を見て、花陽も楽しそうに笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 




不確定要素ばかりのため、悩みが消えなかった穂乃果であった。
だが無事花陽が加入、続いて真姫と凛もメンバーの一員となった。
その時の笑顔は紛れもなく本物であった……


ついに3人が加入、6人となったμ's!
今回は思いっきり皆に笑ってもらいました。いやぁ、やはり彼女達には笑顔が似合いますね。
さて、次はアニメで言えば5話になりますね。
あの人物が姿を現していきますよ!

それではまた次回。
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