東方夢幻魂歌 Memories of blood 完結 作:ラギアz
隔?「・・・は?」
ラギ「ゴキブリ・マジ・死ね!」
隔?「いや急にどうしたの」
ラギ「いやその・・・小説書いてたら二回ほど出現しての。全然集中できねえ」
隔?「頑張ってね~。では、どうぞ~」
目の前の、目つきの悪い女性は訝し気に俺を見据える。
「・・・なに?」
「あ、えっと・・・長い黒髪の女の子か、白髪の少年を見ませんでしたか?」
「ああ・・・黒髪の少女なら見たわよ。目的があるなんて、妬ましいわね」
橋の上で、女性は親指の爪を噛みしめた。
服の裾を伸ばしつつ、すっと橋の向こうを指さす。
「・・・あっち。旧都の方」
「旧都・・・?地底にも、町があるんですか?」
「ええ。嫌われ者と荒くれ者が集まる町がね・・・」
詳しく話を聞くと、その少女は一人だったと言う。
しかし勝手知ったると言う風に橋を何も言わずに渡ったらしい。
その時に感じた霊力の量。黒く、恐ろしいほどに澄んだ瞳。
――――怖かった、とパルスィは素直に呟いた。
そして確定する。あの隔が、偽物だったと言う事が。
「ありがとうございました。・・・旧都は、どんくらいで着きますか?」
「旧都に、本気で行くつもりなの?」
「はい。少し・・・いや、かなり不味い状況なんです」
俺がそう答えると、パルスィは眉を顰める。
数秒後。彼女は俺の前で一回息を吐き、そして俺に背を向けた。
「・・・着いて来なさい」
「は、はい!」
ぼそっと出た言葉に返事し、俺は小走りでパルスィに追いつく。
嫌われ者の地。荒くれ者の地。
そこは一体どんな場所なのか。繁華街の様な場所なのか、寂びれたボロボロの場所なのか。
少し緊張しつつ、俺は前を歩くパルスィを必死に追った。
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「着いたわよ」
パルスィが足を止め、すっと顔を上げる。
そこは、繁華街の様な場所だった。
様々な妖怪が通りを練り歩き、街には太陽の明り代わりに提灯が沢山ぶらさげてある。
思ったよりも全然賑やかで、楽しそうな雰囲気に、俺は思わず緊張を解いた。
「・・・ここの妖怪達が仲良かったりするのは、その妖怪達をまとめているトップが居るから。・・・鬼の四天王って知ってる?」
「はい。一度、戦った事があります」
思い出したのは、夢月を助ける時に戦った闇鬼。
何かを代償に何かを強化する力。俺は奴に刻まれた刻印から、フルバーストを得たのだ。
あの禍々しい力を思い出し、体を震わせ、俺は小さく頷く。
「・・・そう。なら強さは知ってるわよね。・・・ここのトップは、その鬼の四天王の一人よ」
「っ!?」
繁華街を歩きつつ、パルスィはさらりと告げる。
思わず詰まる言葉。奥へ奥へと繁華街を進んでいきながら、彼女は呟いた。
「今から会いに行くから」
戦闘シーンが少ないからね。
真君vs星熊はやりますぜ・・・!