東方夢幻魂歌 Memories of blood 完結   作:ラギアz

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ラ「・・・ああもう!全然最近上手くいかない!」
真「少しは真面目に書け。」
ラ「書いてるよ!」
真「・・・というかお前はさ、章ごとに面白さにムラがあるんだよ」
ラ「そう?」
真「お前3,4,5,6章ばっか考えてるだろ?だから二章がgdるんだ」
ラ「成程・・・」
真「まあ、反省点だ。では、どうぞ!」


第二章第六話「現人神」

森は緑が目立つようになり、所々に咲く桜は段々と葉桜へとその姿を変えて行った。

霊力の青白い軌跡を宙に描きながら、俺と妖夢は妖怪の山へと駆けている。

お互いに無口なまま、俺と妖夢は遂に妖怪の山へとたどり着いた。

 

葉桜が山を彩り、命溢れる新緑がそこに深みを加えている。

一度立ち止まり山を見上げた後、俺と妖夢は真っすぐに駆け出した。

 

入ってすぐ、二人の少女・・・では無く、二人の神様が現れる。

名前は秋 静葉、秋 穣子という名前から分かる通りに二人は秋の神様である。

 

「おっと、ここら辺の土地は私達が神様に貰ったんだ!私達も神様だけど!・・・だから、勝手に通って貰うわけには行かない!さあ、ここを通りたければ私達を倒していきなさい!!」

 

黄色と赤みがかった茶色の服を来ている少女は挑戦的に俺達に勝負を吹っ掛け。

 

 

「ちょ、ちょっとタンマ・・・人間強い・・・もうやだ・・・うわああああああああああんん!!!」

 

「「え、えー?」」

 

女の子だから手加減はしていたものの、霊弾数発で泣きながら逃げてしまった。

何とも言えない罪悪感が胸に残ったが、今はそれを気にしている場合ではない。

 

悪い方向へ進もうとしている運命。

 

それを直すためにも、俺は早く帰って修行をしなければならない。

そして、もう一つ・・・。

 

「あ、えっと・・・こ、こんにちは?」

「こんにちは」

 

「だ、大分厄が憑いてるわね?」

 

山に入って、三人目の遭遇者は深い緑の髪に赤い服、赤いリボンを付けている女性だった。

 

「私は鍵山 雛。厄神って言って、人の厄を取り払う神様なんだけど・・・その、男の子の方。すっごい厄が溜まってるから、取り除こうか?」

 

「・・・その取り除いた厄って、どこに行くんですか?」

「私」

「じゃあやめときます」

 

俺の厄を取ったら、次は雛さんに行く。

それなら俺は絶対にやらない。雛さんの問いかけに即答した俺は、自嘲気味に呟いた。

 

「いやその、自分が助かって他の人が怪我したりとかは嫌じゃないですか。太ももに包帯巻いてるところ見ると、自分に憑いた厄は取り除けなくて、その厄の分不幸な事が起きるんでしょう?だから嫌です。俺は抱えてる厄を全部自分の力で何とかして見せます。ご厚意、ありがとうございました」

 

「・・・最近の若い子ってこんなに良い子なの!?」

 

雛さんは大袈裟に驚くと、次いで笑みを浮かべ口を開いた。

 

「神様としては複雑だけど・・・応援してる。厄を祓いたくなったら私のとこに遠慮なく来てね!」

 

「はい、それでは」

 

「じゃあねー!」

 

ブンブンと大きく手を振る雛さんに一礼をし、俺と妖夢はまた山を上り始めた。

その後、河童と会ったり昔お世話になった射命丸 文に会ったりと、色々より道しつつも順調に山を登っていけていた。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「はあ、そろそろかな?」

「そうだと良いですね。・・・そろそろ山登りも飽きて来ました。」

 

山の中腹辺りで、俺と妖夢はどちらともなく話し始めた。

内容はやはり合体技について。

二人の霊力がキーとなるが、守護と破壊と殺戮と生命をどう扱うか。

まだ全然決まって無い技だが、俺の中では朧げに形が出来つつあった。

 

「そうだ、じゃあこんなのh

 

 

その形を、妖夢に言おうとした瞬間。

 

 

ドゴォオンッッッ!!!!!

 

俺の目の前で、山道がごっそりと潰された。

まるで隕石が落ちたかの如くクレーターを作り出した”何か”は、轟音を発生させ。

 

ドゴンッッッ!!!!

 

二発目を、俺の真横に撃ち落とした。

一体、何が攻撃してきているのか。

段々と俺に、正確に照準を合わせて来ているそれに対し、俺は桜ノ蕾をギャリイインと抜き放ち身構えた。

 

「バースト!!」

 

霊力、出力5%。

 

血流にのって霊力が、力の結晶が体に行きわたる。

ふつふつと煮えたぎる力が、青白い燐光を周囲に撒き散らした。

 

心臓が静かに鳴り響き、静寂に包まれたその場でただ一つ音を発す。

 

そして、次の瞬間―――――

 

「ハアッ!!!」

 

ボッ!と空気を喰らう様な音と同時に、上空から霊力の塊が放出された。

さっきから地面を打ち砕いてたのは、純粋な力の結晶。

撃ちおろされたそれを俺は桜ノ蕾で切り裂き、上空に目を向けた。

 

風に遊ぶ、青緑の澄み切った長い髪。

緑と白の巫女服を纏う、スタイルの良く顔立ちも整った少女が空を飛んでいた。

 

「・・・ふうん、今のは防げるんですね。驚きです」

「流石にあんな隠せてなかったらな。・・・で?お前は誰だ?」

 

 

 

「私は東風谷早苗。・・・蛇神を祀る風祝でもあり、現人神でもある、」

 

 

「・・・幻想入りした、人間です」

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