東方夢幻魂歌 Memories of blood 完結   作:ラギアz

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えっとですね、どうも、ラギアです。
話がありまして・・・その、もしかしたら十一月二日まで不定期投稿になるかもしれないというお話です。
実はリアルの方でやらなければ行けない事がありまして・・・。
可能性、それも五割はあるくらいの高確率です。ご了承ください。
短いです、すみません、では、どうぞ!


第十章第四話「襲撃」

永遠亭の、奥の奥の一室。

窓から柔らかな朝日が差し込む。時刻は九時ごろ、そこに天音真は居た。

いや、置かれていた。今の彼は、最早人形。物扱いした方が正しいのかもしれない。

体には無数のチューブが繋げられ、その中を液体が巡り巡る。眼鏡は外され、横たわる少年は、ただ呼吸を繰り返すだけだった。

 

その傍。ベッドの脇の椅子に、妖夢は座っていた。

足の火傷と打撲には包帯が巻かれ、右腕は吊っている。頬や膝にも絆創膏が貼って在り、全身が傷だらけだった。

 

左手を伸ばし、真の頬に手を当てる。冷たくは、無い。

でも、暖かくも無い。いつもの少年の優しさが無い。

妖夢はそれに、残念だという感情と、そして自分自身への怒りが沸き上がる。

 

あそこで中途半端にしか出来なかった自分。やるならやるで、もっと真に付きっ切りで見張るべきだった。

自分の気持ちに嘘を付き、無理やりに隔に頼まれたことを優先し。

 

その結果が、これ。

 

隔はまだ帰ってきていない。助かったかさえ、わからない。

自分が睡眠から目覚めたとき、真が帰ってきたと言いに来たのは優曇華だ。

連れ帰ってきたのは博麗霊夢。しかし、それさえ妖夢は知らない。

 

動かない真を見つめていた妖夢は、近くに置いてあった楼観剣を徐に握った。

片手しか使えないため、柄を持ち刀を振ることで遠心力で鞘を吹き飛ばす。

抜き身になる銀の刃。朝日が反射し、煌めく刃を、

 

妖夢は、全力で振り抜いた。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

同時刻。

霊夢もまた同時に、ベッドの上で虹色の霊力を使用していた。

永遠亭の周りに、封印を用いた強力な結界が生成される。そして、何かがぶつかり、一瞬の拮抗。

 

――――しかしそれは直ぐに打ち破られる。バギンッ!! と霊夢の霊力が散り、不快な感覚に顔を顰めた。

 

でも、霊夢は止まらない。髪を手早くポニーテールに結ぶと、白衣のまま病室を飛び出す。

不味い。この霊力は、この霊力は――――!!

 

☆★☆

 

霧雨魔理沙は、永琳の処へ向かっていた。

用事は新薬の開発の為の勉強。基本的に彼女は努力家であり、自身の目的に対する頑張りは自他ともに認めている。

白い廊下を、頭の後ろで手を組みながら歩いていく。大きく欠伸をし、そのまま魔理沙は八卦炉を懐から取り出した。

すると、キイイン…と魔力が渦を巻き吸収されていく。風が吹き、魔理沙の綺麗な金髪が宙に舞う。

 

禍々しい霊力を感じる。

目をすっと細め、魔理沙は八卦炉を両手で構え空へと向けた。

 

 

霊夢、魔理沙、妖夢。

彼女らは、一斉に、

 

 

――――襲撃してきた、悪夢と雷へ攻撃を始める。

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