東方夢幻魂歌 Memories of blood 完結 作:ラギアz
真「この章gdりすぎだろ!」
ラ「前半後半分けます」
真「殴るぞ」
ラ「しょうがないじゃん!隔攫われた時点で波乱確定でしょうが!」
真「うるせえ!罰として妹紅戦を一話に纏めろ!」
ラ「うそだあああああああああああああ!!」
輝「じゃあどうぞ~♪ほら真、あーん」
真「要らないからッ!!」
輝・・・輝夜
「藤原妹紅?」
「そう。それが私の
妖夢に殴られたところをこれまた永琳先生から貰った氷嚢で冷やしつつ、俺と妖夢は輝夜の話を聞いていた。
幽々子様はお腹が空いたとか何とかで永遠亭にある食堂に行った為この場にはいない。
「ああ、終わらない夜・・・輝夜さん達が異変を起こした時に戦った事があります。相当強かったです。」
「無駄に戦闘力が高いからね。全く、あの子も不老不死に成る前は帝の娘だったのよ?」
「帝!?」
「いい反応ね、真。・・・か弱き乙女って奴よ。でも、帝の娘だからねえ。誘拐されたり、父親の帝が私、輝夜姫にずっと付きまとってるし。月から来た私が地球の人間と交際は出来ない。でも月人である事を私は言えないからずっと適当にあしらっててね。時々帝に着いて来てた妹紅とも遊んで。・・・でも、永琳や他の人たちが私を迎えに来て、私がそこから去った後。妹紅の父親、帝は自ら自害した。『輝夜の居ないこの世に生きる価値は無い』みたいな感じだったらしいわよ。そこで妹紅は支えを失い、そう、私を元凶と見なした。どちらが悪いわけでも無い自然な憎悪の創生。復讐の為に彼女は私の残した不老不死の薬を呑んで、私と同じ体になった。」
輝夜は昔話を終え、一度目を伏せる。
悲しみの色が目に浮かぶが、彼女は直ぐにそれを掻き消した。
「ま、あの子も今では普通に生活を楽しんでる。毎日の様に殺しに来てたけど、今は殆ど無い。だから大丈夫。今や人里を護るくらい優しくなったのよ?」
「す、凄いですね」
何故か得意げに輝夜は妹紅の事を話し、妖夢が感嘆した様に呟いた。
「さて、じゃあ」
徐に、輝夜は手を伸ばす。
少し驚いている俺の額に人差し指を当て、少し微笑み、
「速く妹紅の所に行ってあげて?もう真の怪我は全部治しておいたからね」
「え?」
ポゥ… と額に当てられた人差し指が黄色に光り、次の瞬間には体の痛みが全て消えていた。
「貴方の永遠、つまり時間を少し早めたの。病院に居るから治療が行われる、その過程の時をね。勿論治療できない所で時を進めれば死ぬし、使い過ぎれば直ぐに歳をとって死ぬ。リスクが高いけど、貴方はまだ若いからね、一回限りのサービスよ」
「お、おお・・・ありがとう輝夜!」
「良いの良いの。永琳には話しておくからね」
「分かった。妹紅は何処に居る?」
「ここを真っすぐ」
「了解!行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
「あ、あっ、待ってください~!」
包帯で包まれた体の上から、現実から持って来たパーカーとズボンを着て窓から飛び出す。
妹紅と言う人物がどんな人なのかは分からない。
だけど、俺は強くなれるかも知れないと言う希望に胸を躍らせ、走るスピードを少し上げた。
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「おお、もう行くのかい?」
「はい。闇鬼が動き出したので・・・速めに潰しておこうと思いまして。」
とある人里。
小さな小さな村は森に隠れる様に佇んでおり、偶然でなければ決して気づかないような場所に存在していた。
その一角、一つの家の前。
そこでは老人と、黒髪をサイドで纏めた女の子が喋っていた。
「手下じゃろう?もう少し、待ってても良いんじゃないか?」
「例え手下でも、向かっているのは幻想郷で一番大きい人里。彼らはそこを狙っているでしょうし、情報を吐き出させるには良い機会です。」
少女はきっぱりと言い切り、漆黒の瞳を柔らかく細めた。
「大丈夫です。私が居なくても私の式神がこの村を護ります。」
「そうか。・・・ほほ、”守護”と”破壊”の霊力を扱うの何てお前ぐらいじゃろうからな。」
「そうですね。では、行ってまいります。」
「おお、行っておいで」
少女は一礼し、青白い霊力をほんの少し使いながら重たい荷物を持ち上げた。
老人はその後ろ姿をじっと見つめ、何の気も無く、その少女の名前を呟く。
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