東方夢幻魂歌 Memories of blood 完結   作:ラギアz

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ラ「今回は微妙に隔のターン、次回は暁のターン、次章も暁のターン!!」
真「メインヒロイン固定しろよ!」
ラ「体育祭の練習忙しくて全然このすばの奴書けない!では、どうぞ!」

真「youtubeとか見てる時間を削ればいいと思う。」


第四章第十話「川遊び・誘い」

「おはよう・・・」

 

寝ぼけ眼を擦り、俺は妖夢と一緒に朝ご飯を作るべく白玉楼の台所へと入った。

柔らかな日差しが冥界を包み込むが、その陽気こそが眠気を誘う。

顔でも洗ってくるべきだったか、そう考えた俺の耳に、聞きなれている声が二つ入って来る。

 

「おはようございます、真さん」

「おっはよー!」

 

・・・え?

 

普段ならば妖夢の声だけしか聞こえないのに、妖夢しか見えないのに。

 

何故か今日は、隔が居るんだが、見間違いだろうか?

 

 

「・・・おはよう、妖夢」

「おいこらいい度胸してるじゃない!!」

 

妖夢にだけ挨拶をした瞬間、大根を投げ捨てた隔が俺に襲い掛かって来た!

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

朝ご飯を頬張りつつ、これまた何故か自然に朝ご飯の風景に溶け込んでいる隔。

どうやら用があってここに来たらしく、お味噌汁を飲んでホウ・・・と一息付き、隔は話し始める。

 

「えっとね、何かレミリア様が川の近くでパーティーでもしようって言ってね。どうせなら盛大にやるわよ!!って事になって、白玉楼の皆を誘いに来たの。」

 

「川遊びねえ。・・・面白そうね、行きましょうか」

「幽々子様がそう言うならば」

「俺は別にどっちでも構わん」

 

ご飯を食べる手を止め応える幽々子様、それに同調する妖夢。

言葉だけ見ると妖夢は真面目な返答だが、実際には体をもぞもぞとさせかなり行きたがっている。

それを見て微笑む幽々子様。

・・・うん。お似合いだな。

 

「じゃあ、全員参加で良いのね?」

「はい」

「おっけ!じゃあ一応、水着の用意をしておいてね!」

 

「まな板が水着着てもな」

 

「「・・・・ん?」」

 

隔が嬉しそうに言うが、思わず口をついた言葉に妖夢と隔は固まった。

陰のある笑みを浮かべつつ、じりじりと間合いを詰めて来る。

 

「いや悪かった。悪かったから!」

「そこは素直に認めないでフォローに回りなさいっ!」

「分かっふごっ!」

 

現実の方でも何度繰り返したか分からないやり取りを繰り広げ、取り敢えず俺達は朝ご飯の続きを楽しむことにした。

 

「なあ隔、それって勝手に誘っていいの?」

「ん?真に友達が出来たの!?」

「そんなに驚くか!?・・・良いのか悪いのか、さっさと教えたまえよ」

「良いよ?そんな人数増えても困らないし。・・・とレミリア様は言ってましたよ」

 

箸を置き、俺は隔に尋ねた。

許可を取り、ひとまず今日の予定は決まる事と成る。

昨日、中途半端な所で飛び出してきてしまったから、来てくれるか分かんないが。

 

「妖夢、今日暇?」

「えっと・・・人里に買い物行くくらいで、後は暇ですね。」

「丁度いい、ちょっと一緒に人里連れてってくれ」

「おいそこ、人前でデートの約束決めないでよね。というか真、空飛んで行けばいいじゃない」

 

桜ノ蕾を腰に結び付け、俺は正座から胡坐に切り替えつつ再び尋ねる。

お茶碗を左手で持ちつつ冷たい眼で見て来る隔に向かって、俺は鼻で笑った。

 

「馬鹿かお前は。現実から来た人間が空飛べるわけないだろうが」

「私飛べたんですけど」

 

即答。

断言。

 

「・・・え?」

「私飛べるんですけど」

 

「う、う、うそだああああああああああああ!!!」

 

「はっ!空も飛べないの真は!?」

 

叫び、立ち上がった俺に向かって今度は隔が鼻で笑ってくる。

嘘だろ、こいつの方が幻想郷に居た時間短いのに!

 

「というか右手に巻いてある包帯なんですか!?オシャレですか?厨二病ですか!?」

「ち、違うし!ちゃんと理由あるし!」

「じゃあ何よ!」

 

記憶を守る為、と言いかけ俺はそこで踏みとどまった。

・・・まて、これ言ったら妖夢と隔の監視が付くよな?

というか妖夢に護衛されている立場だから、護衛が更に厳しくなるよな・・・。

 

「・・・まな板の女の子用のさらし」

「よしちょっと外に出ようかー♪」

 

結局ボコされる運命でした。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「天久ー!」

「おお、真じゃないか!」

 

お昼過ぎ。

俺は買い物の荷物を持ち、結局妖夢と一緒に道場へと来ていた。

呼びかけると直ぐに天久が出て来てくれ、玄関先で俺は川遊びの事を伝える。

 

「・・・うん、その日は稽古も無いから行けるね。でも、良いのかい?僕とこいしは、君たちとは仲良くないからさ・・・行っても、迷惑かけるかもしれないし・・・」

 

「大丈夫、最初から仲が良い人なんて居ないからな。それに皆良い人だ。そっちが迷惑をかけたら、それ以上の迷惑かしっかり後始末を笑顔で付けてくれる人たちだ」

 

「それ以上の迷惑って駄目だよね!?・・・そっか、真が言うならきっと良い人達なんだろうな・・・。うん、少し緊張するけど、僕らも行かせてもらうよ。ありがとう、真。わざわざ誘ってくれて。」

 

「いいや、良いって。皆で遊んだほうが楽しいしさ」

 

そう言いあい、俺と天久はお互いに笑みを浮かべた。

川遊びは後四日後。

それまでに何か、出来る事は無い物か。

 

取り敢えず何か道具を探すため、俺は明日香霖堂に行く事にした。

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