東方夢幻魂歌 Memories of blood 完結 作:ラギアz
実は現実の方でもの凄く忙しくて、pcすら開けませんでした。
お詫びと言っては何ですが、二本投稿・・・は今日も部活で出来なかったので、明日二本投稿、もしくは第一章の完結まで持っていけるかな?と思っております。
二章から本腰入れて書いていきますので、皆さまこれからも宜しくお願い致します!!
では、霊力の説明回ですがどうぞ!
「魔理沙が異変の元凶!?」
「そうよ!・・・話してる暇は無いわ、直ぐに追いかけてきて!!」
俺が驚き、オウム返しすると同時に咲夜さんは焦燥を顔に浮かべ跳躍した。
空を高速で飛び、先程虹色の砲撃が放たれた箇所へと真っすぐ向かっていく。
「・・・とりあえず。その場所に行くしか無い、か。」
誰に確かめるわけでも無く、俺は小さく呟いた。
右拳を軽く握り、数々の戦闘の記憶を思い出しながら俺は戦闘のスイッチを入れる。
「バースト!!」
出力、8%。限界。
瞬間、俺の体が淡く、青白く光り始める。
バースト。
これは俺の中に在る霊力、つまり力の結晶を血に乗せて流すと言う技だ。
霊力は形を変える事で剣にも槍にも成り、博麗の巫女が使う様に普通の弾にもなる。
変幻自在でありながら、とてつもない潜在能力を秘めているのだ。
霊力には人によって変わる”質”と言うものがあり、これには使用者の強い思い、夢が反映される。
俺の場合は皆を守りたい、全てを助けたいと言う”守護”の思いからくる青白く白い霊力。
そして、その裏。
使用者の思いの正反対が反映される、黒き霊力。
俺の場合は全てを助けない、皆を壊すと言う”破壊”の霊力。
本来この裏の霊力を使うのは難しいが、俺は一応二つとも使える。
バーストは己の中に眠る力を血に乗せて全身に運び、その力の恩恵を授かる事で身体能力の強化と肌の硬化、霊力が扱いやすくなると言う作用をもたらす。
咲夜さんの言った方向を見つめ、一度長く息を吐きだす。
久方ぶりの霊力、常人ではありえない程の身体能力。
風が、空気が、今となっては全て懐かしく感じる。
膝を大きく曲げ、大気が軋む様なエネルギーを全身から沸騰させ、
ドギャアァァァァァァンンッッッッ!!!!
地面が砕ける爆発音と共に、大空へと投げ出された。
ただ地面を蹴っただけ。
それだけで網目状にヒビが入り、風圧で木がしなり草が舞い散る。
久々の加速感、青空から見渡す広大な幻想郷。
綺麗だ。
無数の緑は生い茂り、所々に見える湖は太陽の光を反射して輝いている。
春の花たちは如何なくその花弁を開き、この世界に彩をもたらしていた。
二か月の間離れただけで忘れてしまった体を清める様な冷たい空気を全身に浴びながら、俺は一度地面に着地し、もう一度跳躍した。
これをドンドン繰り返し、魔理沙の場所へと近づいていく。
空を飛びたい。
心からそう願いながら、俺は道無き道を渡って行った。
空に青白い軌跡を残し、自然と口角が吊り上がる。
もう、目的地は目の前だった。