東方夢幻魂歌 Memories of blood 完結   作:ラギアz

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ラ「うーん・・・あぐあ・・・?いや・・・!ああ・・・?」
真「奇声を上げて何してんだお前は」
ラ「いやその・・・暁と隔の水着の色が決まんなくて」
真「適当で良いだろうが」
ラ「お前は何も分かって無い!!人類史上最強の衣装である水着×パーカーだぞ!?割と真面目に悩んでるからな!?何回も友達に意見を貰おうとスマホに手を伸ばしたくらいだからな!?」
真「止めなさい!分かったから、分かったから他の人に迷惑をかけるな!!」

ラ「後・・・」
真「後?」

ラ「暁の水着をスク水にしようかも悩んだ。結構。」
真「変態がああああああああああああああああああ!!!」

(殴(殴(殴

悪夢「最近、敵である私の陰が薄くなって来た・・・では、どうぞ♪」


第四章第十六話「ご飯の準備」

時間は昼前。

もう皆集まっており、いろんな所で昼食の準備が行われていた。

 

俺と霊夢、咲夜と妖夢が担当したのはバーベキュー。

様々な具材を皆が持って来てくれて、俺達はそれを焼く係だ。

 

「えっと、まず確認。火を使える人てー上げて!」

 

俺が声を掛けるも、誰も反応するものは居ない。

ああ、ここでも俺が火を変換するのか。

人里での出来事を思い出しつつ、俺は台に黒い鉄板をドン!と乗せる。

 

「じゃあ霊夢、火を付けるからこの石炭入ってるところに霊力頂戴」

「?はい」

 

首を傾げながらも、紅白の水着の上にいつもの巫女服を着た霊夢は直ぐに霊力の塊を石炭の中に打ち込んだ。

それに手を向け、俺は全神経を振り絞りつつ全てを炎に変える。

 

「燃えろおおおおおおおおおお!!」

「「「暑苦しい!!」」」

 

ボオッ!! と急激に酸素を喰らい尽くす音と共に霊力が炎へと変わり、石炭が段々と赤熱していく。

鉄板に水滴を垂らし、直ぐにその水滴が蒸発したところで、

 

「肉だ!肉を焼くぞ皆ー!!」

『やったーーー!!』

 

俺は周りで釣りやシートを広げている奴らに向け叫びつつ、咲夜さん達が持って来てくれた肉を鉄板の上に勢いよく置いた!

 

「じゃあ咲夜さんと妖夢、後は任せます」

「「無責任っ!?」」

 

謎の達成感を味わいつつ、料理が全く出来ない俺は川釣りをしている天久と暁の所へと歩いていった。

 

 

☆★☆

 

 

「まってこいしちゃん!釣り針は危ないから、こいしちゃんは他の人と遊んできなさい!」

「やーだ!私も天久と一緒に釣りする!」

「・・・」

 

川岸で、釣り針を右手で包み込みながらこいしと竿の取り合いをしている天久、無言のまま魚をぽんぽん吊り上げている暁。

異様な光景に言葉を詰まらせつつ、俺は取り敢えず大変そうな天久のとこに向かった。

 

 

「おーい、大丈夫か?」

「あ、真!えっとね、今までには3匹吊り上げたよ!あっあっ、待って待って!!」

 

頑張って逃げている状態の中、律儀に天久は報告してくれる。

その光景に苦笑しつつ、俺はこいしに話しかけた。

 

「こいし、ちょっといいかな?」

「んー?なあに?」

「今天久お兄ちゃんは忙しいんだ。だから俺と一緒に、川に入って魚を獲らないかい?」

「・・・川に入れるの!?」

「ああ、それでも後で皆で遊ぶから、膝くらいまでだぜ?」

「いくー!天久、どれだけ魚とれるか勝負ね!」

「ふっ、良いだろう。望むところだ!!」

 

釣り針に引っかからない様に、俺とこいしは少し離れた処に移動して川に足を付けた。

炎天下の中、膝下くらいまでが心地よい冷たさに包まれる。

足の裏で川の石を踏み締めながら、俺達は暫くの間素手での魚取りに勤しむ事にした。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「魔理沙、キノコ持って来て!」

「おう、これだぜ」

「ありがってこれベニテングダケじゃない!ダメだよ!」

「美味しいんだぜ!?」

「毒キノコだよ!!」

 

魔理沙が大量のキノコが入った籠を抱え、私がそれを受け取り全て切っていく。

 

「隔さん、切るの速いですね・・・・」

「そう?キャベツ半玉切るのに一秒かかっちゃうんだけどね」

「・・・常識は通用しないんですねっ!」

 

私の横で、給食に使う様な大きい鍋を掻き混ぜているのは早苗。

魂魄隔こと私、魔理沙、早苗が作っているのはトン汁だ。

真に任せて置いたら絶対に肉だけになる。あと白飯。

咲夜さんや妖夢ちゃんが居るから少しは野菜が入るとは思うけど、やっぱりもっと野菜が欲しい。

と言う事で私達は沢山の野菜が入った特製のトン汁を作っていると言う訳だ。

 

聞いてみれば早苗は私と真と同じく幻想入りした人の様で、長野から持って来たというクルミ味噌を使っている。

因みに凄く美味しかったです。きゅうりが欲しいです。

 

水色の水着に真の持っていた白いパーカーを羽織り、もう腰の少し上くらいまで伸びた黒髪をポニーテールにしてまとめている。

包丁を握った手を霞ませながら必死にキノコを切っていると、

 

「隔さん!味見お願いします!」

 

と、トン汁を乗せた丼を私に持ってk

 

「味見の量じゃないよね!?多すぎるよね!!ねえっ!!」

 

ツッコミを入れつつ、それでも野菜を切る手は止めず、私はそのまま早苗にトン汁を飲ませて貰った。

 

「・・・うーんとね、もう少し味噌を入れてもいいかも。野菜の水分で味が薄くなっちゃってるかな」

「分かりました!つまりどこかのおバカさんが中学校の頃家庭科の授業でオレンジジュースを作って最初に飲み過ぎて最後の方不味くなった、その経験を生かしているのですね!」

「違うから!らから始まってあで終わる人の実話体験を元にしてないから!!!」

 

つ、疲れる!

でも、楽しい。

久しぶりにこんな事をやったと思いつつ、いや違う、最近が不幸すぎたんだと私は目を細めた。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「天久ー!何匹釣れたー?」

「聞いて驚きなさい!何と9匹だ!!」

「ふっふっふっ、私達は15匹だー!」

「な、なん・・・・だと・・・!?」

 

無邪気に天久へと駆け寄るこいしを川から上がり見ていると、竿を肩に担いだ暁がバケツを持ちながら俺の後ろへと立った。

黒い水着に赤いパーカーを合わせ、何時もは簪で纏めている黒髪を今は隔に貰って居たゴムで纏めている。

 

「そういえば、暁は何匹釣ったの?」

「27匹」

「ふぁっ」

「27匹だよ」

 

思わず奇声を上げた俺に、ほら、と暁はバケツを少し上に上げた。

中を覗けば無数の魚が自由に泳ぎ回っており、もう底が見えない状況だ。

 

「・・・凄いな」

「えへへ」

 

ぽつりと呟くと、嬉しそうに暁は頬を緩める。

 

太陽が川に反射し、きらきらと輝く中、

 

『おーい!もうそろそろご飯全部作り終えるから、早く帰って来るんだぜー!!』

 

という元気な魔理沙の声が辺りに響き渡り、俺達は小走りで元居た場所へと戻る。

 

一歩踏みしめる度に跳ねる水滴が、ちゃぷちゃぷと、音を立てていた―――――




ラ「そうだ、水着回を番外編とかで出せば全部の水着の色を出せるジャマイカ!!」
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