東方夢幻魂歌 Memories of blood 完結 作:ラギアz
隔「五月蝿い!何なの!?もう最終話だよ!?五章の!」
ラ「ふう・・・いや。太鼓の達人の3DSあるじゃろ?新しい奴」
隔「ナイトオブナイツと泡沫が収録されているやつね。で?」
ラ「そうそれ。今日買ったんだけどさ」
隔「・・・ナイトオブナイツに釣られ過ぎでしょ」
ラ「いやその、真面目にナイトオブナイツが難しかった。完璧に他の曲とレベルが違うんだよ」
隔「クリアしたの?」
ラ「うん。何とか”ふつう”をフルコンボしました」
隔「それ、多分ラギアが下手なんだと思う」
ラ「じゃあやってみろよ!」
~数分後~
隔「はい。鬼フルコンボ全良」
ラ「・・・」
夢月「はい私です。残念ですね、暁さんだと思いましたか・・・あ、すみません帰んないで下さい!お願いします!・・・・うう。えっと、五章最終話です。今回の章は四章の補足的なところがありましたね。ラギアの弱点は日常をシリアスと混ぜれない事なので、次章は白玉楼での事件です。初期のメインヒロインである妖夢さんと真さんを絡ませるそうです。所謂、妖夢さんのターンですね。前書きで小説書けそうですね。では、ぢょ・・・ど、どうぞ!」
「あ、夢月さーん!」
俺達が夜の人里を歩いていると、遠くの方で早苗が大きく手を振っていた。
もう夜。一応里の長に話は付けてあるらしいが、静かに、と言ってから俺達は合流する。
「いやはや、すみません。すっかり忘れてました。・・・というか真さん、何故ここに?」
「紅い霊弾が見えて、これ行った方が良いなと思ったから」
「いつも通りですねー!」
ばしばしと背中を叩かれ、俺は夢月を慌てて持ち直す。
暁さんの目線が怖いですはい。
「・・・真。私が夢月さん持つ」
「いや、良いよ。俺が持つy
「私が持つの」
「分かりました」
ああ、この咲夜さん的な黒い笑みを浮かべられると男は反論できないのだ。
俺は夢月に一言告げ、ゆっくりと暁に渡す。
軽々と彼女を持ち上げた暁は、再び妖力を流し始めた。
「・・・隔」
俺は顔を上げ、早苗の更に奥に居る少女の名前を呼ぶ。
夜の闇に隠れる様に、長い黒髪を震わせた隔は怯えたように俺と目を合わせた。
「もう、思い出したと言うか・・・うん。隔の事は、しっかり覚えてる」
「・・・!」
おずおずと俺は言う。
隔は驚いたように口を手で覆い、暫しの間の後に。
「・・・ふへへ、良かったあ・・・」
と、微笑んだ。
全ては、ひとまず終わった。
俺と暁は新たな力を。
そして、俺は大事な物を再び取り戻せた。
時間帯は深夜。
でも、俺達は柔らかな明るい月明かりに包まれていた―――――――
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誰も居ない白玉楼。
主と庭師は出かけていて、そこは無人だった。
いや、二人とも幽霊だからいつも人が居ないと言えば居ないが。
その夜は、やけに月明かりが明るかった。
目障りだ。
白玉楼の門を片手で開け、中に入りつつ侵入者は思う。
白髪を揺らしつつ、その少年は目当ての物を探し辺りを見回す。
――――見つけた。
少年はよく手入れの行き届いた庭の奥、その一角に大きな枯れた桜の大木を見つける。
西行妖。さも有名な、呪いの桜。
彼が一歩踏み出すと同時に、雷の様な者が少年の足からはじけ飛んだ。
一瞬で少年は西行妖との距離を零にする。それは呼吸の様な、自然さで。
少年からは、殺気や敵意が微塵も感じられない。
茜色の瞳は、ただただ虚空を映し出す。
少年は、首にかけたネックレスから黒い霊力の塊を一つ、手づかみで取り出した。
それは、核。
暴走妖を生み出す時に埋め込む物だ。
彼はそれを一、二度握り、そして西行妖へと押し付けた。
自然と中へ入っていく塊。
黒い霊力が、西行妖に数千年もの間溜められた妖力を増幅し、そして段々とコントロールを奪っていく。
――――これで、まずは終わり。
後は、こいつが勝手に天音真を殺してくれる。
彼らは知らない。天音真の成長を。
天音真は知らない。再び迫る、脅威を。
夢月「か、噛みました・・・」
霊夢「ドンマイドンマイ。ラギアの醜態に比べれば大したことないわよ」
ラギ「おいお前ら」