どうやら俺の決闘学園生活に波乱は付きものらしい   作:ikesan

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5話になります。
今回はデュエル描写はありませんがご了解ください!

また、DUEL4で古代の機械究極巨人のステータスを記載するのを忘れていたので、追加させて頂きました。


DUEL5 配属先はまさかの...! 波乱へのプロローグ

入学試験の数週間後、

俺に試験結果が郵送されてきた。

 

結果は勿論、【合格】。

まぁ、筆記試験はともかく、あの実技担当最高責任者であるクロノス教諭を決闘で倒したんだ、自分で言うのもなんだがこの結果は予測できた。

 

...ここまでは。

 

「えーっと...俺の配属寮はどこだ?」

 

DAには大きく分けて3つの寮が存在する。

1つ目は“オベリスク・ブルー”

DAの中でも屈指の成績優秀者が配属される寮であり、ここの生徒は所謂エリートとして扱われるとかなんとか。

設備も高級ホテル並みに整っている。

ちなみにクロノス教諭はここの寮長だったりする。

 

2つ目は“ラー・イエロー”

成績中級者が配属される寮である。

他の寮に比べ特出した特徴は無いものの、

なんでも寮長が作るカレーが絶品らしい。

 

そして最後が“オシリス・レッド”

成績低迷者が配属される寮であり、ここから這い上がれる決闘者は殆ど居ないらしい。

設備はボロアパート同然であり、寮長は猫であり人間ですら無いらしい。

 

 

俺は筆記試験の成績の悪さからオシリス・レッドかと推測し、あわよくばラー・イエローだったら...!くらいの気持ちで配属寮を確認した。

 

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受験番号 109

 

池上 孝雅 様

 

配属寮: オベリスク・ブルー

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「...は?」

 

いや待て待て落ち着け。

ほら、アレだよ、

入学試験終わったばっかりだから頭が疲れてんだよそうそう!

んな都合のいい展開あるわk...

 

-----------------------------------

受験番号 109

 

池上 孝雅 様

 

配属寮: オベリスク・ブルー

-----------------------------------

 

「お、おぶぅぇりしゅくぶるぅぅううううううぅうう!?はぁぁぁあああ!?!?」

 

人生で1、2番を争うような盛大な噛み方をする。

俺がここまで動揺するにはある理由があった。

 

実はDAは高等部だけではなく中等部も存在するのだが、高等部の入学においてオベリスク・ブルーに入れる生徒は中等部からの成績優秀組のみと規定されており、高等部から入学する生徒はどれだけ成績が良くてもラー・イエローにまでしか所属出来ないのだ。

 

つまり...

この結果は有り得る訳がないのだ。

 

「もしかして:詐欺」

 

すぐに頭をよぎったのがコレ。

 

「と、とりあえずDAに連絡するしかねぇ!」

 

俺はすぐさま携帯を取り、DAへと発信した。

 

「prrrrrrr prrrrrrr

モシモシガチャリ♪モシガチャリ〜ニョ♪

こちらDA本校ナノーネ!

どちら様デスーノ?」

 

この特徴的な口調はッ!!

 

「もしもし!クロノス先生ですか?

俺です!受験番号109番の池上 孝雅です!」

「!シニョール池上でシタか!

合格おめでとうナノーネ!

そして入学を歓迎するーノ!」

 

「ありがとうございます!

...ッてそうじゃなくてですね!!

俺の配属寮がオベリスク・ブルーと明記されてたんですが...!

記載ミス...ですよね?」

 

「ノノノノンノノーン!!

シニョール池上さん配属寮はオベリスク・ブルーで合っているノーネ!

我がDAが記載ミスなんて有り得まセーンノ!」

 

...え?

いや待て待て焦るな、まだ確信は持てない。

ホラ、規定を忘れているのかもしれないだろ!

 

「えっとですね...クロノス先生、

そちらの規定では高等部から入学する生徒の配属寮は最高でもラー・イエローまでと明記されてるハズなんですが...?」

 

「確かにその通りナノーネ!

デスがシニョール池上は筆記試験の結果はともかく、実技試験でこのワタクシ、クロノス・デ・メディチを破りまシタ。

これは我がDAの入学試験において類を見なかった事ナノーネ。

その事をオーナー、校長、そしてこのワタクシ自らが高く評価し、特別処置を施すことにしたノーネ!」

 

...事実だったァァァァァ!!!!

待ってくれ色々と理解が追いつかないぞ!!

 

「そ、そうでしゅたか...

こ、光栄ですしょんな処置を認めてくだしゃるなんて...」

 

「フフン。まぁ動揺するのも無理ないノーネ。

聞きたいことは以上デスーノ?」

 

「あっ...ひゃい。

これから3年間お世話になりましゅ...!」

 

「こちらこそ宜しくナノーネ!

入学待ってるーノ!」

 

「ひゃい。それでふぁ失礼致しましゅ。」

 

...ふぅ。

 

「...ってどうするううううううう!?!?!?!?

俺...冗談じゃなくいきなり最上級寮に配属されちゃったよ!!!」

 

...正直、嬉しさよりも不安要素の方が大きい。

クロノス先生を倒したとはいえ俺のデッキは運要素が高い。

中等部から専門教育を受けている所謂デュエルエリートの集団であるオベリスク・ブルーの生徒たちと果たして釣り合う実力はあるのだろうか...?

 

 

...その晩は眠れなかった。

 

 

 

翌日、俺は相談して貰おうと友達を呼び出し、

これまでの経緯を全て語った。

 

「すっげえじゃん孝雅!!!

DAに合格してしかもいきなりオベリスク・ブルーなんてよ!!!」

 

「おめでとう。

マジで決闘の才能あったんだな、お前は。」

 

「今度クロノス先生のサイン貰ってきてよ〜」

 

皆が純粋に祝福してくれる。ホントいい奴等だ全く。

...だが約1名自分の願望を述べてる奴がいるがこの際スルーだスルー。

 

「皆ありがとな。

でもさ。やっぱり俺は不安なんだ。

ホラ、俺のデッキって結構運絡みなところあるだろ?

クロノス先生戦では回転に恵まれてたけど、それが今後続くとはあまり考えられないんだ...

ましてやオベリスク・ブルーは強豪揃いだからな...」

 

心の内を隠す事なく打ち明ける。

出来ることならばこのデッキでずっと戦っていたい。だが...

 

「...んなら新しいデッキ組めばいいじゃねえか!簡単なことさ!」

 

「でも...俺にはこのデッキが...」

 

「何言ってんだよ、そのデッキを捨てる訳でもねえんだからさ!」

 

「...え?」

 

「だからさ。2つ目のデッキを作ればいいんだよ!

そんでお前のそのデッキと状況に応じて使い分ければいいじゃんか!」

 

「確かに自分で作ったデッキに固執するのは分かる。

だが様々な戦術を操るのも決闘者の真髄の1つだと思わんか?」

 

「デッキを複数持ってる決闘者は結構沢山いるんだよ〜」

 

...そうか。

どうやら俺はこのデッキに固執するあまり基本的な事を見失っていたみたいだな...。

 

「確かに...お前らの言う通りだな。」

 

「だろ!

そうと決まれば今日は孝雅ん家で祝賀会&新しいデッキ作成としゃれこもうぜ!!」

 

「...だな。

異論は無いな?孝雅?」

 

「ボクKFCが食べた〜い!」

 

全くコイツらは...

 

「...おう!」

 

...良い奴過ぎんだよ。

ありがとな。

 

 

夜が明けた。

俺たちはというと朝までぶっ通しでデッキ構成を練っていた。

そして...

 

「...できた...!」

 

「お疲れ...孝雅...

俺はもう寝r...」

 

「流石に疲れt...」

 

「zzz~」

 

友達の献身的な協力により、

遂に俺の新しいデッキ、もとい2番目のデッキは完成した。

 

「ありがとう!皆!

...ってもう寝てるか。」

 

俺は寝落ちした友達にそっと毛布を掛け、自室で改めて完成したデッキを眺めていた。

 

「フフ、結局またマイナーデッキになっちまったな...。」

 

当初は誰相手にでも対応できる順応型デッキにするハズだったのだが、

“世間的に使えないカードで勝利する”

という俺のポリシーがどうしても無視できなかった。

しかし、友達も納得した上で同意してくれ、ジャックポット7とは違いマイナーデッキの中でも扱いやすく戦術が展開しやすい構成に仕上がった。

 

「でも、これなら...いける!」

 

試行錯誤を重ね完成した2番目のデッキは、俺の自信を再び取り戻すのには充分な出来になった。

 

...デッキだけに。

 

 

1週間が経ち、遂にDAへと旅立つ日が来た。

 

「いよいよだな!孝雅!」

 

「困った事があったらいつでも連絡してこい。

お前の活躍、期待しているよ。」

 

「クロノス先生のサインry」

 

 

「おう!じゃあな、お前ら!」

 

友に別れを告げ、俺は最寄駅を後にする。

 

「...よし!待っていろよDA!」

 

入学式に向け気持ちを入れ直す。

 

だがこの時はまだ、これから始まる学園生活が波乱だらけなものになるなんて、俺は欠片も想像してはいなかった______

 

 

to be continued...

 




お読み頂き有難うございます!
主人公の新たなデッキは次回公開となりますのでご期待ください!

沢山の感想、ご意見お待ちしております。
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