矢車さんのIS転生録   作:幻獣鬼

5 / 5
戦闘会です‼︎
ついにホッパー以外のゼクターが出現です‼︎


第5話 決闘

セシリアが俺に決闘を挑んでから一週間の時が過ぎていた。

 

「なあ、箒・・・結局一週間ずっとISに触ってすらいないんだが・・・」

「・・・・・・」

「黙ってないでなんか言ってくれよ・・・」

 

そう、一夏たちはこの一週間ISのことを何もせず、ただひたすら剣道をしていたのだ。

 

「はははっ、ずいぶん面白い一週間だったみたいだね一夏君」

 

俺が一夏たちの方に笑いながら歩み寄ってくる。

 

「ぜんぜん面白くねぇよ、想兄ぃ‼︎」

「ん?なんだ、一夏君まで俺を兄と呼ぶのか?」

「だ、だって想に・・・矢車先生って面倒見がいいから兄貴ぽくってさ・・・」

「ははははっ、それはありがたいな」

「それに千冬姉から矢車先生は私の夫だからお前の兄だって言われてたからさ」

「何?」

 

矢車は後ろにいた千冬を睨んだが千冬は汗を垂らしながら、此方を見ようとしない。

 

「勝手な事言いやがって・・・・まあ、兄貴とよばれることには慣れていたからな、そのままで構わないよ」

 

「本当か⁉︎じゃあ、遠慮なく呼ばせてもらうよ想兄ぃ‼︎」

「ああ」

 

兄貴か・・・・あいつは今どうなってんだろうな・・・

矢車は前の世界で別れた弟の事を考えていた。

 

「?矢車先生?どうしたんですか?」

「あ、ああ、すまない、篠ノ之さん。なんでもないんだ」

「想、織村、そろそろ始めるぞ」

「ああ」

「わかった」

 

千冬が開始を宣言した。

 

「織村の専用機がまだ到達していないので、想とオルコットから試合を始める」

「最初は想兄からか」

「オルコットはすでに準備を完了し、アリーナに出ている」

「了解、俺もそろそろアリーナに出よう」

 

矢車は何一つ持たないまま射出口についた。

 

「お、おいおい想兄!ISも展開せず、どこに行くんだよ」

「決まっているだろう、戦いの場だ」

 

そう言った俺は右手にトリガーのついたグリップのようなものを持っていた。そしてトリガーを引くと機械的な音が流れ始め、何処からともなく機械のトンボのような物が飛んできた。

 

「な、なんだあれは⁉︎」

 

箒の一言は矢車以外のピットにいた者全員が考えていた事と同じだった。当の矢車はトンボが近くに来るとそのまま射出口から飛び降りた。

 

「な、ななな何してるんですか、矢車さん⁉︎は、早く助けないと」

 

真耶はいつも以上に焦っていて、矢車を助けに行こうとしたが千冬に止められた。

 

「な、何するんですか先輩‼︎早く矢車さんを助けないと矢車さんが死んじゃいます!」

「まあ、落ち着け山田君、私の想が考えなしにあんな事をするとは思えん。何かあるのだろう」

 

千冬の一言に周りはすこしざわついた。

 

「さあ、見せつけてやれ想よ、お前の強さを」

 

一方セシリアやアリーナの観客たちは驚愕と恐怖に襲われていた。それは矢車がピットから生身で飛び降りたからだ。驚きはしたがセシリアたちが考えたのはその後だ。もし、矢車の体が地面に当たってしまえば、当然生きてはいられないだろう。人が死ぬその瞬間を見ることに全員が怯えたその時、矢車の周りを飛んでいたトンボが矢車の持っているグリップにセットされたその時

 

「変身」

 

《HENSHIN》

 

矢車の姿がみるみるとアーマーに包まれていき、まるで青い鎧にガスマスクをつけたような姿になった。

 

「なんですのあれは⁉︎」

 

矢車は見事に地面に着地した。

 

「待たせたな、オルコット。じゃあ、始めようか決闘を」

 

矢車がそう言うとカウントダウンが流れ始めた。

 

(落ち着くのです、セシリア・オルコット・・・所詮相手は男ですわ・・・大丈夫、勝てますわ)

 

試合が開始された。それと同時にセシリアはスターライトmkⅢを撃った。しかし矢車はそれをそらを飛ぶことによって避けた。

 

(前のライダーシステムではこんなことはできなかったが、これは便利だ)

 

矢車が何故飛べるかというと理屈は簡単である。マスクドライダーたちの必殺技は足や腕、または武器などにタキオン粒子を集中させ、それを振動や波動にして放つ技である、ワーム相手ならば問題はないだろうが、ISは違う、空中を飛べるISは敵を回すと圧倒的に不利である。そこでなんとかならないかとゼクターのデータを探ってみると手や足にタキオン粒子を集中させてそれを放出することによって空中を飛ぶことが可能だったのだ。矢車はこの一週間の間ずっとその操縦方を練習していたのだ。その成果もあり見事なまでの空中戦を繰り広げていた。

 

「くっ、さすが、まぐれにも織村先生に勝っただけのことはありますわね」

 

「そりゃどうも、じゃ、ここらでくたばれ」

 

次の瞬間、セシリアが反応できないような速さでドレイクゼクターからビームを撃つ。

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁ、!もう許しませんことよ!お行きなさい、ブルーティアーズ‼︎」

 

セシリアの周りにビットが展開された。

 

「これで避けきれないでしょう‼︎」

 

ビットが一斉に矢車を狙う。

 

「面倒くさいな、しょうがないか」

 

矢車はトンボの尻尾の先の部分に指をかけ、そして引き、トリガーを引き、こう言った。

 

「キャストオフ‼︎」

 

《CAST OF》

 

その音声とももに矢車のアーマーが全方位に飛び散り、セシリアを攻撃した。

 

《Change Dragonfly》

 

鎧がなくなったその姿は体が羽の形をしていて、顔にトンボのようなものが付いており、目が羽になっていた。

 

「くっ、今のでシールドエネルギーが・・・しかし!、行きなさい、ティアーズ‼︎」

 

もう一度全てのビットで矢車を狙うが矢車はドレイクゼクターの羽でビットを切り裂き、また、撃ち落とした。

 

「そんな・・・全てのティアーズが一瞬で・・・」

「如何した、代表候補生さんよぉ、底辺の俺には負けないんだろう?はやく逆転してみせろよ・・・」

 

その時セシリアは矢車を見て、怯えた。

 

「こ、こないで、こないでくださいまし〜〜〜っ‼︎」

 

セシリアはスターライトをろくに狙わず乱射した。

 

「ああ?お前、俺を舐めてんのか?敵を前にして怯えたりなんかしやがって、それでよく決闘なんで語れたな・・・・もういい、お前はつまらん・・・終わらせてやる」

 

矢車はドレイクゼクターの羽を折り畳み始めた。するとドレイクゼクターの羽がポインターのようになった。その後、尻尾のレバーを引いた。

 

「ライダーシューティング」

 

《Rider Shooting》

 

銃口に波動化されたタキオン粒子が収束され始め、矢車はトリガーを引いた。

 

水色の光弾がセシリアに迫り命中した。

 

『エ、エネルギーエンプティー、勝者矢車想』

 

真耶の唖然とした勝利者宣言で矢車対セシリアの戦いは幕を降ろした。

 

 

 




はい!
今回は矢車さんINドレイクでした‼︎
風間さんは悲しい恋をしていましたね、懐かしいです・・・
次話は一夏対矢車さんです‼︎
次はきっと神に代わって剣を振るってくれるでしょう‼︎o(`ω´ )o
乞うご期待‼︎
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。