二次創作紀行~とある魔術の禁書目録~   作:鮪瓜

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第12話

場面変わって再び金田学、コンクリートに埋まった足を抜くために固法を呼んだが、どうにもできなかったので警備員(アンチスキル)を呼ぶ羽目になった。

 

「金田、どうしたらこんな状況になるじゃんよ?」

 

「あはは……」

 

来たのは学の担任である黄泉川愛穂、現在は特別なドリルで学の足元の周りのコンクリートだけを削っている。学的に知人に助けてもらっているのは喜ばしいことなのだが、その反面、後でどう言いふらされるか怖いところである。

 

「お前は頭がいいと思ってたが、馬鹿じゃん」

 

「ですね……」

 

「固法、一応俺の方が強度(レベル)上なんだけど…………」

 

言ってみたもののほとんど無視、警備員と風紀委員(ジャッジメント)という間柄から黄泉川と固法は親しげに話していた。内容はもちろん学のこと、学としては三者面談のようでこそばかった。

 

「全く、何故金田のような人間が大能力者(レベル4)なのか、全然分からないじゃん」

 

「…………」

 

かなりひどい言いようである。学の涙腺は崩壊寸前だ。

 

「ほい、OKじゃんよ」

 

そんな話をしている間に学は地面から足を出せるようになっていた。所々にまだコンクリートの欠片が付いているがこれはすぐに取ることができるだろう。しかしコンクリートに埋まった足を傷つけず取り出すとはさすが学園都市の技術である。

 

「ありがとう、先生」

 

足に付いた残りを払いながら学は礼を言う。風紀委員の活動をする場合原則として制服を着ていなければいけない。今回ばかりはその長ズボンのおかげで身体にはそれほど支障はなかった。とはいうもののどうせ学園都市の技術でどうにかなるだろう。

 

「しかし、疲れたな。固法帰っていいか?」

 

「駄目に決まってるでしょ」

 

「はは、だよな……。それじゃ、引き続き見回り行ってきます」

 

学は嫌々言っているものの、戦うことは嫌いではない。だが、いくらビルの間の日陰だからといって真夏、コンクリートに足を突っ込んだ状態で長時間立たされるというのは結構くるものがある。

 

いくら風紀委員で鍛えているからといって学だって人間だ。昨今、巷で言われている熱中症には気を付けなければいけない。なので学は一旦休憩がてら自動販売機で飲み物を買うことにした。断じて、サボっている訳では無い。

 

(いちごおでん、黒豆サイダー……ゲテモノだらけだな、本当に。長い間学園都市に居るが、これだけはどうもなれないよなぁ。いや、これだけでは、無いか。まぁ、それは置いといてとりあえず無難にヤシの実サイダーだな)

ヤシの実、味どころのか、その姿すら実際に見たことない学はヤシの実サイダーが本当にヤシの実の味を再現できているか分かっていないが、おいしいのでOKだ。

 

自動販売機のボタンを押してヤシの実サイダーを手に取ったところで学は見覚えのある黒髪の少女が数人の少女と一緒に歩いていくのが見えた。

 

(あれは……佐天か?)

 

確信はできない。その上どこか暗い雰囲気で佐天らしくない(たかが数日の付き合いの学はそこまで佐天を語れないにしろ、やっぱりらしくない)。これが初春だったなら頭の花で一発OKなのだが……。

 

「うぅん、なんというか、嫌な気がする」

 

なんとなく、つまり直観である。とても科学の町に住む人間の考えではない気がするが、科学の町に住むからと言って全てのことに根拠を求める訳ではないし、全ての人間が神様を信じない訳ではない。

 

そういう訳で特に神様なんて信じていないが、自分の経験は信じる学はその経験から佐天(に決定)はなにかしら面倒事に巻き込まれていると考え後をつけることにした。

 

そうして辿り着いたのは公園、そこで佐天たちは楽しげにしながら一人が音楽を聞いていた。

 

(……もしかして、じゃなくても幻想御手(レベルアッパー)だよな)

 

今持っている情報を照らし合わせた結果、どうやってもその可能性しか見えてこない。そうしているうちに音楽を聞き終わった一人が能力を使い始め、喜んでいた。

 

(さて、もう現場証拠だけで即逮捕できちゃいそうだけど、どうするべきか?)

 

ここで彼女らを止めて幻想御手を回収することは簡単だ。風紀委員としてはそれが花丸旗付き100点満点だろう。しかし金田学としてはどうだろう。

 

元無能力者、足掻いて足掻いて大能力者になった金田学、彼が佐天に言えることは多くあるだろう言えることがあるだけで佐天に伝わるかは別だが。

 

(さて、どうしたものか)

 

とりあえず白井、初春に知らせるという選択肢もある。もし幻想御手を回収するならそれが一番手っ取り早いだろう。しかし、でも、やっぱり。

 

「ん、あぁ~……よし」

 

学は喉に触って声を確かめる。まずは出だしが大事だ。最初にインパクトを持たせればそれなりに反応してくれるだろう。

 

声よし。

 

モーションのシチュエーション完了。

 

ブレイブ、イン!

 

 

「ジャッジメントですの!」

 

 

右二の腕に巻いた腕章を見せて、そう叫んだ。そのポーズは所謂ジャッジメントのポーズである。といってもそれは一一七支部の中だけであり、このポーズも白井しかやっていない。

 

『………』

 

「………」

 

佐天たちも学も完全にフリーズ。友人の先輩が友人のモノマネをしていきなり現れたら、こうなるに決まっている。学は能力を得る代わりに何か別のものを失ってしまったようで……。

 

学の黒歴史に新たな1ページが追加されたのであった。




レ「で、何か言うことは?」

鮪「1ヵ月と2週間近く、投稿できずにすいませんでした」

レ「はい、よくできました。それでアニメもすでにシスターズ終わったのにまだレベルアッパーというこのカメのような進行スピードに関してなんだが」

鮪「それは、まぁ、気長にやっていこうと」

レ「第二弾をやると言っておきながら一向に出てくる様子がないことは?」

鮪「か、書いては消して書いては消すという感じで一向に進みません」

レ「反省点はこのくらいか?」

鮪「たぶんまだあると思いますが、もう勘弁してください」

レ「じゃあ、、あと報告することはあるか?」

鮪「えっと、ヒロインは食蜂でいきます。もう一方と反対にこっちはそれで突き進みます」

レ「そうなんだ」

鮪「あとは、第二弾はリリカルなのはになります。二次創作いっぱい出てるなぁとか思い、見てみたらはまりました。結構いろんなこと考えて書いているのでそれなりに書き溜めができたら投稿するでしょう。2つでもこの体たらくなのに3つって……という人もいるかもしれませんが、許してください」

レ「よし、これでOKだな。それでは、こんな鮪ですがこれからもよろしく頼む」

鮪「はい。感想とかとかもお待ちしております! ではまた次回」




鮪「神裂さん、そろそろ出番ですよ~」
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